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私の空色杯選考基準のお話

空色杯については過去記事ご覧下さい。
(前書き苦手すぎるので逃げます)

season1選考の手順についてはこちらをご覧下さい。

season2ではこれに加え視聴者投票を実施しています。視聴者投票では2次選考に上がった作品の中から1作品を選んで頂いています。その中で1位になった作品に2次先行で1pt追加、また、視聴者賞として紹介させていただいています。

全体の基準について

空色杯では選考スタッフの皆さんに統一した基準は設けていません。それは、審査員の皆さんがそれぞれ小説に対して大事に思っているものが違うと考えているからです。

ですので、選考スタッフの方それぞれが持っている考えで審査させて頂いています。

私が審査する時の基準

大きく分けて3つの点に注目しています。

読みやすさ

まずは、といった所でしょうか。体裁であったり、言葉遣いであったり、文字のひらき方であったりなど。
綺麗な文章ってそれだけで素敵ですよね。
特筆することもないかなと思うので次に行きます。

お題をどう使うか

この空色杯ではお題からイメージを膨らませて書かれた作品を募集しています。ですので、お題をどのように使ってくるかという所も選考の時に見ています。お題に合わせた世界観作り、お題を組み込んだ物語、お題からイメージしたモチーフを使った物語、などなど。

(選考とは逸れてしまいますが、お題をどのように捉えました!などという話が作品紹介欄にあると感想配信の時に紹介しやすかったり……)

ある程度お題のニュアンスを残しながらも、独自性のある作品を作っている作品を見ると「おっ、これは!」となりますね。

また、審査の時は色々な作品と読み比べたりもしますのでひとひねりある作品にも注目しています。

結末の作り方

私は短編小説の醍醐味に、結末の付き方がとても大切だと思っています。後味がスッキリするような読後感のいい小説、そういうことだったのか!と短い中で展開をしっかり見せてくれる小説、いわゆる「オチ」がしっかり着いている小説など、結末の書き方が素敵な小説に注目しています。

様々な結末の作り方はあると思いますが、素敵な物語の閉じ方をいつも楽しみにしています。

最後に

空色杯は選考スタッフの皆様と一緒に大賞作品を決定しています。ですから、これらを上手くできたからと言って必ずしも大賞に選ばれる訳では無いと思います。主催者であっても私が持っている票はほかの審査員の方と基本的には同じだからです(選考中、同票の時は決めさせていただいてます)

実際、私の思った作品と違う作品が大賞だった時もありますし……。ですが、そういうものだと思ってます。

ですから、あくまでもひとつ「天野はそういう考えなんだな」という気持ちでいただけると嬉しいです。

なにかご意見ご質問があればTwitterDM解放していますので、お待ちしております。
マシュマロでも良いのですが、たまに弾かれることがあるとお聞きし……。なにかいい匿名サービスあればいいんですが。

ではまた。

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