【感想】『天使騒々 RE-BOOT!』まーたサブヒロインに惚れたんか?
ゆずソフト3年ぶりのR-18新作
全年齢作品の『PARQUET』をプレイしていない僕からすれば、
3年ぶりのゆずソフトR-18作品となった『天使騒々 RE-BOOT!』。
仕事終わりにちまちま進めていたせいで、
発売から1ヶ月経ってのクリアにはなったけれど。
せっかくNoteを始めたわけだし、感想でも投下してみよう。
ネタバレを回避していく都合上、気持ち薄味になるのはご愛嬌で。
捻ったあらすじからのいつものゆずクオリティ
本作のあらすじを見たとき。
率直に言うと「なんかごちゃごちゃしてんな」と思った記憶がある。
前世返り?天使?魔王?情報多すぎない?って。
「『ゆずソフト』なりに世間の流行りに乗ろうと努力したのかな?」とか、
「無理しないでいつものなんちゃってファンタジー路線でいいのよ?」とも思ったんよ。
けれど蓋を開けてみれば、捻ったあらすじと導入こそあれ。
満足に足るいつものゆずクオリティな作品で。
ヒロインをちゃんと好きになれるキャラゲーが出てきて一安心した。
ストーリーもいつも通り
何を基準に比較するかで変わるだろうけど、ストーリーはそこそこ。
気になっていたファンタジー感も、メインヒロイン勢は設定を上手いことストーリーに落とし込んでいた気がする。
サブヒロインについては……後で話そうか。
その点で『かぐ耶』と『来海』ルートはそれぞれ違ったアプローチで。
特に『かぐ耶』ルートは”それらしさ”が出てたかなって。
ちなみに、僕が攻略した順序はこんな感じ。
来海→風美花→かぐ耶→オリエ→天音→乃愛
批評空間でも『乃愛』を最後に持ってくるのが推奨というコメントがあったけれど、それには概ね同意。
概ねってことは、何か反論したいことがあるんやな?
メインを食うサブ
エロゲのメインヒロインというのはえてして。
物語における根本的な問題の解決だったり、訪れる何かしらの困難に立ち向かう必要があるのはご存知の通り。
が、サブヒロインにそんな大仰な役割はない(無慈悲)。
『ゆずソフト』作品のサブヒロインは基本的に問題の外側にいて。
難しい話に時間を割かないから、彼女達の魅力を余すこと無く堪能させてくれるというわけ。
もちろん、取っ掛かりとして様々な設定は活きてくる。
例外とはいえ、完全に蚊帳の外というわけでもない。
なにはともあれ、僕がこの作品で一番好きになったのは、
サブヒロイン枠の『オリエ』だった。
もちろんメインヒロイン4人とサブのもう片方もそれぞれに魅力的で、
お姉さん力の半端ない『風美花』に、自爆してかわいい『来海』や包容力と独占力のある『かぐ耶』、メスガキ感のある『天音』に属性爆盛の『乃愛』もいい。
だけど『オリエ』なんだッッッッ!!!!
心を開いてくれたあとのギャップとか、夏野こおりさんのボイスには勝てん買ったのよ……。
サブヒロインが魅力的なゲームは、良いゲームです。
みんな、『天使騒々 RE-BOOT!』買ってくれよな!