標高1000mでの冬の暮らし
標高1000mの冬支度:飯綱高原での寒さ対策と暮らしの工夫
こんにちは。飯綱高原で一棟貸しのログハウス宿「AMANE GUEST HOUSE」を運営しているオットです。
今回は、標高1000mに位置する飯綱高原での「冬支度と寒さ対策」についてお話しします。冬しかできないネタなので…。ここは長野市街地よりも気温が5℃ほど低く、冬の寒さが厳しい地域。週間天気予報で見るとこれくらいです。
一年で数回本当に冷え込んだ日、-20℃にチャレンジする感じです。最低気温-10℃くらいが普通です。今日はその寒さや雪を乗り越えるための工夫やアイテムをご紹介。
冬が来る前の準備
冬本番に備えて、まずは雪が降る前にやるべきことがあります。
雪かき道具の準備
除雪用のスコップやスノーダンプは必需品。スノーダンプはブルドーザーのように雪を押し出す道具。この辺りだと一家に1,2台は常備されてます。
うちはガソリンで動く除雪機は導入していません。
駐車場の広さや家の玄関までの動線によっては必要となるので、家庭によって持っていたりいなかったりって感じです。
車の冬装備
スタッドレスタイヤへの交換は必須。可能な限り4WD車をおすすめします。スノーブラシや脱出用のスコップも車に常備しています。
暖房用の燃料
我が家ではペレットストーブを使っているので、木質ペレットを地元の森林組合から購入するだけで済みますが、薪ストーブの場合はかなり早い時期から薪の準備が必要です。夏の間は薪割に追われるとか・・・。
日常生活の寒さ対策
最低気温が-20℃に近づくにこともある飯綱高原の冬。でも、しっかり対策をすれば快適に過ごせます。
家の断熱
そもそもの話、家の断熱性が高くないとキツイです。この辺りでは二重ガラスが標準で、母屋は三重ガラス構造になっています。また玄関の隙間にはスポンジを貼って外気の侵入を防いでいます。
最近の家は暖かいらしいので、新築する場合は大丈夫かもしれませんが、私たちのように中古物件を購入する場合は断熱性の確認が必須です。ペレットストーブで快適暖房
我が家の冬の主役はペレットストーブ。木質ペレットを燃料に使うので、燃料補充が簡単で手間がかかりません。火力の調整もできて、部屋全体をポカポカにしてくれる優れものです。上にも書きましたが、地元の森林組合から燃料を購入しています。
作業用アウター
雪かきや外作業のときに着るアウターは、普段使いとは分けています。妻が購入したワークマンの防寒着(700円)はコスパ抜群で重宝しています。私は10年前にネパールで買った偽ノースフェイス(2500円)を愛用中。意外と暖かくて手放せません(笑)。手袋は防寒テムレスを使っています。安くはないですが、完全防水で暖かいので快適に作業ができます。寒いを理由に除雪を後回しにすると、どんどん大変になってしまうので、しっかり準備してストレスを減らす方がいいなと思ってます。
足元はソレルのカリブー
長靴はソレルのカリブーを使っています。防水性と防寒性に優れていて、どんなに寒くても足元はポカポカ。もう10年以上前に買ったものですがまだまだ現役です。買った時から5000円も値上がりしている・・・。
雪道と外出時の装備
雪が降ると集落内の道は完全な雪道に。雪に慣れていない方にはハードルが高いかもしれませんが、道具と慣れで安心して過ごせます
雪道の歩き方
よく言われることですが、雪道はゆっくりと小さな歩幅で歩きます。それだけでかなり店頭のリスクは減らせます。
チェーンスパイクの活用
靴底に装着できるチェーンスパイクは、滑りやすい道での必需品です。坂道や凍った路面でも安心して歩けるので、ちょっとでも不安ならこれ。
冬だからこその楽しみ
寒さが厳しいからこそ楽しめるものもたくさんあります。
雪景色がほんとに最高
飯綱高原の冬景色は本当に美しいです。近くの大座法師池は真っ白な雪原に様変わりします。冬のアクティビティ
雪が積もったらスノーシューや歩くスキーを履いてお散歩へ。動物の足跡を探したり、静かな森の中を歩いたり。
まとめ
飯綱高原の冬は、長野市街地よりも厳しい寒さがある一方で、その環境に合った工夫を楽しむ暮らしがあります。寒さをしのぐだけでなく、その厳しさを楽しむ心が大切。4年目の冬を迎えていますが、冬が一番綺麗で楽しいなと感じています。この冬支度のエピソードが、山暮らしに興味のある方の参考になれば嬉しいです。
それでは、また!
🏠アマネのまるまる貸し切りのログハウスご予約はAirbnbにて受付中!今年の飯綱は雪がたっぷり♪2月の予約受付中です!