[詩]本音と建前

テストの解答欄は　白紙のまま出さないように
答えを出して　でも私には教えないで
私は分からなくて　みんなは知ってる？

周りに知ってる人なんて　どこにもいなくて
無縁の世界に急に飛び込んだ私が悪いのかな

なんて　勘違いもいいとこで
平均基準値　下げては上げて
最終　選んだのは　私だから

責任感なんてなかったのに　
急に降りてきた　プレッシャー　冷たく感じて
2本の針は　見てもすぐには変わらない

ゆっくり時間をかけたい？
人生　そんなに甘くなくて
水飴でもつけたら遅くなるのかな

筆箱の中には　テープのりしかなくて
気が遠くなる　折れたシャー芯と
汚れた手は　擦っても　移り広がるだけ

忘れ物は　忘れたから忘れ物であって
取りに帰る時間が　無駄になるなら
そのまま置いていく　過去の自分恨んで

やっぱり取りに帰るべきだったなんて
あとになって気づいた
　
取りに帰ろうとしたことさえ
そんなこと　もう忘れてたのに
すべて見える形で示してよ

また折れた芯は
替えすらなくて　また過去の自分恨んだ
たまには自分のこと　褒めてあげれないの？

私が聞きたい内容は　テスト範囲だけ
将来役に立つことなんて　今聞いてもわからない