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成果と書評 第87回「秘密 -トップ・シークレット-」

こんにちは!

たった今、飼い猫にマグカップを倒され悲惨な状況になり虚無になった者です。

電気機器等は無事でした。

こういう時にペットシーツ(レギュラー1回分の薄いやつ)があるとめちゃくちゃ便利なんですね……。
犬飼ってないと意外と常備してないかもしれませんが、これがあると何かこぼれた時(要因:犬猫子供)にすぐに対処ができる。おすすめでございます。


今週のお知らせ


久々にAmaretteで委託に出します!

2023年11月14日(火)〜2023年12月31日(日)
C/STORE@積文館書店 天神地下街店 イベントスペース

にて作品を委託販売させていただきます!
九州かなり久々!

地方は委託でもない限り直接お手にとっていただく機会はないので、福岡近郊にお住まいの方、帰省される方や旅行で訪れる方など機会がありましたら是非お立ち寄りください〜〜!!

秋冬、和装にもお使いいただけるようなラインナップにしてみましたので是非!


書評「秘密 -トップ・シークレット-」


舞台は西暦2060年の日本、「科学警察研究所 法医第九研究室」、通称「第九」。そこで行われる「MRI捜査」では、死者の脳から記憶を映像として再現することが出来るが、解明不能な事件の真相にさえ繋がる有効な捜査手段でありながら、世間から強い偏見と反発に晒されていた。捜査を担当する職員たちも、凶悪犯罪に関わる凄惨な映像と日々向き合うことで苦悩し、心を病む者も多い。
新人の 青木 一行 は最先端捜査を担う「第九」に強い憧れを持って配属される。だが、死者の脳から記憶を辿り、被害者と加害者の「秘密」を暴きだすその仕事は、想像を絶する凄惨なものだった。事件の捜査を通じ、青木は尊敬する第九室長 薪 剛 が抱え持つ「秘密」とも向き合うことになる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/秘密_-トップ・シークレット-

今回、本当は別の作品をご紹介する予定だったんですけど、「秘密 -トップ・シークレット-」が今日(2023/10/30)までKindleで無料だという情報を見かけて、読んでーーーーーーーー!?!?!?!になってしまったので……

正直、私のバイブルとも言えるべき大好きな作品なので、ここぞという時(いつ?)の為にじっくり書こうと思ったんですけど、読んでくれるチャンスがデカい時の方がいいしな(?)

話の展開自体は刑事物なんですが、そこに脳が見れるという技術が追加されたことによってSF的な要素も追加されたストーリー、サスペンスものに近い部分もあると思います。

話の構成などについては流石の大御所清水玲子なので、もう何も言うことはなく完敗です……という感じなのでとにかく読んでくれ!!!!の一点につきるのですが、一番序盤の話が回収されるのが最後の最後でしかもそこに辿り着くまでの話の進め方が天才的なので是非……何卒……この感動を味わってほしい。

警察バディものが好きな人はまず好きな作品だと思うんですが、コナンで古谷零が好きな方はもうすでに読んでいるであろうから(圧)割愛させていただいて……主人公の薪剛(まきつよし)こちら私の生涯の推しなんですけども、清水先生もおっしゃっていたようにまあ顔がいい。
なんと、hydeをモデルにされているくらい顔がいい(清水先生談)

主人公以外はモブ顔に描いていると言っていたくらい顔がいいんですが、その他モブ顔の皆さんの中でも存在感をゴリゴリに出してくる、
青木ーー!!!!!!鈴木ーーー!!!!
序盤は青木ーー!だけで済むんですが、話が進むにつれ鈴木ーーー!!もセットになってきます(笑)

どちらも薪さんの大事な人には変わりないんですが、過去と未来で薪マウントを取るんじゃない……泣

そして私のことをよくご存知の方にはバレバレだと思うのですが、私は三好雪子がドストライクに好きすぎるので……何卒雪子さんが出てくるところまではお読みいただきたい所存でございます。

雪子……幸せになってくれよな……

私が解説するまでもない清水先生の絵の上手さなのですが、美麗カラーイラストも含めほぼアナログでございます。

中でも驚きなのが、脳内のシーンは全て下書き無しの本番一発鉛筆作画ということ。どういうこと?

