椎名さんとのコライト曲「MemoReal」リリース記念㊗️〜CO-MUSICATION REPORT VOL.25 〜付点との格闘Vo.RECからTD(トラックダウン)。リスナーに音が届けられるまでの道のり。
■REC当日(Vol.27 椎名さんアルバム完成お疲れ様でしたの回より)
都内某所、REVEL MUSICスタジオ。本日はサロン楽曲の「Vocal REC」の日です。このサロンで「REC」とは生放送且つ録音以外の準備やブース移動含め全てオープンになることを意味します。つまり放送が開始されたら終わるまでの一部始終がリアルタイムでサロンメンバーと共有されるということ。観ている方から言うと、まさに小窓でスタジオを覗いているかのような感覚です。この後どんな様子が繰り広げられるのでしょうか。
本日のゲストはSURFACEやソロでも活躍されている椎名慶治さんです✨
ブースに入る前に恒例のカメラに向かってファンサタイム!いつも有難うございます!
椎名さんは頻繁にサロンメンバーのコメントも拾って反応してくださる有難い存在✨
RECブースに移動した椎名さんは歌詞を見ながら曲を流して軽く発声練習からの本番。ボーカルRECのカメラ位置が予想以上に接近しており、目の前で見ている感覚です。パワフル且つセクシーな歌声は一度聴いたら忘れられない。手違いで声を返すモニターがモノラルになっているいうことが発覚しますが、そのまま続行するようです。
■付点との格闘
順調にRECは進んでおりましたが、突如複雑なリズムに言葉を切り刻む「噛みポイント」のトラップ。アップダウンするメロディの繰り返し。
そのうちの一部をご紹介します。(歌ネット様参照)曲を聴きながら見ると蛇行、細切れ具合が分かります。
これ、お二人で作ったんですよね・・・(笑)
まさに付点との格闘でした🔥🔥🔥
格闘されてるお姿も接写カメラで見守ります。そんなお姿が見られるのもこのサロンならでは。ご本人含め爆笑しながら進んでいきました。
格闘の末、ボーカルRECは無事終了。録り直しは無しの3本テイクのみです。正味40分程でした。早いですね。このアルバムは参加アーティストが普段やらないことを敢えてやろうというコンセプトになってます。作品もRECもチャレンジングなもので、やってみてどんな化学反応が見られるのか誰も分からないのが面白いところです。この作品は作詞、作曲、アレンジ、REC全てがチャレンジだったように思えます。
■TD(トラックダウン)は別場所からのリモート配信です!(Vol.32 TDの回より)
日にちと場所が変わり、TDは岸田(キッシー)さんの音楽スタジオ。
壁には凸凹したものが貼り付けられており、そのすぐ下には木材のボードが設置されてます。見た感じスタイリッシュ。
このスタジオは日本でトップクラスのいい音響環境が揃えられているスタジオだそうです。
今日のために、モニター環境を念入りに調整されスタンバイされてるとか。
キッシーさん、宜しくお願いします!
先日RECとTAKE選択して出来上がったものをサロンの皆んなとリスニングします。
■音響とスタジオについて(入門者向け解説)
まずはスタジオの説明から。壁の一部に凸凹しているテトリスような拡散材が貼ってあります。これは平行な壁と壁の間に音が鳴るとフラッターと言って無限に音が行ってこいになるのを壁に音が当たった時に垂直に返さないでいろんな角度に散らすためのもの。全く知らない人が見るとスタイリッシュでオブジェみたいと思われますが、こんな機能があります。
拡散材のすぐ下にある木のパネルは定在波パネルといって100Hz以下の低音を止めてくれるパネルだそう。こちらも音を良い条件で聴くためのもの。
キッシーさんに椎名さんの「and」のアルバムのミックスをして頂いて、確認のためにここで聴いた際「自分が自分の目の前で歌ってくれているようで、音が触れられそう。」と椎名さんが立体音響体験を説明下さいました。このような音響環境があるスタジオは日本で3つでここはそのうちの1つ。
リアルに聴いてみたい・・・。
トラックダウン(TD)とは音の調整をして、製品としてちゃんと聴ける環境に整えていくこと。TDの後マスタリングが控えています。
■どこを直すのか。調整の本当に細かいところ。
説明も終わったところで、漸くみんなで試聴タイム♪
既にリッチな感じで素敵です。これをどう直したいのでしょうか。
この音源をベースにこれからやることについて、椎名さんがまとめて解説してくれました。
「ロー感、レンジ感、ワイド感、ボーカルの質感とコーラスとの兼ね合いを細かく調整していきます。」
(この先指示で出てくるのが擬音だったり、不思議な表現が満載です。)
以下がその抜粋部分を一言で。
1.サビ
「ぴぉ〜ん、ぱぉーん」(擬音)ってバックに流れるシンセバランスを調整する。
2. 闇落ちパート
古いばいにーる(Vinyl) ViNYL1930をオーダー。
3.ストリングス
クレッシェンドを急な感じに。言葉で表現すると「タウゥ〜ンワーク」
4.クワイヤパート
宮田無限増殖計画(これはリリースされる楽曲を聴きながら想像してみてください。)
5.ラッパーパート
TEEDAさんのパートはラップがメロディアス。もっと響かせて。
6.5秒に1回はびっくりするポイントを作る。
雑談をしているうちに、後ろでキッシーさんがサクサクと作業をして仕上がりました!
