執着していた稼ぎ方
シングルマザーの家庭で育ったせいか、
私は自分で稼いで生活していかないとって思ってきた。
母がシングルで私と妹を育ててくれた姿を
見ていたということもあるし、
母から言われ言葉で、自分でもその通りだなと思って
信じてきた言葉も大いに影響していると思う。
「結婚しても、自分で収入を得ていれば、
何かあった時に自分の手で自分の大切な人を守れる」
これは、確かにそうだと思っているし、
否定する気持ちは今でもない。
いつ、夫がどうなるかわからないし、
夫婦仲が確実に死ぬまで安泰とは限らないから。
ただ私はそこに対して、
「だから、自分が一人で働いて稼がないといけない」
って思いこんでたんです。
夫婦仲とか、健康状態とか周りの状況に関係なく、
私が自分で、私自身が稼がないと!って
そこに集中して必死になってたんです。
だから、脱サラした後の私は、人の商品じゃなく、
自分の商品を作らなきゃ、自分の商品を売らなきゃ
って思っていた。
バイトを始めても、これは自分の会社じゃないし、
自分の商品じゃないから、
早々に独立できないといけないって。
しかも、夫に頼るんじゃなく、
自分が稼がないとって。
夫が元気で、仲良くしてるのに、頼ろうって気がゼロ。
よくよく考えれば、
夫が稼いでくれたら良いわけだし、
私も自分の商品じゃなくても
商品を作るのを手伝ったり、売ったりして、
収益上がれば良いわけだし、
なんなら労働じゃなくても収入があれば良いわけで。
あー、考えが固執してたな、と。
まだまだ自分を酷使する考えを持ってました、私。
さんざん解放してきたつもりだったけど、
47年も生きてきたんだから、
そりゃあ、あっさりと全部なくなるわけないわな(笑)
持ったままで良い価値観はある。
不要な価値観もある。
良い価値観でも、その奥に隠れた思考や思いは
不必要なものかもしれない。
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