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もっと星を追いかける

悲しい夜も楽しい夜も、眠れない夜も空の上では星が輝いています。

もっと星を追いかけるために…そこそこ機材投資をしてきた僕ですが、今回は続編の記事になります。

2021年6月ごろに、赤道儀という道具を買いました。その時の記事はこちら。

以前の記事を読まれた前提で話していきます。

細かな調整を可能にする微動雲台

今回は「極軸微動雲台」という道具を手に入れました。純正のものなのでお値段は2万5千円ぐらいします。

簡単に言うと、以前の記事で紹介した赤道儀「ポラリエU」の下に取り付けて極軸合わせの時の調整をより便利にする代物です。

北の方角で、自分のいる土地の緯度の高さにポラリス(北極星)があり、簡単に言えばポラリスに赤道儀の角度を合わせることを極軸合わせと言います。これをすることで、シャッターをしばらく開けていても赤道儀が星の動きと同じように動くので(北極星を中心にグルグル回るイメージ)、明るくて流れていない写真が撮れます。

固定で撮ると星が動いてるので長ければ長いほど明るくはなるけど、線になってしまいます。(あえてそうする場合もあるけど)

商品紹介

今回購入した極軸微動雲台。正式名称は「極軸微動雲台 DX」

DXじゃないのもあるけど、こっちの方が新しいみたい。

箱はこんな感じ。信頼と実績のVixenさん。普通にファンです。

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夜も撮る。

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日本の緯度は大体35度と言われているので(日本の中央あたりの緯度)、ざっくり合わせるなら以前の記事にも紹介していた35度の角度がついたL型プレートが使えます。

でも、日本は長細いので北海道とか沖縄とか緯度が離れてくると、誤差とは言えなくなってきます。精度があんまり悪いと当然ズレてしまうので、角度を自由に変えられると便利なわけです。(海外でも通用するでしょうし)

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手に持った感じでは、でかい!と思わなかった。意外にコンパクトな印象。重さはちょっとずっしり。金属でしっかり作ってる。頑丈ですね。

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以前購入したポラリエU(Vixen)+極軸微動雲台(Vixen)。Vixenコラボレーション。相性抜群です。

ネジのとこをネジネジすると(ネジだけにね?)ちょっとずつ角度が変わるので、あと少し…みたいな微調整にかなり向いてる印象

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こんな感じで角度をつけられるので、別売りで角度がわかる道具もあると、調整しやすそうですね。

横のレバーを倒すと、角度が大きく変わる状態になるんですが、カメラ乗ったまま誤っていじると首が一気に倒れちゃうので、慣れない人はカメラ乗った状態では触らない方が良いかもです。

カメラ乗っけたら微調整のネジを動かすのみで運用すると良いです。

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ポラリエU側に自由雲台を取り付けてみました。この上にカメラが乗ります。

今回購入した極軸微動雲台は耐荷重が8kgあるので普通のカメラセットで大抵の物は乗る印象。このレベルでグラつく場合は三脚の耐荷重を見直しましょう。

全部込みでもコンパクトなので旅行にも持っていけちゃうかも。(実際ポラリエUとL字プレートのセットは旅行に持って行って試せてるので実感はある)

まとめ

この極軸微動雲台。注文してから大体1年近く待ってた商品で、お店の人にどんなに遅くなっても良いので注文したいですって話をしていたんです。

この極軸微動雲台が作られている工場がミャンマーにあるらしく、コロナの影響もあるのかもしれませんし、あちらの国の情勢がよろしく無かったため、手元に届くまで時間がかかってしまいました。

結局L字プレート使ったの数回でしたけど、数千円と安めだったのもありますし、角度つけられる道具がないとポラリエが使えず、機会損失になってしまうと思って買ったので後悔はしていません。そのお陰で長野で綺麗な天の川撮れた。

これから星を撮るときはこの「極軸微動雲台 DX」を使って、もっと星を追いかけていきたいですね。


今日のところはここまで!また来週お会いしましょう!👋

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