陰キャ女子大生の留学日記 vol.9 一人旅7日目 オーストリア・ウィーン
こんにちは、あまもりと申します。
陰キャ女子大生の一人旅7日目はオーストリアのウィーン3日目、そして3カ国周遊一人旅の最終日となります。
A2レベルのドイツ語力でゴリ押しで一人旅をしていきますので、覗いていただけたら嬉しいです。
前回はこちら↓
1.シュテファン大聖堂前で写真入り新聞をもらう
昨日や一昨日に行けなかったところがあった時用に、今日はわざと予定をスカスカにしておいたので、かなりゆったりした日です。
ホテルで朝食を食べたら十一時頃にホテルを出て、シュテファン大聖堂を見に行きます。
ウィーン西駅の地下鉄に乗って、シュテファンプラッツまで一本で行けます。
エスカレーターで地上へ出ると、ちょうど鐘の音が聞こえました。
エスカレーターで上がった目の前にシュテファン大聖堂がありました。
大聖堂は普通の画角では写真に収まらないほど大きく高さがあり、圧巻でした。
大聖堂の写真を撮っていると、近くで女の子たちがはしゃいでいるのが聞こえます。
そろそろと近づいてみると、なにか新聞を持っており、その新聞には彼女たちの写真が写っていました。
その近くにカメラを持ったこのお兄さんが立っていました。
ちらっと値段を聞いてみると「無料だよ!」と言っていたので、撮ってもらうことにしました。
写真を撮って直ぐに新聞に印刷されます。
めっちゃ可愛い!
しかもWienと入っているので、とてもいい記念になりました。
2. モーツァルトハウス
大聖堂を見たあとは、近くにあるモーツァルトハウスに徒歩で行きました。
世界で唯一現存している、モーツァルトが住んでいた本物の家をミュージアムにしたそうです。
受付で学生であることと年齢を伝えると、学割がききました。
学生証の提示は必要ありませんでした。
チケットと同時に音声ガイドを渡されます。
ここも日本語があって嬉しい。
クロークに荷物を預けて、三階から見て回りました。
ここは完全に写真撮影禁止なので、目に焼き付けることにしました。
ここのすごいところは音声ガイドでした。ほんの小さい部屋の展示にも、5分や7分といったガイドが流れます。なかなか長い…
もちろん展示に解説もありますが、音声ガイドの情報がめちゃくちゃに多い。すごいです。
しかも中の展示には覗いたり、動画があったりと子どもも大人も楽しめるような展示の仕方がされていて、全く飽きませんでした。
モーツァルトから父のレオポルトに送った手紙や、ドンジョバンニやレクイエムの譜面などがありました。
もちろん東宝版「モーツァルト!」も観劇済なので、音声ガイドや展示に出てくる人物名にわくわくしました。
ショップではキラキラしたポストカードを購入しました。
このあとは市庁舎に行こうと思いましたが、ほんの少し行きづらそうだったため今回はやめました。
すると特にやることがないので、一旦ホテルに帰り、レストランの時間まで待つことにします。
3. 名店レストランで巨大シュニッツェルを食す
十六時半に予約をしていたので、十六時頃にホテルを出てレストランに行きました。
ウィーナーシュニッツェルといえばここ!というほどの名店だそうで、予約がないとかなり待たされると口コミにありました。
昨日の夜に急いで予約画面に行くと、たまたま十六時半の枠があったので、予約することができました。
📍Figlmüller
お店に近づくと、やはりお店の外まで並んでいました。
中には日本人も並んでいました。寒い中、かなりの時間並んでいたみたいです。
そこで私は受付に行き、「予約しています」と伝えると、すぐに案内されました!
日本人たちにガン見されましたが、ドヤ顔でテーブルへ向かいます。
店員のお兄さんが注文を聞いてくれます。
本当はセットで人気のミニサラダを頼みたかったのですが、シュニッツェルがでかくて食べきれないかもしれない、という不安から、シュニッツェルとリンゴジュースだけ頼むことにしました。
そして待つこと二十分。
きました、ウィーナーシュニッツェル!
ものすごいでかい!!
手のひらを並べてもまだ余裕で大きいです。
本来はシェア用だとかなんとか……
でもハーフサイズはないらしいので、これを注文しました。
このためにお昼ご飯を抜いたので、全力で食べていきます。
そして完食!!
お腹がパンパン!!
フードファイターになった気分です。
クチコミには男性なら一人で食べられるかも、とか、女性は一人では無理です!と書かれていたので、完食できて非常に気分が良いです。
イメージは日本のとんかつみたいな感じなんですが、トンカツよりかなり薄くて衣も軽いです。
なので割とパクパク食べられます。
でもこのサイズはやばいです。
チップ込で27.10€(約4370円)でした。
会計を終えて外に出ると、列がさらに伸びてました。予約して来てよかったです。
まだ後ろの予定まで時間があったので、一旦ホテルへ戻りました。
4.ミュージカル「オペラ座の怪人」を観る!
そしてそして今日の目玉、「オペラ座の怪人」を観に劇場へ向かいます。
ホテルから徒歩7分のところにあるので、帰りが遅くなっても怖くありません。
📍RAIMUND THEATER
劇場の入口が赤くライトアップされていて、気分が上がります。
開演の一時間前に来ましたが、なかなか開場しません。
来る人くる人みんな扉をガチャガチャやりますが、開かなくて諦めていきます。
開場の時間を知らされていないのと、劇場スタッフの方も対応はしないので、いつまでこの寒さの中待たされるのか……
そして十五分待ってやっと開場しました。
チケット確認のところで電子チケットを見せると、「KASSAで紙チケットにしてきてね」と言われます。
一応中には通してもらえたので良かったのですが、そういうのは事前にチケットに書いていて欲しい……
劇場内からKASSAに向かうと、ぞろぞろと人が並んでます。
今どき電子チケットがダメって珍しいな……と思いながら、受付で電子チケットを見せます。
すぐに紙チケットに変えてもらいました。
そのあと地下のクロークにジャケットを預け、売店でパンフレットを買います。
いよいよ中に入ろうとすると、その手前で劇場スタッフにチケットをもぎられます。ここでもぎられるんだ……!
