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手汗との付き合い。

珍しくテレビを観ていたら、このCMが流れてきた。



号泣してしまった。
ラッコちゃんの可愛さもだけど、お医者さんの「よかった、来てくれて」という言葉に、じーんときた。

少し前から流れてたんだね、もっと早く知りたかった。


手汗とは長い付き合いになる。
久光製薬の特設サイトで、チェック項目があって、やってみたら全て当てはまった。

自分の場合を具体的に挙げると…

・年中手のひらが湿っている
・特に夏は最悪、私は「脱皮」と言っているが、毎年皮が剥ける
・皮が剥けるとお茶碗が持てない、ヒリヒリする
・ハンカチ…いや、薄すぎてタオルハンカチじゃないと無理
・学生の頃にテストでハンカチを使いたいと申し出たら「なんで」と言われた
・テストでは点数よりも紙が濡れないことに最大の配慮をしてた
・ハンカチを使えたとしてもテスト用紙(藁半紙は最悪)はしわしわ
・皮が剥けているときにクラスの子に見られて「何それー」っていう顔をされるのが苦痛すぎた
・かといって手袋をするとさらに変にみられてた
・母からも手がベタベタすると言って手を繋いでもらえなかったのも辛かった
・手のひらを触れるのは避ける、ハイタッチではなく、原監督スタイルを採用
・たぶん、ボルダリングはできない
・触ったものは必ずティッシュで拭くことになる
・赤ちゃんを抱っこすると手のひらが熱いから、嫌な思いをさせてるんじゃないかなと不安になる
・体質なんだから共存していこうと受け入れるまで時間がかかった

足汗も多め

長年付き合ってきて、少ないけどよかったこともあるよ。

・手のひらの湿り具合で天気(湿度)がわかるようになった
・面接の時、手汗が極力服に付かないようにしていたけど、結果ついちゃったんだけど、面接官に逆に好印象を持ってもらえたのか、合格した
・今の周りの人たちは「気にしなくていいよ」って言ってくれる、その気遣いに優しさを感じる
・手汗具合で緊張度がわかるから、対処できるようになった

共存すると受け入れたら、周りが優しくなった

手の写真を撮ろうと思ったんだけど、カメラを向けた瞬間に手汗がじわじわ出てきて、ピントもなぜか合わないので、ごめんなさい。

中学の頃が症状が一番重かったように思う、今では脱皮も夏に1回だけだけど、4回ぐらい剥けてた気がする。手に汗がかかないように白い薬を塗って、手袋をしたこともあったけど、みられるのが嫌ですぐやめた気がする。たぶん、脱皮が多かったのは環境のせいもあると思う。

高校も大学も、社会人になってからも毎年ずっと脱皮しているけど、あまり嫌な気持ちになった記憶がない。おそらく、この時期ぐらいから自分の体質だから仕方ないんだと受け入れて、隠さなくなったからだと思う。

高校3年の時、足の爪が巻き爪になってしまって、皮膚科で手術してもらった。術後、主治医の先生が「他に何か困ったことはあるかい?」と聞いてくれたので、手汗の話をした。

「おーありがとうね、でも特効薬がないんだよね。ただ、保険適用外だけどこれ使ってみる?500円だから、高校生でも買えるかな」

液体で、手のひらにつけると汗がいくらかマシになるということで処方してもらった。でも正直、効果はそんなに期待してなかった。私は先生に相談できたこと、受け止めてもらったことが嬉しかったのを今でも覚えている。

それから20年、手汗専門の病院が増えてきたようで嬉しく思う。
1回、専門医に診てもらおうかな。断つことはできないけど、緩和するだけでも気持ちが変わると思う。

私と同じように悩んでいる人もいるんだよね。そういう人たちには、自分が言ってもらいたかったこと、言ってもらって嬉しかったことを伝えたいと思う。わかってくれる人がいるだけで手汗の量が減ると思う、それだけ安心する。

最後に、不思議なことも書いておく苦笑

・基本ずっと湿っているのに、スーパーで透明の袋を開けるときはカッサカサ
・大量の紙をめくる作業でもカッサカサ
・彼と手を繋ぐときもカッサカサ
・冬は手から蒸気が出る

肝心な時に汗が出ないって何なん


スーパーではいつも困ってる…自由自在に操れるといいんだけど、一筋縄ではいかないね苦笑