呼吸ができる絵
絵を見る楽しみの一つが、「呼吸ができる絵」に出会えること。いつもは浅くてどこか苦しい呼吸が、その絵を見ると深く息をしたくなる。そんな絵に出会えることだ。
深く呼吸をしたくなるのは、自分のまんなかにまでその絵の空気を届けたくなるのかな。
ここ数日いろいろあって息苦しかったけど、借りてきた画集やネットでそんな絵を見ることで、深く呼吸ができた。なんとなく、縮こまった羽をうーんと伸ばせたような気分。
私にとって好きな絵は、深く呼吸ができる安らぎの場所なのかもしれない。その空間の中で息をして、エネルギーをもらって帰ってくるような。
昔メトロポリタンミュージアムという歌があって、「大好きな絵の中に閉じ込められた」という歌詞があったけど、大好きな絵の中に入れたら幸せだろうな。
あの湖畔、あの滝、あの道、あの木々。好きな絵の中を旅行して味わえたら最高なのに。いや、でもあの視点から見るから良いのかな。滝は中に入ったら大変なことになりそうだし。。
好きな絵たちは、いつかは実物を見たいなぁ。昔モネのルーアン大聖堂の実物に圧倒されたように、実物はきっともっとその空気感に引き込まれるはずだから。
そうすればもっともっと深く呼吸ができるはずだから。
そう思うと、絵って癒しだなと思う。色もそれぞれ周波数があるというから、自分にとって必要な周波数の色に惹かれるとかあるのかもしれない。
どんなものなのかは深く知らないけど、アートセラピーとか受けてみたいし学んでみたいな。