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いつも通りのある日のこと

君は突然立ち上がり言った

今夜星を見に行こう(訳:友人が誘ってきた)

寒いのは好き、朝起きること以外は。天ノ川シリウスです。

君の知らない物語は夏の曲ですけど、我々は冬の星空を撮影しに行きました。

もちろん夏じゃないから

アレガは見れません。

というか、君の知らない物語って2011年の曲です。今年で10年目なんですよ!懐メロ〜♪(IKK●)

いつまでも好きな曲です。(冷静)

1.冬の弾丸

ある休日のこと、(そろそろ星見に行きたいなぁ、しかも富士山とか見たい気分だな)なんて都合よく思っていたところから始まります。

ちょうどヨドバシカメラで会計中に、一本の電話が鳴ります。

ブーブーブー

「突然だけど、今日の夜…星を撮りにいかないか」

ちょうど行きたいと思っていたから、心の準備は万端ですとも。

「いこうではないか」  即決した。

友人には車を手配してもらい、僕はその間にヨドバシカメラで撮影関連の追加投資をした。

2.神様の意向次第

星の鑑賞にしても、撮影にしても、空のご機嫌次第。自然の中に生きていることを思い出す。

特に雲があるとなーんにも映らないし見えない!

さらに、月があると、月の周囲は星が消される。

月以外にも、街明かりなどで光害※の影響があると写りが良くない。つまり、できるだけ暗いところなら綺麗に映る。

※光害(ひかりがい):過剰または不要な光による公害のことである。

今回行った日は頗る晴れていて、さらに月齢も26.5と影響が少なかった。急に行くメリットはこの対応スピードにある。

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星を撮る設定で撮ると、月は太陽みたいな写り方をします。

あとは暗い場所に行くだけ。今回は僕のプッシュもあって富士山の近く、山中湖に行くことにしました。思ったことが実現しそう。

3.夜な夜なドライブ

正直僕は免許持ってるんですが、ペーパーだったので高速道路だけ運転しました。首都高とか怖くないか?怖いと思った人は僕に唐突に怖いとリプしてください。

僕はとにかく距離を稼ぐ係になりました。

2人で最近の身内話やカメラの話をしてました。語れる相手がいると楽しいし、情報共有できる。

星が見られれば座ってでも寝るぜ!モチベの我々はパーキングエリアで朝ごはんも買いました。

助手席の友人が窓を開けて空を見た。

「うおおおおぉ!!!!!!!(大声)」

…運転中のシリウス焦る(;`・ω・´)アブネ

めちゃくちゃ星が見えているらしい、勝ち申してるらしい。

コンディション良い日だ。

4.到着の翁

…いや寒!!!!!!

…いや星すご!!!!

来てしまいました。いきなりすぎる。

富士山と湖を画角に入れたかったので、良さげなスポットまで友人に運転してもらいます。

外で何かしてるの好きなんですけど、夜中遠出するのはさらに特別感があります。

いや……暗いよ!!!※星にはそれがいい

肉眼で見てかなり見えてたので、これはカメラやったらやばいよねってミスター都市伝説の語り口で助手席のシリウスが喋っています。

次第にテンションは高まります。

到着!!

5.指差し確認ヨシ!

車を止めて、すぐさま外を見ます。もう見たくて仕方ないのです。

おおお!と声出す2人。子供になれる大人。

まず先にカメラバックを外に出して外気に触れさせます。これは、いきなりカメラを出して温度差で急な結露を防ぐため。

2人だとあれを準備しておこうとか、話し合いながらやれるので抜け漏れチェックになりますね。

そんなわけでカイロなども装備していきます。

結露防止用にレンズヒーターもヨドバシで買いました。(レンズにぐるぐる巻きして温めるもの)

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レンズヒーター用のモバイルバッテリーも持ってきたんですが、バッテリーは寒いところにあると弱ります。

カイロを入れた袋で温めながら使います。僕が勝手に師匠だと思ってるプロの方は保温バックにでかいバッテリー入れてました。規模感…

辺りを散策しながら良いスポット探していきます。

ザラザラの砂を踏みしめる音と時々交わす会話だけが耳に入る。頬を刺す冷気。

6.撮影開始!