ほとんどのお客さんはまだロビーでゆったりお酒を飲んでいます。
チケットを見せると、ホタルのお姉さんが席まで案内してくれました。
私のチケットは視界が悪い代わりに安い席なので、目の前に柱がありました。
覚悟はしていましたが、思ったより見えるので全然大丈夫です!
むしろ1階13列で25€(4000円)は有難い…
そして少し前に行って天井を見上げると、シャンデリアがあります。
私の席からはシャンデリアが見えないのが少し残念ですが、雰囲気だけでも楽しみたいと思います。
隣に座った女の子も柱で見えづらい席を買ったらしく、なるほどこんな感じの見え方か〜というようなことを言ってました。
あとは当日学生はもしかしたら安い金額で見られるらしく、若い人たちがみんな当日券をぞろぞろと買いに行っていました。
もちろん生オケで、始まる前から音楽が聞こえます。わくわくです。
今回の上演はドイツ語で、英語字幕だそうです。
⚠️以下は幕間と終演後の殴り書き感想になりますので、興味のある方だけ読んで下さい。
◎幕間メモ
日本と比べたら舞台がかなり狭いので、演出はどんな感じになるかなと思っていたのですが、まじですごい!!
最初のシャンデリアのシーン見えないんだろうな……と思っていたら、なんと!ゆっくりゆっくりシャンデリアが下がってきて、
「昔の亡霊も逃げ出すことでありましょう!」
で布が取れ、ばちばちっと火花が散って光りだしました!!
私の席でも見えるくらいにシャンデリアが下がってきてくれたので、その瞬間が綺麗に見られて感動しました。
それから「The phantom Of the Opera」のときの演出が最高です!個人的には四季版より好きです!!
舞台上に回転する半円柱の舞台セットが出てきて、その上部から扉を開けてクリスティーヌとファントムが歌いながら出てきます。
そして高い位置からファントムがクリスティーヌと一緒にゆっくり階段を降りてくるんですが、かなり高いので安全ベルト的なものしてました。
その階段も、ファントムが降りようとすると階段が壁から出てくる仕組みです。
そしてその柱が回転していくのと同時に2人が階段をおり、舞台にたどり着くとボートが出てきます。
そのボートで漕いでいる間に、さっき階段が出てきていた柱がゆっくりと扉のように開いて、その中からファントムの地下室が現れます!
その地下室が日本よりもものすごく手が込んでるセットでした!!
それから一幕最後のシャンデリアは本当にかなりの速度で観客席の真上(しかも思ったよりギリギリに)落ちてきて、ライトが点滅しながら火花をバチバチと吹いて一幕が終わり、会場は大興奮です!
◎終演後メモ
ほんとに良かった…すごい…ほんとにすごい…良すぎて言葉が見つからない…
開始15分〜20分くらい(勝手にピアノが動くシーンの後)で、突然劇場が明るくなって舞台の幕が降り、指揮者が舞台に出てきて「少々お待ちください」と挨拶し出しました。
何が起きたのか分からず隣の人に聞いてみると、システムのトラブルがあったから五分ほどまっててとのことでした。
オペラ座という作品を見ている途中だったこともあり、トラブルと聞くとファントムが現れたんじゃないかとドキドキしました。多分そう思っていたのは私だけじゃないと思います。
ファントムとラウルと戦う場面は、何度もでかい火花が散ったり、その曲の最後は舞台前方から炎がごぉぉぉっと5秒くらい燃え上がってました。私のところでも若干熱が来たので、最前の人は熱かったと思います。煙も凄かった。
よく見たら蝋燭は全て本物の火を使ってました。
あとファントムが現れたときの対策として銃を持ったラウルの部下っぽい人が、私たちの観客席に降りてきてそのままファントムを探すように当たりを見回していたので、私達もファントムがいるオペラ座の観客になった気分になりました!
あと俳優さんについては、ラウルは190cmくらいあるめちゃくちゃいい男だったんですが、それよりも更にファントムがスタイル抜群でイケメンすぎて、私ならファントムを選んでしまうな…と思うほどでした。歌も上手くてかっこいいファントム凄かった…
パンフレットを読んだら、ファントム役の俳優さんはアンジョルラスやルドルフなどなど、やはり良い役ばかり演じられている方でした。俳優さんにファンレターを書きたくなりました。
まとめると、
・日本と曲やセリフは同じだけど、セットや演出が違う
・舞台が狭い代わりにセットを豪華にしてる
・全員歌がうますぎる、耳にビリビリくる
・ファントムがどちゃくそにかっこいい
個人的には劇団四季のオペラ座の怪人より好きになりました…
オペラ座が好きな人は絶対に見てほしいです…DVD出ないかな…買いたいな…
こんか余韻を引き摺りながら、ホテルへと帰りました。
陰キャ女子大生の3カ国周遊の一人旅は今回が最終回でした。
いかがでしたでしょうか。
英語ができなくても、女ひとりでヨーロッパを旅することができました。
英語ができない
旅行できる友達がいない
でも旅行がしたい
そんな人の背中を押せたり、少しでも参考になったら嬉しいです。
お付き合い下さりありがとうございました。