あまね家の夫婦関係
今の夫婦関係は、
私にとって理想に近い関係を築けています。
夫の心が疲れてしまって病気休暇を取っていた時期、
2019年から2020年にかけてだったと思います。
私は、いっさい料理をしませんでした。
夫が休業中で家で療養している間、
私はフルタイムで働いて、
娘の保育園の送迎もしていました。
外で私の姿を見たら、シングルマザー?って
思われても不思議ではない状況だったように思います。
このうえ、家事も私がする状況が続いたら、
次は私がパンクして倒れてしまう。
体力的なことだけではなく、
夫と私は勤務先が一緒だったことで
何かと夫の様子を聞いてくる上司たちへの対応に
心労が重なっていってたんだろうな。
そんな風に今は思います。
だから、少しでも負担を減らそうと
夕食作りを夫にお願いしました。
もちろん、休職して1ヶ月以上が経って
夫の状態が落ち着いてきたのを見計らいました。
そうしたら、夫は
私のお弁当まで作ってくれるようになりました。
彼自身も、家でただゆっくりしているだけでは
私に対して負い目を感じるように
なり始めたころだったのかもしれません。
そういう意味では頼んだタイミングが
良かったんでしょうね。
あと、彼が元々、料理ができる人だったから
できたことだろうけど、
私にはありがたい経験でした。
私は仕事と娘の保育園の送迎、買い物など、
外に行けない、人と関われない夫に代わって、
外での活動は快く引き受けました。
妻の方が料理をするのが当たり前じゃない。
夫が勤めて働くのが当たり前じゃない。
お互いが、その時の自分の状態で、
その時できることをする。
私が理想とする夫婦の協力関係。
夫婦のあり方としては理想的なんじゃないかな。
夫が病気だからって、自分ばかり負担する必要はない。
無理させることはできなくても、
出来る範囲でやれることをやってもらう。
そのことが回復につながることもある。
場合によるけどね。
夫は、2年ほど前に
日常生活に問題ない状態まで回復しました。
そして、2人とも脱サラして自営業になった今は、
基本的に私が料理していて、
休日の昼食が夫の担当です。
ちなみに、私が再び料理をするようになったのは、
自分で自分の食べたいものを作りたいから。
食材をうまく使いこなせた達成感が好きだから。
とにかく、自分がやりたいと思ったからしてます。
そして、今でも状況によって
夫が夕食を作ってくれます。
こっちから頼まなくても、です。
他の家事も自然と分担できています。
どうしてこんな関係になれたのか、
自分で分析してみた。
たぶん、気になるところや
得意不得意が違うっていうのは大きいかもしれません。
埃やごみがあると気になるのは夫。
洗濯物を干すときにしわになるのがイヤなのは私。
おかげで、掃除は夫で、洗濯物は私。
ゴミ収集日の前日に家じゅうのゴミを集めるのは夫で、朝寝坊の夫に代わりゴミ出しするのは私。
しっかり話し合いもしてきました。
妥協できるとこも、
イヤな家事も、
好きなこともなんでも
一方的にではなく、お互いに口にしました。
口喧嘩もよくした。
結婚10年、
夫が心を壊してから5年、
今では阿吽の呼吸で
役割分担できる夫婦になりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?