声をかけていけなかった理由
【最初の一歩さえ踏み出せたら、
あとは簡単かもしれない】
で書いた、仕事の一環なのに、
道行く人に声をかけていけなかった理由。
無視されたらイヤ。というか、恐怖。
「何、この人」って冷めた目で見られるのが怖い。
誰彼なしに声をかけていくって、あさましい。
こんな風に思っていたように思う。
どうして、こんな考えを持つようになったのか。
記憶をたどると。
・自分のタイミングで声をかけたら、親に睨まれたり、文句を言われたりした。
・友達に声をかけてもスルーされたことが何度かある。
この二つは、たまたまタイミングが悪かっただけということもあるだろうけど、私の心には傷として残っていた可能性がある。
・道行く人に声をかけて客を呼ぶ仕事をしている人を、私は心のどこかで蔑んでいた。
これは、なぜだろう?
具体的な原因は思い出せないけれど、高学歴が自慢の祖母と、高所得でプライドが高い母の言動が影響しているように思う。彼女たちの人を蔑む発言は日常茶飯事だったから。
原因を探ると、子どものころの経験、記憶がないくらい当たり前に染みついた思い込みがいくつもあって、それが何層にも積み重なって、行動を躊躇させる心の傷になっていたらしい。
これに気づいたとき、原因を作った祖母や母を恨む必要はない。
以前なら、恨んでたかもしれないけど、祖母や母の言動はキッカケにしかないんだ。
キッカケはどうあれ、そして、傷から自分を守るためにとはいえ、『簡単に人に声をかけていかない』って決めたのは自分なんだから。
だから、解放するのも自分。
人に声をかけていけるようになるキッカケをくれたAさんに感謝だし、キッカケを足掛かりに勇気を出した自分を褒めたいと思う。
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