防御術の話
昔働いてたヘアメイクの会社で
私に『世の中センスだ』
という座右の銘を授けた社長の話を
しようと思う。
最近
ふと思い出したことがあったので
NOTEを書くことにする。
私と同い年だけど、
私より1年入社が早い
アシスタントの先輩がいた。
その先輩がぶっちゃけ
どーしようもないやつだった。
コミュ力ない
忘れ物すごい
現場にしょっちゅう遅刻
ものすごいミスる
サボり癖あり
怠け者
練習しない
食い意地すごい
夜遊び大好き
ナンパされに街に繰り出す
弱いものには強気
(入社当初結構意地悪された笑)
ざっとこんな感じで
成長もしないから、
先輩も手を焼いていたし
私もこの人やべーなと思ってた笑
(多分、今思い返すと何かの
障害があったのだと思います。)
その人のことは
以下Sさんとする。
ある時、Sさんがまた大きなミスをして
先輩が被害を被った。
アシスタントとは、
先輩が取ってきた仕事で
喰わせてもらっている立場なので、
(うちは給料がでていたが、
無給もザラでした。)
先輩は絶対的な存在だった。
私は先輩を怒らせてしまったら
その瞬間から生きた心地がしなかった。
先輩を出待ちして
いのいちに謝らなくてはならなかったのだが
(てか、威圧感が怖すぎて自然にそうなる)
彼女はそういったこともできない人だった。
先輩はもうカンカンに怒って
Sさんのことを事務所で
さんざん愚痴っていた。
その時Sさんは不在で、
みんなでなんとかなだめようと
テーブルで囲っていたのだが、
そこへ社長がやってきた。
社長『おい、お前が悪い‼️』
先輩『えっ?!なんでですか?!』
社長『できると思い込んで、
お前がちゃんと指示しなかったのが悪い!』
先輩『だって、Sが…』
社長『仕方ないやろ!馬鹿なんやから!
お前が悪い!』
仕方ないやろ
馬鹿なんやから
その時は、えっ…?
なんでやべーやつに真面目やまともが
レベルを合わせてあげないといけないの?
って私も先輩同様
納得がいかなかったんですが、
今思うとなるほど、そうだよなぁと思う。
何度言ってもわからないやつには
レベルをあわせて気をつけて働かないと
結局自分がバカを見る羽目になる。
そういう分析と見限りは、
生きていく上で仕事をしていく上で
自分を守るためにもとっても大事だ。
って今思い出しても
社長やっぱりカッコよかったなと。
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