ヤッター!完成👏
これ以上どう調整するのかと思っていましたが、調整前と調整後は全く違いました。こういう細かい音の飽くなき探究が素晴らしい作品に繋がるのですね。
■ユーザーの試聴環境
ちなみに、作り終わった音源をいろんな環境で再生してみることも大事です。
一般的試聴環境を再現して何パターンも試してみることも大事なポイント。
皆さんの試聴環境はどんな感じでしょうか。
椎名さんの試聴環境は、まさかの…。こちらはサロン内アーカイブをご覧下さい。
ちなみに私はスマホとイヤホンの組み合わせとカーオーディオですね。
2020年に作って2022年に出来上がり、更に寝かせて良かった。アレンジスキルも上がった。by レフティ
◾️アートワーク公開!
ジャケットのアートワークもサロンでの写真公募や投票などもあり、サロンメンバーと作り上げていく楽曲でした。
2023年12月20日 「MemoReal」(feat.椎名慶治&TEEDA)が各サブスクより配信リリース開始となります。今回のリリースを皮切りにRyo'Lefty'Miyata名義で#MakeJPOPwith と題して12ヶ月連続配信リリースが決定✨
🔽各サブスクリンクはこちら
今回含め、椎名さんの回を継続してレポートさせて頂きありがとうございました。椎名さんとのコライトは毎回笑いと学びが溢れていました。
もう一曲おかわりを希望したい。
文:amarone
🐰椎名慶治リリース情報
💿2023/11/10
「どうやって君を奪い去ろう」
💿2023/12/27
6th Full Album
「RABBIT MAN Ⅱ」
🔽特設サイト
🐰椎名慶治ライブ情報
2023/12/24
Yoshiharu Shiina Live 2023「Oh Yeah!!」
愛知 名古屋ボトムライン
2023/12/30
Yoshiharu Shiina Live 2023「Oh Yeah!!」
東京 インターシティホール
🎫チケットぴあ https://w.pia.jp/t/shiinayoshiharu-t/
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🎫イープラス
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⭐️ Yoshiharu Shiina Live 2024「Type A~generalprobe~」
2024年2月3日(土)東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN 16:30 / START 17:00
2024年2月4日(日)東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN 15:30 / START 16:00
🎫ローソンチケットのみ
https://l-tike.com/shiinayoshiharu/
⭐️ Yoshiharu Shiina LIVE TOUR 2024「RABBIT-MAN II -Type A-」
2024年
3月2日(土)宮城
3月3日(日)福島
3月9日(土)福岡
3月10日(日)岡山
3月16日(土)石川
3月17日(日)新潟
3月20日(水・祝)千葉
3月23日(土)兵庫
3月24日(日)静岡
3月30日(土)北海道
🐰椎名慶治Official Site
⭐️SURFACE のOfficialサイト
👇過去の記事(椎名さんコライト)はこちら
✏️CO-MUSICATION REPORT Vol.12〜パイセンと高速ランデブー
✏️CO-MUSICATION REPORT Vol.16〜歌詞書きロジックとトラップビート対決〜
✏️ CO-MUSICATION REPORT Vol.20〜ゲーム生配信?!それとも…
◆ 宮田'レフティ'リョウさんが旗揚げしたレーベル
REVEL MUSIC Officialサイト
◆ 宮田'レフティ'リョウさん 主宰の
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