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HAPPY NEW DAYS

わたしは平成が好きだ。
ルーズソックスで日焼けした女の子が
渋谷を練り歩いて
モー娘。や安室やラルクを口ずさむ風景が
まぢサイコーなのだ。

原宿で色付きの派手な綿アメやポップコーンを
食べながらつけまつけるを聞いて
ユニコーンやフラミンゴの柄の服を求めて
竹下通りを奥まで行くのも
超やばたにえんなのだ。

バブルの弾けた後の世界しか知らない私達は
常にバイトが超絶だるくて
いつメンがいないとテンションがさげぽよで
ワンピの新刊が待ち遠しい生き物なのだ。

車もお酒も煙草も良いけど
海外ドラマのシーズン先取りが大事だったり
上司にゆとってるって言われると
ヘーコラしながらサーセン!って
定時ダッシュで帰って
地元のサイゼやココスで
友達とずっと喋りたいのだ。

常にハラスメントやコンプライアンスに
羽交い締めにされてて
冗談にはウケるwまじ草不可避wとしか
応えられなくて
落ち込むことを一生懸命
はい病んだ〜とか
まぢ無理しにたいリスカしょ。。。とかで
なんとか堪えているのだ。
根性って言葉がどんなに無力か知ってる。

ボーカロイドに恋したり
2次元のアイドルを推したりもする。
LINEの既読を気にかけて
旅先ではインスタ映えを探して
タップで電波の海へ飛び込める
スマホを縦にしたり横にしたりして
常に誰かと繋がろうとする。

風邪より花粉より蕁麻疹より
ウイルスソフトが猛威を振るったりする。

そんな時代を生きてきた。

来月からは
公共の書き物の時に
1番端には令和と書いてあるそうだ。

令は
ゼロのような響きで
なにかを始めるという意味があり
私たちの国はその先に
昭和の続きの和の字を
平成の平に続く和の字を選んだそうだ。

花の芽吹くように新しい時代が始まる。

わたしは平成が好きだ。
だから令和を生きる子たちにも是非、
次の額縁が表になる瞬間、
同じようにおもってもらえるように
文化をつくり、言葉を生み吐き、
土壌を整え、安全を確立しなくてはいけない。

物事の始まるときには
終わりを見据える必要がある。

良い調子のときこそ
最悪のパターンも予見しておいた方がいい。

だからわたしは星が散るようなことになっても
それでも子らが
「わたしは令和が好きだ」と
胸を張って言ってくれる世界をつくるために
ひとつずつをやらなくてはいけない。

そして始まりには祝福を添えるといい。
だからHAPPY NEW DAYS、
扉をあけて
あなたを待っています。

#令和元年にやりたいこと

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