デジタルノマド日記―メキシコ、カンクン→トゥルム②
デジタルノマド日記―メキシコ、カンクン→トゥルム①で述べたように、私たちはカンクンからトゥルムに移ることにした。長距離バス停に行き、チケットを購入。トゥルムに停まるバスに乗り込んだ。バスは綺麗でトイレもあり、快適。本を読んだりしながら過ごして、2時間後にトゥルムに着いた。
駅前にはタクシーがいくつも待機していたので、滞在予定の場所までの運賃を聞くと、事前に知人から聞いていた運賃の3倍。値下げを交渉しても2倍より下に下げる気はないらしい。ぼったくられるつもりはないので断ると、すぐに他の観光客のところに行った。大通りにある駅前から少し歩いてタクシーを停めて値段を聞くと相場の値段だった。乗ってからその運転手に駅前のタクシーのことを話すと、相場の2-3倍を観光客にふっかけるタクシー運転手は多いらしく、呆れていた。どこにでもぼったくろうとする人もいれば良心的な人もいるものだ。
無事滞在先のアパートまで送ってもらい、早速部屋に向かう。中庭には小さなプールがあり、各部屋のテラスにはテーブルと椅子がある。部屋に入ると、L字のキッチンが右手前にあり調味料など一通り揃っている。左手にはダイニングテーブルがあり、その奥にはL字ソファがある。その右横の扉を開くとシャワーと洗面所。リビングルームエリアを通り過ぎ、その奥の扉を開くと寝室があり、備え付けのクローゼットとベッドがあってそれなりのスペースがある。ここなら快適に過ごせそうだ。
アパートがある通りは住宅街ながらも、レストランやカフェ、スーパーなどが徒歩10分圏内に多くある。観光客や外国人滞在者で賑わっており常に人の目があるので安心だ。知人に聞くとトゥルムはどんどん開発されており、数年前と比べて随分変わっているという。たしかに、近所には建設中のおしゃれなアパートがいくつもある。
1月の気温は20度台後半。外は日が照っており暑く、中で過ごす時はエアコンが必要だ。到着した次の日に近くの食材店で果物などを買った。マンゴーが1個あたり約150円で安いので朝食用に買う。さらに歩いたところには綺麗なスーパーもあり、品揃えがさらに豊富。穀物類やカカオニブ、果物や野菜など量り売りで売っている。朝食にはヨーグルトとグラノーラにカカオニブを振りかけ、はちみつをかけたものとマンゴー。昼食と夕食用に、お米やパスタ、パン、野菜を買う。前編でも述べたが、地元のスーパーで買い物をするのは楽しい。
トゥルムでは基本家で働いていたが、気分転換に近くのカフェやビーチで働くことも。
休日には、散策したり、ヨガ&サウンドヒーリング&ランチのクラスに参加したりした。トゥルムは、自然に囲まれたホテルが多いので、ホテルなどのガーデンやカフェなど訪れるのも良い。
トゥルムは在メキシコ外国人のコミュニティが大きい。そして、マインドフルネスやヨガなどで有名なのか、Zen Festivalが開催されるなど、ヒッピーぽい雰囲気か漂う。パーティータウンとしても有名らしい。チケットを無料で入手できたので参加したZen Festivalでは、夜に音楽やホストの掛け声に合わせて、周りの目を気にせず身体を動かしたりダンスしたりして楽しかった。「禅」と聞くとお寺など静かで張りつめた状態を思い浮かべるが、ここではまた違ったZenを体験することができた。
ご存知の方もいると思うが、メキシコ南部を含むメソアメリカはカカオの発祥地だ。スーパーではカカオが日本よりも安く売っており、カカオを使用したドリンクや食べ物も見かけるので、もしメキシコに行くことがあればぜひ試してみてほしい。
すべての写真は載せきれないので、最後に「メキシコといえば」という有名スポットの写真を2つだけ載せる。
1か月滞在したメキシコも去る時が来た。
アメリカ、ロサンゼルスに一旦戻り、そこからヨーロッパへと飛ぶ。最初の目的地はイギリスだ。