写真の無断使用の意識について思うこと
どうも!天野トロイカです!!
写真の無断使用について最近ネットで色々と被害に遭われてる方もいて、何かと話題になっているので俺も自分で思っていることを書きたいと思います。
せっかくなので【SEEDPLACE Magazine】を見てくれている人も一緒にこの問題のことを知ってもらえると嬉しいです!
写真の盗用とは??
盗用と言っても色々ありますが、最近炎上しているのは、
人の写真を自分の作品のサンプル写真として営業するというやつです。
どうでしょう?
この記事を見てくれている写真の業界を全く知らない人はこの行為をアウトと思うでしょうか?それともそのくらいだったら、、、と思うでしょうか?
著作権について
まず、写真というのは超ざっくり言うと、著作権は撮った人にあり、モデルさんがいる場合はその人に肖像権があります。
簡単に言うとモデルさんの「写して大丈夫ですよー」という許可があれば、写真はカメラマンに権利があるということです。
逆に言えばモデルさんが撮影はしたけど公開はNG!って言われてしまうと写真は公には出せなくなります。
なので色々と契約書など取り決めをしておくことが多いです。
この部分は細かいことでモメてたりすることはTwitterとかでもちょくちょく見ますよね。
で、す、が、
今回話題にしてるのはそのレベルの話ではなく、
全く関係ない第三者が、
人の写真を勝手に
営業に使った
ってことなんですね。
これって例えるなら
あるパン屋さんがめっちゃ上手いメロンパン屋さんでメロンパンを買って、うちの商品です!って宣伝したり、
他社の面白いアプリをダウンロードして、これって僕が作ったんですよ!凄くないですか?と言ったり、
人のブログの文章をコピペして自分のブログにそのまま載せたり、、、
この辺りはみんなおんなじ行為です。
まあどう考えてもアウトですよね、、、。
わざわざ記事にする意味
何で俺がわざわざこんな記事を書いてるのか?
当事者達が和解すればそれで良いじゃないか!って人もいるかもしれません。
でもそれは俺自身が作品の盗用、盗作はモノを作る人間として一番の罪だと思ってるからです。
勘違いして欲しくないのは、表現って最初は誰かのマネから入ることが圧倒的に多いし、そうやって学んでいって自分の型を見つけるのは全然良いと思ってます。
むしろそれは先人の知恵と経験を生かして、更に次の次元へ表現を推し進めることにもなります。
ただそれはあくまでも自分で作ったものに限ります。
こういう話は昔からもちろんあったのでしょうが、ネットやSNSの発達でここまで可視化されてきて、昔ならバレなかったことがバレるようになってきました。
これはとても良いことだと思います。
まとめ
これを読んで初めてこういうトラブルがあることを知った人もいるかもしれません。
作品って基本的に大量生産出来ません。
作ってる人たちしか分からない苦労が半端なく詰まっています。
それを金の為、名誉の為、何であろうが踏みにじるのはやっぱり許してはいけない行為です。
なので、もし知り合いや何かしら繋がりがある人の写真や絵などが誰かに使われてて少しでも違和感を感じたら
「こんなのに使われてるんだー」とか一言メールしてくれるだけでもとても有り難いです。
もしちゃんとしたものなら、「そうだよーありがとう!」って返ってくるだろうし、無断利用ならそこで気付けます。
日本人はまだまだ権利関係なども意識が薄いとされているので、作り手ももっと勉強して、見てくれる人たちにもちゃんとした形で見てもらえるよう精進していきたいと思います!
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