これは漫勉の清水先生回で実際に描いているところを観れるので何らかの方法で観れる方は是非観てほしいんですが、消しゴムをかけちゃうと跡が残っちゃうから下書きが出来ないらしく、全て鉛筆で描いているらしい。
(鉛筆で描いているのは、脳内のふわっとした映像を表現するため、みたいなことをおっしゃっていた気がする)

秘密の前の連載がひたすら髪に時間がかかる女ばっかり描いてたから、それがなくなって色んなところを描き込めるのが楽しくてしょうがない、みたいなことをおっしゃっていたんですが、あまりにも絵が上手すぎて画集に近いのでは?と思う部分もあり、出来れば紙の本でも見ていただきたい作品でございます。

言い忘れたんですが、刑事事件を扱うが故に凄惨なシーンも多く、画力が高すぎるが上にかなりグロテスクな仕上がりの部分もあるので苦手な方は薄めで見ていただいた方がいいかもしれません。

だがそこのシーンを飛ばしても読んでほしい作品……!!!!

一応話自体は「秘密 -トップ・シークレット-」で完結しているのですが、アフターストーリーの位置付けで「秘密 season0」が連載中ですので、こちらも是非。

割と扱う内容が現代で巻き起こりそうなものに近づいてきて、事件の内容としては「秘密 season0」の方がきついものが多いかもしれない。
が、薪さんのデレを多めに摂取できるのも「秘密 season0」なので、是非読んでほしい……!

清水玲子作品の中では読みやすい方では?と思うので(個人的には)気になっていた方は是非!出来れば今日中にKindleで!お読みください!


今週の余談ゾーン


最近、スレッズなどでハンドメイド作家の本音が見えすぎるから公開範囲を限定的にする、などの話題が見られたのですが、
私……そんなん気にしたことないな……と思いまして……。
(そもそもスレッズやってないけど)

と、いうかおそらく皆さん、本音を曝け出しても羨ましいと思える要素があるから嫉妬しちゃうね!みたいな事なのかなと思うんですが、私に至ってはほぼ本音がダダ漏れしているこのnoteを見て貰えばわかると思うんですけど、しょ〜〜〜〜もね〜〜〜〜〜〜人間なので、その心配が一切ない(泣)

そもそも同業他社に対する嫉妬があんまりないかもしれないな〜というのを肘樹先生のエッセイを最近読んで思いました。

嫉妬に対する捉え方はほぼ肘樹先生がこの記事に書いていることと一緒なのですが、肘樹先生の方が私の何倍も人が出来ているし、そもそも立っている場所が違うので私が同じ考え!と主張するのも烏滸がましいんですが……

これに関連して、最近更新された売れ鬱(一応同人作品のため略称で失礼します)の回でも「他者評価は己を作る過程でもあり、同時に他者評価は目的やゴールにもならない」という事を言っていてなるほどな〜と思ったのと、これを文章に出来るのすごいな!?!?!?と思いました。

そもそも論として、他人の成果を見て”いいな、羨ましい”と思ったところで”今”の自分に出来ていないのならそれは"出来なかったこと"に変わりはなく、どうにもならなかったことなので、そこに執着してもしょうがないんだよな〜と思います。

この辺の考えを語彙力が無かった私はずっと「技術職や創作者は続けたもん勝ち」と言ってきたんですが、今改めて言語化すると「他者評価の捉え方」だったんだなと言う気がします。

職種限らず、創作する人間は他者評価とは切っても切れない関係だし、一生かけて向き合い方を模索していくぐらいのものだと思うのですが、私としてはビジネスパートナーぐらいの存在だと思って上手くやってこうね〜(そんな可愛いもんじゃないけどな)というスタンスでいます。

