今年の色々と来年の色々

ツイートにしようかと思って書いていたら長くなってしまったので、noteで失礼します。タイトルの事を語っているだけです。


今年は特に時間の流れが早かったなあという印象です。『星護りの道』も、随分前にやった感覚です。あの時期に公演をやらせて貰った事は、本当に幸運でした。
初の星シリーズだからなのか、「ようこそ」感にめちゃめちゃ緊張した記憶があります。シリーズ途中参戦のプレッシャーというのか。その割にいきなり先輩(上司?)ぶっちゃったな…と思い出して未だにちょっと反省してます。でも楽しくやらせて頂きました。温かく迎えて下さってありがとうございます。

やどりぎ座2周年記念イベントでの『八国漫遊旅談』は、私が演じさせて頂いた「珊丹」の原作者さん(以下、母上)に大橋さんが写真を送ったところ、速攻で電話が掛かってきたのが今年一番面白かった。「オイオイオイオイ」しか言わない母上。本番前とは思えないほど三人(草野、芝原と)で大爆笑してました。いつか直接母上とお会いしたいです。


仕事にも劇団にも大きな影響を及ぼしたこの情勢で出来なかった事が多かった反面、この情勢だから頂いたご縁もありました。ので、落ち込んでばかりもいられないなと思った下半期です。
初のボイスドラマは、個人的に思い出がかなり濃く、良い意味で凹みまくって非常に楽しい現場でした。座組みんなが「できなーい!」って言いながらもの凄いスピードで成長していくのに焦るけど、それが良い刺激になる。自分の声がかなりコンプレックスなので、「自分の声が聞ける状態」には感動してます。まだ好きにはなれませんが。
でもボイスドラマを経験させて貰ったお陰で新しい目標も出来て、脳みそが充実しています。

ただ何をしていても、やっぱりお客さんに直接会いたかったと、どうしても悔しくなります。正直、実は自分可愛さが故に悔しくて、この気持ちはただ空回っているだけなのかなあと迷子になり、毎日に全く興味が無くなった時もありました。『罠』の延期発表が出た時も悔しくて悔しくて、仕事しながら1人メソメソ泣いた気もします。涙を飲めるほど自分は大人じゃなかった。
プラスもマイナスも色々ありすぎて何がきっかけで立ち直ったのかはよく思い出せませんが、なんとなく、スイッチというよりは徐々にエンジンがかかり始めたのかなあと思います。たまにエンストもしますが。

よく「落ち着いている」とか「ちゃんとしてる」と言って貰える事が多いですが、まだまだ青い25歳のクソガキだな、と今年改めて思い知りました。大人ぶって逃しているものやチャンスもきっとあるから、少しずつ、「年相応」になりたいなと思います。「若いですね」って言われたいですし。


ちょっとずつ、舞台もコンサートも息を吹き返してきました。嬉しく思うのと同時に、羨望や嫉妬もあります。でもやっぱりすごくすごく嬉しい。前の「普通」にはもう戻れないけど、新しいランドマークが次々と建設されているようなワクワク感。某アーティストの歌詞をお借りすると、「そう、やるしかねえな」を胸に、今は生きてます。


色々あった年ではあるけれど、2020年を思い出す時に「嫌な年」にしない為には、ここからなんだと思います。恥ずかしい位に散々落ち込んだ分、これからまた踏ん張ります。人間の根性なめんじゃねえぞという気概で。

来年は、今書いてるお話の完成と、殺陣の「振り付け」を頑張ろうかなと。あえて大きい声で言いますが、いつかやる(やりたい)『SPECTER』でお客さんと役者の精神を抉る殺陣をつけたいなあなんて思ってます。リクエストあったら言って下さい。もちろん、ボイスの練習は変わらず続けていきたい。


どんな形であっても、来年もその先もずっと、皆さんに会えるステージをきっとご用意します。

いつもいつも、本当にありがとうございます。
ぜひまた会って下さい。ずっと待ってます。

今年もたくさんお世話になりました。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

2020.12.30
演劇ユニットHORIZON
天野 仁

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