2024年-2025年
2024年のお話と2025年のお話です。
とても個人的な振り返りです。
取り急ぎ、2024年について。
今年1年かけて、「自分は自分で思っているより仕事ができない」という気づきを得ました。
文字にすると後ろ向きな雰囲気ですが、自分としては得れてよかったすごく前向きな気づきです。
・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・
8月に行われた、イマーシブシアター『monoclone』
イマーシブシアターのクリエイション。
面白かった。楽しかった。
いつも「客席」という空間にいる皆さんが、イマーシブシアターという空間に放たれた時の反応や楽しみ方。
ストレートプレイは舞台上から楽しみ方を提供することが多くて、お客様の「反応」を中心に気にかけているけど、イマーシブシアターの時はお客様から舞台の楽しみ方を教えてもらいました。
毎回、違う公演をやっているかのようでした。
どの作品も観てもらう事で完成される部分も多いけど、『monoclone』は如実でした。
皆さんに『monoclone』にしていただきました。
ありがとうございます。皆さんすごいね。
個人的に雲嵐の話。
「イマーシブシアター」の『monoclone』の「雲嵐」に触れることが出来た事は、この先HORIZON劇団員・役者・制作をやる者として大きな財産になったと断言できます。
役者としては、雲嵐の思考に触れる事が出来てよかった。
水脈のような人でした。
・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・
12月の『星宿る灯』
アルデバランと土星。
そして制作。
どんな脳の部屋割りをしていたのか、最近のことなのによく覚えていません。
でも2025年やその先に向けて、気づけてよかった点がたくさんある公演でした。
劇団員やお客様にとって、HORIZONのドアが重たいものでないようにしたい。
だけどその入口はきちんと綺麗に整えておきたい。
星シリーズは、作品だけでなく公演としてたくさんの課題と糧をもらえるものでした。絶対に血肉にしてやります。
そういう意味で大切にしたい作品でした。ありがとう。
アルデバラン。
示準化石。
アルデバランをやると、亡き祖父のことがよく浮かびます。
いつかその事も遺しておきたい。
マスターという立場であるものの、良い意味で「みるい」人だなと思います。
部下と一緒に、同期と一緒に、天界と現世の人たちと一緒に育つ人なんだなと。
頭脳よりも筋肉。
筋肉よりも愛情。
これから私自身と一緒に、きっと最後まで育ち盛りな人なのだと思います。
いつも空でお仕事お疲れ様です。共に頑張りましょう。
土星。
もはや人格形成のない概念。
Contaminationの橘に近い思念体でした。
ガス惑星だからなのか、最後まで霞のような存在でした。
素敵なガーデニングだったわね。
・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・
お褒めの言葉も貴重なお言葉も、そしてたくさんの叱咤もいただいた年でした。
そんな言葉をかけてくださる方が周りにたくさんいることへの感謝。大感謝。
ありがとうございます。
自分のやりたい事・やらなければならない事・皆さんに出逢って欲しいもの・そして恩返し。
忙しい2025年にしていきたいです。
自分は自分で思ってるより仕事ができない。
だから、周りの人と一緒に育ちたいし育てていきたい。
前よりもっと周りの人の顔がよく見れる気がします。
・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・
2025年7月の『±Conclusion』
そして11月の『Jaggy』
個人的には、どちらもお久しぶりキャラクター達です。
2024年を振り返った時に思ったのは、今年はもっと役者脳のパーセンテージを上げたい。
私は制作としてもいさせてもらっているけれど、やっぱり一番は「HORIZONの役者」である事を名刺にしたい。
今まで出会った役達と来年の再演キャラクター達を利用してやるつもりで、天野仁の精度を高めようというのが、現時点での目標です。
でも「目標」にすると課題になっちゃうから、そうじゃなくて、もっと愉快に振り回されてみせましょう。自分の強みを諦めてはいけない。
これからも色んな方達と出会えたらいいな。
HORIZONの色んな入口を通って欲しいな。
2024年辰年、ありがとうございました。
2025年巳年、対戦よろしくお願いします。
またHORIZONに会いに来てください。
次会う時までに、また一段と素敵な場所にします。
天野仁