寒さで体力も奪われるので、時間との勝負であります。富士山欲張り構図撮りた〜い!!(写真で優勝する大蛇丸)


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やっぱりね、完全に理解した。しっかり星ある。勝ち申した。

まずは超広角レンズで星を撮っていきます。

人を撮るならば、標準域とか中望遠レンズが良いとされています。これは、広角に比べるとレンズの歪みが少ないためであり、程よい距離感で撮影できるためでもあります。

僕は広めの画角で人を撮る時は、飛び道具のような感覚で使います。

対して星の撮影では広角が多用されます。ネオワイズ彗星みたいなものとか星雲などにフォーカスするなら、望遠レンズ最高です。天ノ川(僕のことではない)全体を撮るような撮影ならかなり広めに映らないといけませんね。

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魚眼レンズ、プラネタリウムのような写り方

超広角は広くとれるが故に扱いが難しいレンズです。この写真もほぼ上に向けて撮影していますが横にある風景まで捉えています。

写真は目的意識が大事と言われますが、広く撮れれば撮れるほど何でも写ってしまうので、整理が難しくなりごちゃごちゃした写真になりがちなので注意が必要です。

広角レンズにチェンジ

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富士山メインで

左側が特に光害の影響を受けていますね

写真からはあまり分からないかもしれませんが、撮影地は本当にライトがないと道が見えないぐらい暗い場所なのです。

そんな場所でも、街の光は影響があります。

夢中でシャッターをきる2人。。

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雄大ですね。。

楽しかったぁ…………

7.星の撮影に必要なものは?

それなりに星の撮影をするには、一眼レフやミラーレスカメラなどの機材と、三脚があればほぼ完結します。

カメラ本体は今どき売ってるものなら、どの会社でも問題ないと思います。オススメはいくつかありますが、気になった人だけ個別に聞いてください!

レンズはキットレンズでも星の撮影が出来ます。

単焦点レンズであれば、明るくて安めのレンズが売っていることがあるので、キットレンズから入らずにいきなり単焦点買っちゃってもいいと思います。

iPhone自体ズームできないものなので、感覚はわかると思います。近づいたり離れたりしながら撮影するので画角の練習にもなります。

三脚とカメラは必須項目なのですが、あったらいいアイテムとしては

1.換えのバッテリー

2.レリーズ

3.ヘッドライト

があります。

換えのバッテリーに関しては、撮影時間に余裕ができるのであるに越したことはありません。

レリーズは、遠隔でシャッターをきる機材で、無線でも有線でもいいですが、揺れが気になるなら無線がいいです。(互換性があるはずなので気をつけてください)

星の撮影では手ブレがネックになるので、シャッターを押す瞬間に少し揺れてしまう可能性があります。レリーズがなくてもタイマーシャッターを使えば揺らさずに撮影ができますが、バルブ撮影(自分で好きなだけシャッターを開ける)ならレリーズ超大事です。

ヘッドライトは、暗い現場で重宝します。

iPhoneのライトなどで照らすことはできますが、手作業が多いので、出来れば両手を空けた方が楽です。

あとは…道具というかロケーションの問題ではあります。どんなにいい道具を持ってても昼間みたいな明るさの場所では山中湖のようにはいきません。

暗い所に行くためには、狙ったポイントに行ける車が有利です。

あとは神様の御機嫌を伺いながら行ってみてください。

寒かったり暗かったり、決してロマンチックなだけではない星の撮影ですが、格別な夜を過ごせます。そんな思い出をカメラに収めてみてくださいね。

きっと楽しいです。

今日のところはここまで!

ヾ(・ω・`)



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