情報リテラシー論⑥キュレーションが必要な訳 長岡造形大学
キュレーターという言葉は元々ネットではなくリアルで誕生し、美術館、セレクトショップなどがその例であり、キュレーションの形がメディアによる情報発信からSNSによるインフルエンサーがすることと変化が起きている。このことは私たちの世代が特に肌で感じている世代ではないかと思う。小さい頃は家に帰るとテレビをつけて翌日の学校ではテレビ番組の話で盛り上がったり、学校で流行りの言葉やお笑い芸人さんはみんな人気のテレビ番組に出演している人だったのに対し、高校大学時代ではそれぞれが好みに合わせた動画や音楽を検索して見たり聞いたりしていることが多く、クラス全員がわかるような共通の話題が少なくなったと感じている。
そんなSNSが盛んな時代の中2023年10月にインフルエンサーのステマ広告を法規制された。最近やけに#PRのついた動画をよくみるなと思っていたがこれまでは記載しなくて良かったものが記載しないといけなくなったために多く感じているのではないかと気づいた。法規制される前に流行っていたダイエット食品やダイエットグッズなども当時人気のモデルやアイドルがブログなどで紹介していて私自身欲しくなったのを覚えているし、周りの友達が買っているのを見た記憶もある。しかし学生からしたら初回は無料でもその後解約手続きが複雑だったり2回目から高額の請求があったりと悪い面もあったため、インターネットリテラシーの低い層の安全を守るという意味で法規制は良い取り組みだと感じた。さらにキュレーターの立場からもメリットがあるのではないかと感じていて、ビジネスで紹介する際には#PRをつけなければいけなくなったため、ビジネス関係なく本当におすすめしたい場合の信頼性も上がると感じる。
最近のSNSでは強制的に投稿の合間に広告を表示しているということに関して、好きの反対は無関心であること、単純接触効果で何度も挟まっていることで無関心ではなくなるということは実体験でもあったので知らず知らずのうちに広告を打つ側の作戦にはまっているんだなと気づいた。
ライブドアなどのまとめサイトの需要が低くなっている中でにちゃんまとめだけ生き残っていたことに関して、にちゃんはそもそもサイトがみにくく次のスレを探すのに苦労することがよくあるため、まとめサイトが欲しくなる気持ちがわかる。最近のアプリはそも最初からシンプルでまとまっておりわかりやすいためまとめサイトが必要なくなっていくのではないかと思う。