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「少しでも進ませる」意識が先延ばしを未然に防ぐ
大きなタスクを抱えた時に、ついつい「ガッツリと取り組める時間」が訪れてから着手しようなんて考えてしまうことはありませんか?
言わずもがなですが、その考えは先延ばしのリスクを高めます。
「ガッツリと取り組める時間」を作るよう努めるのならわからんでもないですが、「訪れてから」って。
今回は先延ばしを未然に防ぐために身につけておきたい「少しでも進ませる」意識について綴ってみたいと思います。
一気に片づけようとせずに「少しでも進ませる」意識を持つ
大きなタスクを目の前にして、「一気に片づけてやろう!」なんて考えたくなる気持ちはわかります。
大きなタスクを一気に片づけてしまうスタイルはワイルドで素敵です。
ですけど、忙しい日々の中で大きなタスクを一気に片づけるための時間を確保するのは簡単なことではありませんよね。
ですので、やっぱり「少しでも進ませる」意識を持つことが賢明なのです。
その方が大きなタスクを計画的にこなしていくことができますしね。
大きなタスクを一気に片づけなければならないというルールがあるなら話は別ですが、大きなタスクこそ計画的にこなしていく必要があるのは明らかです。
事前に「少しでも進ませる」ことをしやすくするための準備をしておく
よく言われていることではありますが、大きなタスクに着手する前に、大きなタスクを小さなタスクに細分化しておくとよいです。
例えば30分くらいでこなせるタスクを事前に準備できていたとしたら、ちょっとした空き時間ができた時に「おっ、このタイミングで取りかかっちゃおうか」なんて気持ちになりやすくなるかもしれません。
もちろんタスクを事前に小分けにしておけば、スケジュールに組み込みやすくもなります。
こんなふうに「少しでも進ませる」ことをやりやすくするために、事前にタスクを細分化しておくことはとても有効ですよ。
「少しでも進ませる」ことに慣れる
大きなタスクを一気に片づけるために「ガッツリと取り組める時間」が訪れるのを待つのではなく、「少しでも進ませる」ことが賢明な取り組みであることは、私が説明せずとも皆さんは既にご承知のことかと思います。
それをご承知であるにもかかわらず「少しでも進ませる」ことをやらずにいる方の多くは、「継続的な取り組みの苦手」を抱えているのかもしれませんね。
それでも「少しでも進ませる」ことができるようになりたいと思うのでしたら、「少しでも進ませる」という新しい取り組み方に慣れていくしか方法はありません。
「少しでも進ませる」ことの苦手なポイントを理解する
「少しでも進ませる」ことの、どのポイントが苦手なのかを理解することが「少しでも進ませる」ことができるようにするためのヒントを与えてくれるかもしれません。
もしあなたが「少しでも進ませる」ことをするために、他の誰かがあなたにタスクを小分けにしてお膳立てしてくれるのだとしたらどうでしょう?
やれそうですか?
もしお膳立てしてくれる誰かがいれば「自分にもできそうだ」と思えるのでしたら、それは大きなタスクを細分化するという作業に困難を感じているのかもしれません。
例えば、タスクの細分化をするためのスキルが身についていないがためにチャキチャキ作業を進めることができずに、「ん~!準備に時間を費やすくらいならとっとと着手したい!」なんて思えてしまうのかもしれません。
このように「少しでも進ませる」ことの苦手なポイントを把握して、その苦手を解消できれば、「少しでも進ませる」ことができる可能性を高めることができます。
「少しでも進ませる」意識を持って計画的な取り組みを
新しい取り組み方に慣れるまでは「う~ん、もぉ~」なんてフラストレーションを感じてしまう場面もあるでしょうが、いずれ新しい取り組み方に慣れていくことができます。
一気にガツンと取り組むのではなく、「少しでも進ませる」意識を持つことが吉です。
先延ばしが起こらぬよう「少しでも進ませる」意識を持って、計画的な取り組みができますように。