不思議!オランダ-幸せの国から【LGBT先進国のオランダ-お母さんが2人】
おはようございます。
あまりこです。
オランダは我が家の桜は満開ですが、他はすっかり散っています。短い春が終わって、初夏のような新緑の目をさすような緑色のまぶしい季節になりました。
ひさしぶりに、うちのこのお友達のAちゃんとあいました。
私より、すらりと背が高く、すっかり大人の女性です。
そこで、小さい頃の思い出話。
オランダ語で「家事」のことを「(het)huishouden(ハウスハウデン)」といいます。共働きが定着しているオランダでは、家事は夫婦の共同作業という考えも定着しています。
が、実際には、日本と同じ「ワンオペ(一人家事・育児)」で、母親・妻が一人で、家庭のことを切り回していることもしばしば。
ある日のAちゃん宅での誕生パーティーでの子供達の会話です。
Aちゃん「Bちゃんって、お母さんが2人いるのよ。だから、家事ってかわりばんこにしているの」
うちのこ「いいな~。うち、お母さんが1人しかいないから、いつも疲れているよ。お父さん出張が多くて、家にいないし。夜も遅いし」
うちのこ「うちもお母さんが2人いれば、お母さんもずっと楽なのに・・」
あまりこ「お母さんも、お母さんが2人ほしい!いたらいいね~~」
あれれ・・・?とおもいつつ・・お母さんが2人いるBちゃんって??
継母?義理のお母さん?オーペア(住み込みのお手伝いさん)?ベビーシッターさん?と勘違いかな?
うちのこのお友達のAちゃんのお父さんによると、Bちゃんの家庭は、レズビアン夫婦なのだそうです。保護者懇談会や保護者同志のイベントもよく参加しているとか。
全然気が付かなかった!
オランダの法律で、ホモセクシュアルやレズビアンといったマイナリティーを差別することは法律で禁じられています。もちろん、学校でも普通にレズビアン夫婦の子供も受け入れられています。
なんてことのない、子供達の普通の会話ですが、オランダ社会のマイナリティーを差別してはいけない!という大きく構えたものではなく、当たり前に、本当に普通に、ごく自然にマイナリティーと一緒に、生活にとけこんでいるのを感じた一瞬でした。
不思議で、ちょっとヘン?かなりヘン?だけど、なんだか幸せ~なぜだか、心地よい~日本の遠くて近い未来をみているようなオランダ。
そんな不思議で面白い、でもなぜだか、ほっこり、まったり幸せを感じるオランダのお話とエッセーを、またご紹介しますね。
みなさま、明日も元気で幸せな日でありますように。
ではでは、おやすみなさい~
あまりこ