舞台『尼崎ストロベリー2024』終幕
早いもので間もなく1週間です。先日3月5日(月)に舞台『尼崎ストロベリー2024』が無事に千穐楽の幕を下ろしました。
2023年の初演から1年、ほぼ同じキャストを迎えての再演でした。つまり1年掛けてキャスト・スタッフは一つの作品と向き合えた、そんな贅沢な時間をカンパニーは過ごしたのです。
劇団でもなく、ロングラン上演をしている訳でもなくプロデュース公演でこの取り組み方は作品を熟成させるにはとても意味のある環境でした。
再演時には、すでにキャストは自身の“役”と向き合い、葛藤し、『尼崎ストロベリー』という世界で一度は生き抜いた、そこからの稽古はじめ。そこでは私とキャストは【禅問答】的なやり取りができる時間的余裕がありました。
それは意味があるのか?無いのか?キャストも何を問われているのか?よく分かってなきったのかもしれません。“自身の役”へのアプローチだけを考えると遠回りな道のりを歩まされた!と感じた方もいたのかもしれません。まぁ、芝居なんて、無駄の積み重ね、ですわ!
結果、とても繊細で大胆な!笑って、笑って、涙して、笑って、また泣いて・・・と、観ている方の感情が目まぐるしく!忙しい!!、そんな素敵な作品に仕上がりました。
このキャストで上演するのは最終です。でも!【演劇】を通じて【地域】と【次世代を担う若者】をつなぐプロジェクトは続きます!舞台『尼崎ストロベリー』はキャストを一新して、来年も上演致します!是非とも皆さま、来年も劇場にてお待ちしております。
最後に、ご来場頂きました皆さま、ご協賛・ご協力を頂きました企業様、個人スポンサーの皆さま、そして昨秋に実施したクラウドファンディングを通じてご支援頂きました皆さま本当にありがとうございました。
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