USJのポップコーンバケツが5000円と聞いて、思い出したあること
ポップコーンバケツ、5000円
少し前、USJで売られているポップコーンが5000円だというツイートが話題にバズっていた。
正確にはポップコーンバケツ込みでその値段なのだけれど、
冷静に聞いたら「高いな」と思う額ではある。
前から「園内では気にならないけど、飯周りは割とすごい勢いで野口が飛んでった」イメージのあるUSJだから……。
そういえば、と。
USJの行っているであろう、”面白いやり方”や、
あの会社の方針について色々と考えを巡らせていたことを思い出した。
もしかしたらそこに、
「そんなつもりじゃなかったのに気がついたら樋口が消えている」ヒントがあるかもしれない。
なお、これはあくまでも僕の予想を書くだけのNoteなので。
元ツイ主の金銭価格を貶めようとか、USJが資本主義の権化だとかやんややんやするものじゃないのを了承してくださいな。
テーマパーク規模と価格の底上げ
USJが業界の中でも率先して値上げを行ってきた企業なのは、
多分有名な話。件のポップコーンも元をたどれば4000円台だったらしいし、
変動価格制のチケットをいち早く導入したのも同パークだった。
銭勘定に厳しい関西という土地柄もあるのかもとか思いつつ。
後で話す”ちょっとした仕掛け”を含めて、金額面ではかなり攻めている方なんじゃなかろうか。
集客の面を見ても、なんとなく値上げに走る理由は想像がつくわけで。
実際コロナ禍以前のUSJがフル稼働しても、
夢の国の1/2しか客を呼べないという数字もどこかで見た。
あちらほどの薄利多売に走ることもできないんだろうなぁと。
だからチケット以外。払わなくてもいい所で如何に財布の紐を緩ませるか。この部分に日々苦心しているんだと思う。
見せないマジックと付加価値
夢の国もUSJも、その時々のおすすめメニューが公開されているけれど。
USJのとあるページをちょっと見て欲しい。
「この不思議な気配を、諸君は感じただろうか?」。
あって当たり前のはずのモノが無いのである。
何かわかるかな?
比較用に夢の国のシーズナルメニューの画像も見てみよう。
USJの方には価格が表記されていないのである。
もっと面白いことがある。
ちょっとしたワゴンで売っているような商品の価格は、
サイト内で見つからないことがあるのだ。
一部特設ページがある店舗を除いて、
書いてあるのは商品が売られている場所だけ。
USJ、なかなかやり手よのう。
付加価値をつける
これは多分、まず「欲しい!」と思わせる類の手法なんじゃなかろうか。
USJは販売されているフードの値段は高めでも、
そこに納得してしまいそうな付加価値がある。
例えば見た目とか、それこそコンテンツ力とか。
東の王国でさえ、
かようにゴテゴテしたチュロスを通年で販売なんてしていない。
付加価値の付け方が特に顕著なのが『マリオ』関連で。
最初に話したポップコーンバケツや、キノピオ・カフェのメニューなんかもその部分を意識している節がある。
パーク全体でもって、やり方。特に付加価値の付け方が上手い。
USJとは恐らく、そういう場所なのだ。