それはそれとして、人格者とは程遠い生産性のない人間なのでSNSで本音を曝け出したところで「え!?うちの猫ちゃん天才じゃない!?はあ〜〜人間より格が高いわ〜〜」ぐらいの事しか言えない気がするので黙っていようと思います。本音曝け出して人権失いたくないもんな。

まあ十分このnoteで曝け出せるところは曝け出しているつもりなので(そして毎回何かを失っている気もする)見守っていただける方は引き続きご愛読いただければ幸いです。

今週の猫


そろそろ生後半年?とかなので去勢手術の時期を考えなきゃな〜という感じなんですが、まあやんちゃ盛りで私の腕がボロボロなので本音としてはヒートが来る前に早めに手術を終わらせておきたい。

術後必ずしも落ち着くわけではないと思うけれど、それよりも前に今でこんなに暴れん坊なのにヒートに入って暴君と化したら止められる自信がない(泣)

おもちゃが挟まったらしい

まだまだ一日20時間くらい遊んでたい!みたいな感じなので人間側がヨレヨレしてるんですが、介護ロスから抜け出せていない私は「今こんなに腕とか噛まれてボロボロだけど、いつかこれも懐かしかったな……と思う時が来るのかもしれない涙」になっているので、思う存分噛ませて遊ばせたりなどしている為(良くないよ!やめてくださいね!)元気元気ボーイになっております。


おもちゃが取れなくて呼ばれました

スクスク育ってくれてるなら何よりだよ……。

あとがき


先週、minouさんとアフタヌーンティーに行ってきました!

見てくれよ、この写真センスのなさを

minouさんとはここ数年週一で作業通話をする仲なのですが、直接お会いするのはなんと6年ぶり(6年ぶり!?)

しかも「来世の〜」のPVが出た次の日に行ったため、私が限界オタクと化しており早々にオタク介抱から始まってしまい申し訳ありませんでした。
(ちゃっかりその後PVも見てもらい「(声優が)強すぎませんか?」というコメントまでいただいてしまった。)


寄ったところでボケてるのよ

お互いに初ヌン茶ではないものの、ビギナーであることは間違いなく、マナー通りに下の段から食べていき結果的に死ぬことになるのですが……

バニア持ってきてなかったのでピカチュウだよ

最後の方はもうフードファイトと化してました。

スコーンも割と小さめだったので、お?いけるか?と思ったんですが、全然いけなかった。
舐めてた、奴らの吸水性の高さを。

霞のようなクロテッドクリーム(味レポ下手)をつけて食べてしてもなお、想像を上回ってくる吸水性。
お紅茶もポットで運ばれてくるわけですよ。

皿が汚くて申し訳ない

スイーツはどれも美味しく大大大満足だったのですが、もうちょっと胃腸準備してからいくべきだったな……!と思いました。

食べ終わった直後は一生分の甘いもの食べたな……になるんですが、振り返ると美味しかったからまた食べたい……になるの不思議。

相変わらず皿は汚い

お誕生日のお祝いで行ったので、お誕生日プレゼントもお渡しさせていただいたんですが、渡すときに「これは私が死ぬ時に包まれたい香りなんですが……」と行ってピローミストを献上したため激重プレゼントになってしまいました。

渡したピローミストはこれ

本当にいい匂いなので万人にオススメです。

久々に人と会って話すの楽しいな〜〜と思いました。

人と会うの久々すぎて、顔面が不安で待ち合わせ前にカウンターに行ってBAさんにお直ししてもらうなどしましたが……

少なくとも、人と会う予定があることで最低限人の姿を保とうとする気持ちは持てるので、良かったなと思います。

来週は先週からずっと紹介したくて延期になっている作品を紹介したい……!

次回もどうぞよろしくお願いします!


クロッシェクリエイターです。文章が上手くなりたくてはじめてみましたが、熱量だけが前面に出てしまうので一向に進歩しません。勢いだけで生きているフシがあるので冷静になりたいです。