見出し画像

虚無感 (2)



>> 虚無感(1)


意味不明さ
無意味さ
無価値さ
わからないさ

これらは思考からしたら、
ほんとうに訳がわからない。

それになんの意味があるのか?
そんな茶々もいれてくる。

これらはシンプルな本質を指し示してる。
けれど思考からすれば、
どこにも寄りかかるところがないから
「 単なる不安定さ 」でしかない。

拠り所がない、見えない、わからない、アテがない。

だから、これらをネガティブなものと捉えたり、
毛嫌いするんだろうとおもう。

たとえば 無価値感 という感覚。

これの非常に惜しいところも、
「無価値感」ではなくて、
単なる 無価値さ/からっぽさ であること。

それと一体化しなければ、
それは単なる なんでもなさ 。
シンプルな本質そのもの。

虚無感の中にはまだ「希望」がある。
退屈ではない「なにか」を求めている。

そんな希望が残っているとき
虚無を「 虚無感という退屈さ 」として
捉えるようにおもう。

虚無なんだから、
そんな気力もないだろーともおもうのだけど、

「まだなにかあるんじゃないか」

そんな かすかな希望 だったり、
ひそかな期待感のようなもの。

ここから先は

706字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?