不思議!オランダ-幸せの国から 【シラミ母さんって?:幼稚園・小学校編】
おはようございます。
あまりこです。
2019年のイースターは4月19日(金)から4月22日(月)です。
スーパーには、黄色いひよこグッズ。イースター卵のチョコがたくさん売られています。
大人も子供も、バケーションでそわそわしています。
バケーション後で、子供たちが小学校の頃、恒例行事が、「(De) Luizenmoeder(ラウゼンムーダ―)」。直訳すると、「虱(シラミ)母さん」!そう、子供達の髪に毛ジラミがついていないかどうかのチェックです。
私は地方の田舎育ちなので、子供の頃は、カブトムシや幼虫、スズムシやカナブンを手でつかまえていました。ハエやゴキブリだって、平気だし(スリッパで、たたくクセがあります!)、田舎の古い家の障子(しょうじ)や襖(ふすま)にびっしりひっついたシミ(紙食い虫)。天井からぽとぽとふってくるムカデも、不快ですが、セロハンテープを貼って退治したり(という方法もあります)。
なので、子供達がまだ小さい頃、「Klasmoeder(クラスムーダー:学級の子供達や保護者の連絡や世話役)」から、「 Luizenmoeder(ラウゼンムーダ―)」を頼まれたときも、すぐOKしました。
ですが・・・・初回は修羅場!(冷汗)。
特殊なシラミ取り用の櫛(くし)を使って・・・
なんですが、
オランダ人の子供達の髪の毛は、絹糸のように細く、ゆるいふわふわの天然パーマの美しい金髪。
しかし、なぜかたくさん蝟集し、うごめくものが・・・
「げぇ~~~~~~!」
それは、髪の間でうごめくシラミの集団!
人間ができていない私は、最初はつい、絶叫しまいました!
襖の裏にびっしりのシミ(紙食い虫)はみたことがあります。
でも、子供の髪の毛に、シラミがびっしり!~~はさすがに初めてでした!
私の絶叫の声をきいて、チェックしていた子供は泣き始めるし、
他の子供たちも、一斉に泣き始めたり、わめいたり・・・
もう本当に修羅場でした!
オランダのシラミは、根性があるのか(?)しっかり髪にひっついて、櫛でとれません。
しかも、金髪って絹のように、細くて、ひとさし指と親指のつめで、ぎゅ~~~っとしごかないととれません。
しかも、しかも!シラミもカモフラージュ色に変化するのか、乳白色で金髪では見えにくい!
その日は、子供達の叫びと泣き声で修羅場と化(?)した、小学校での朝の教室でした。
子供たちのシラミチェックがおわると、シラミ母さん同士で、お互いチェックしあいます。髪の毛を美容院で高いお金を払ってセットしてもらっている女性は要注意です!
とほほ~~んな一日!
その日のお昼に、白ごま入りタンタンメンらーめんなんて、とっても食べられません!オランダ人が白ごまを食べないのは、このシラミ取りのせいかなと思いました。
ところが、そんなやわな私も、2回目、3回目と修羅場をくぐりぬけると、百戦錬磨!
ドンとこい!シラミ!
百戦錬磨のシラミ母さんになりました(ホントです!)!
日本の方にはつくづく申してますが・・・
「虫だいっきらい!」
な方には本当におすすめしません!
また、美容院で高いお金を払って、髪の毛をセットする方にもおすすめできません・・!
もし、子供がシラミがもらってくると、毎朝、毎晩、丁寧に櫛で髪をすきます。
オランダ絵画にもあるように、本当に根気のいる作業です。子供への愛があればこそ・・ですが、かなり疲労困憊します。目も疲れます・・・。老眼の人は、老眼鏡が必須です。
日本でもときどき、「学校でシラミの集団発生」というニュースをみるので、オランダでシラミを駆除する免疫(?)をつけるには、とってもよい経験でした!
不思議で、ちょっとヘン?かなりヘン?だけど、なんだか幸せ~なぜだか、心地よい~日本の遠くて近い未来をみているようなオランダ。
そんな不思議で面白い、でもなぜだか、ほっこり、まったり幸せを感じるオランダのお話とエッセーを、またご紹介しますね。
みなさま、明日も元気で幸せな日でありますように。
ではでは、おやすみなさい~
あまりこ