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大人なのに、不登校? 不登校について色々考える

 仕事に行きたいのに行けない。
 行こうとすると、頭痛、めまい、吐き気、腹痛…といった身体症状に襲われます。
 行きたい気持ちはある。でも身体がそれを拒否している。
 そんな話をすると、知人に「それって不登校だね」って言われ、
 「え? 私、不登校なんだ…」と認識。大人なのに…(^^;
 オーバー40、今さらながら、不登校やってます。


 仕事内容がイヤだとか、人間関係がイヤだとか、いじめにあってるとか、そんな理由は一切ありません。
 ある日突然、動けなくなって、無理していこうとするものの、涙が出てしまいます。
 こんなことは初めて。現在はお仕事お休み中です。
 長い人生、こういうこともあるものです。


 しかしながら、大人の不登校(出社拒否?)は、仕事を休む、辞める、転職するという選択肢もあるわけですよ。
 お給料のこともありますが。
 でも子ども、特に小中学生の場合は「義務教育」という面があり、学校を辞めることはできません。
 地域のコミュニティもあるし、登校していない子はすぐに身バレ。
 また、小中学生では学校を休んでいる平日に、出歩くことも難しい。一人でぶらぶらしていては、まず怪しまれるでしょう。
 「まるで犯罪者にでもなったかのよう」に、コソコソと身を隠して生きるという子もいるそうです。
 もちろん、フリースクールや、別のコミュニティに入るという選択もありますが、お金がかかったりとか、近くにそういう場がなかったり、親との相談は必須でしょう。
 私自身、仕事行ってなくてショッピングモールをぶらついていても、罪悪感はあるものの、やっぱり大人ですから、そこのところを非難する人はいない。そのところは楽なのかなと。
 私の場合は、自分の罪悪感がありますけどね。「働いてないなんて」「なんて役に立たない人間なんだ」とか。
 まあ人にもよるのか。


 以前、男女共同参画の研修で、LGBTQのことを調べていたときに、当事者の方がテレビでこんなことを言っていました。
「学校というコミュニティは狭くて逃げられなくて、隠すしかなかったが、卒業して大人になれば世界が広がり、自分の生きたい場所や、入りたいコミュニティに入れるので、子どもの頃より自由になりました」と。
 不登校と、LGBTQはまた違いますが、マイノリティという部分で、なかなか学校や地域という狭い世界では理解されにくいのかなと。


 話はずれてしまいましたが、今はインターネットという繋がりがあり、このnoteなんかでもそう。
 地域や学校、身近なところでは会えない人とつながることも可能です。
 その中で、自分のよき理解者や、気持ちをわかってくれる人が見つかればいいなと思います。
 もちろん、詐欺などには十分にご注意くださいね。

 他にも、「うつ症状」と「不登校」は似ているとか。
 まずはゆっくりと休んで、エネルギーチャージして、好きなこと、心が喜ぶことをたくさんしてくださいね。
 心が喜ぶことがわからない方は、まずそれを知るところから。
 自分の好きなことはなんだっけ?と、自分に問いかけてみてくださいね。(私も、8年前のパニック障害のときはここからでした。子どものことばかりで、自分のことが完全に置き去りでした。)
 案外、子どもの頃好きだったこととか、何気なくずっと続けていたこととか、忙しくて忘れていたこととか、他愛もないことだったりしますよ。

 私も選択肢はいろいろとあるので、あとは生活のことを考えながら、好きなことしながら、人生を歩んでいきます。
 最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!


#創作大賞2024 #エッセイ部門

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