甘くて酸っぱい柑橘類になるということ

amanatzという筆名は、今回初めて使うものです。

以前は、リアルのあだ名由来のハンドルネームをずっと使っていました。
変えたのは、心機一転新しくやっていこうと考えたこと、そしてたまたま、ちょうどいい名前として思い浮かんだことで、amanatzとしてやっていくことになりました。

そもそもの語源は、新井英樹の短編集「あまなつ」から来ています。

新井英樹という稀有な漫画家についてはまた別途おいおい語ろうと思いますが、最近だと「宮本から君へ」がドラマ化・映画化されたので、少しは知名度が上がっているでしょうか。

さて、この短編集の作品群が好きというよりは(もちろん好きではあるけれども)、「あまなつ」という言葉自体を、自分はなんだか気に入ったのでした。なお、収録されている作品には「あまなつ」というタイトルのものはなく、別途あまたの言葉の中からこれを選択して本のタイトルに据えた、という事実も、なかなかにして痺れました。

それで、やたら気に入った「あまなつ」という言葉を、まずは主人公のデフォルトネームがない系のRPGで使い始めました。

勇者・あまなつ。

絶妙に格好良すぎず、格好悪すぎず、ちょっと和む感じだと思いません?

ちなみに、仲間も同じ系統でたくさん名付けられるのもポイント高いです。

戦士・はっさく。
武道家・いよかん。
魔法使い・かりん。
僧侶・ゆず。
実にいい匂いのして来そうなパーティーです。


そして、amanatzの「tz」は、マイアーティストランキング不動の一位である、スピッツ(spitz)から取っています。もう二十年以上にわたって追いかけていますが、年々、年齢差が縮まっているような印象があります。五十代に見えないよ草野さん。

なお、偶然にもスピッツに「ミカンズのテーマ」という曲がありまして、これはもしバンド名を「スピッツ」じゃなく他の名前にしたら、という仮定で考案された「ミカンズ」という架空のバンドのテーマソングという体です。柑橘類としてリスタートする自分にずいぶん重なりますが、これも不思議な偶然です。

曲中に、まさに同じ柑橘類として胸に刻みたいフレーズがあるので、引用して締めの代わりといたします。

ミカンズ 甘くて 酸っぱい言葉 かますぜ
ミカンズ 俺達 虹の橋を渡ろう

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