後輩に楽器を横領されました⑤
前回より少し日が空きましたが、いつも読んでいただきありがとうございます。
以前の記事はこちらです
約束の日まであと4日
書面が完成したのが今年の元旦、質屋での買い戻し+誓約書の取り交わしは1/5
当日まで正直ろくな生活が送れませんでした。
楽器がちゃんと戻ってくる保証もなく、Xで楽器の捜索ポストをしながらぼーっと時間が過ぎるのを待っていたような状態を過ごしましたがこの間アホなりに色々調べ、ポスト上では「窃盗」「窃盗犯」という言葉を俗称的に使っていましたが、私の受けている被害は「横領」(単純横領罪)である事を把握しました。
(5月末頃までのXやインスタのポストは俗称を用いていますが、そのまま引用しています)
何で年始にこんな事になっているんだと思いつつ、1/5に録画と録音をする機器を確認し誓約書とは別で読み上げる内容をスマホのメモに描き連ねました
そして1/5当日
前日まともに眠れず酷い顔をしていましたが、私が立ち会いをお願いした知人が車で迎えに来てくれる事になっていたので書類や録音録画機器を確認し身支度をしました。
普段というか大学時代から見ていた私の見た目と180度違う見た目で行くことで相手にプレッシャーをかけること・いざとなったらすぐ110番する予定だったためとにかく大人しく地味な格好をしメガネまでかけました。
人は見た目じゃないと言うけれど、その辺り大人しくしておくと役に立つというのが経験則であったためです
(私の普段というか過去の姿や私服を知ってる人は余計にこの事をそう思うと思います、派手な見た目な自覚はあります)
で、迎えに来てもらい件の質屋付近のコインパーキングに向かいました。
↓の件を前もってAに告知していたため、Aより早めに到着する必要があったためです。
こっちは何も悪いことをしていないのにめちゃくちゃ手が震えるわ冷や汗ドバドバやらで今考えれば死ぬほど情けない状態でした(´・ω・`;)
Aの乗っていた車種や色を私が把握していたため、周囲の車をかなり確認しながら最寄りのコインパーキングに着くと、パーキングのいちばん手前に停まっている車(Aのものではない)の助手席にAの姿がありました。
運転席には私が全く知らない男(これ以降Dとします)
すぐ降りて確認する訳にもいかず、その車の後ろに駐車してもらい後方からナンバーをスマホで撮影し10分ほど様子を伺っていると、
8:40頃にAとDが車から降りてきた!
しかも、
質屋にあるはずの2本の楽器(ソフトケースに入っている)を既に持ってる!!!!!!!
予想外の状況に驚いて私は立ち会い人に一切声を発さず会話に入らず、私に危害が及びそうな動きがあったら躊躇なく110番してくれと伝えた+AとDの写真を撮り慌てて車を降りたのですが、後から確認したらこの時ICレコーダーの電源入れ損なってこれ以降の会話を録音出来てなかったんですよね。痛手でした。
どういう状況?で、お前誰?
とりあえず相手方の手元に楽器があったので
私「何でもう手元に楽器があるんですか?で、あなた(D)誰ですか?」
と普段の三倍くらいの音量で丁寧に威嚇(?)
Dは季節外れのペラペラのロングジャケットとシャツのボタンを3つほども外して着ており、胸元のタトゥーをわざと見せている印象を受けました。
あれめっちゃ寒かっただろうな……()
すると
D「友人です」
A「だってそっちが付き添い連れてくるとか言うし、俺何されるか分からんし」
いや、それ私の台詞やからwwwwwwwww
(なおこの時女性は私1人)
とりあえず楽器返せ
私「経緯は後で聞くので楽器を返してください」(通常の三倍のボリューム)
と言いとりあえず楽器を受け取りソフトケースから出し明らかな傷や破損が無いかどうか確認し付き添い人の車にしまいました。
(明らかな傷などは無かったです、弦も緩めてありましたが通電状態やネックの反りなどはこの後プロのメンテに出そうと思っていたので確認はしていません)
D「渡した証拠にこれにサインしてください(謎のバインダー)」
バインダーを確認すると適当な受領書が挟んでありAの署名や捺印はありませんでした。
私「さっきも言いましたけどあなた誰ですか?あとこんな馬鹿なものにサインする訳ないじゃないですか!こっちは楽器盗られた立場ですよ?!」
A「じゃ、帰ります」
私「楽器返したからハイおしまいで済むと思ってるんですかこの状況で」
するとAは私に背を向けどこかに電話をかけ始めました。
私「誰に電話かけてるんですか?」
(流石にヤのつく人とかやとヤバいなと思ってました)
A「弁護士です」
べべべべべべっべ弁護士wwwwwwwwwwwwwこっちがビビると思ったハッタリかなwwwwwwwwwwwwそれともぼくちん悪いことしたから助けてくだちゃいなのかなwwwwwwwwかなwwwwwwwwwwww
私「本当に弁護士なら私に電話代わってください」
A「嫌です」
完全にハッタリだなと思った一瞬後、逆に弁護士装ったヤバい人呼んでるかもしれんと思った瞬間めちゃくちゃ冷や汗出ました。(私の付き添い人も同じ事を考えていたらしく、この時ボタン1つで110番出来るようにスマホ握りしめていたとあとから聞きました)
私「正当な手続きで代理人弁護士をつけているなら私に電話を代われるはずです、電話相手は誰ですか?」
A「だから弁護士です」
私「今すぐ調べるのでどこの事務所の何先生か言ってください、それにしたって電話相手が本物の弁護士だってどうやって証明するんですか?」
A「…………○○○法律事務所の××弁護士です」
私「電話番号は?」
A「(市外局番で始まる番号ではなく故人の携帯版番号を言う)」
その場ですぐ日本弁護士連合会のHPから弁護士検索しましたが、確かに実在する弁護士さんでした(名前だけは)、事務所の場所も確認しました。
ただAが言った番号は事務所などの番号ではなく、090から始まる個人の携帯番号でした。
この後数回電話を代われ嫌だの完全に押し問答を繰り返しましたが、とうとうAから弁護士に帰っていいって言われたから帰りますと言われ止めることは出来ませんでした
(ここで強引に引き留めると後から強要やら脅迫やらなんやらで難癖つけられたら後から私の首がしまるので)
マジで帰ったんだが?
何も出来ずにAとDが帰るのをしばらく呆然と眺めていましたが、我にかえって私が楽器を持った写真を付き添い人に撮ってもらいAに一方的に送りました(後で無理やり取られたとか言われたらかなわんなーと思って…)
この後すぐAの言っていた弁護士とやらに電話をかけ、その後私も代理人に就任していただくため弁護士さんに連絡を取りました(刑事事件の被害者だった時にお世話になった先生ですが、この時既に不当解雇の件で再度依頼をしていたため2つめの依頼として)
次回に続く。