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陰キャ女子大生の留学日記 vol.7 一人旅5日目 オーストリア・ウィーン

こんにちは、あまもりと申します。

陰キャ女子大生の一人旅5日目は、ハンガリーのブダペストを出てオーストリアのウィーンに行きます。

英語のできない女子大生がA2レベルのドイツ語で何とかやり過ごしていく旅となっていますので、覗いていただけたら嬉しいです。

前回はこちら↓


1. FLIXBUSでウィーンへ

今回もホテルの朝食を諦め、朝6:20頃にホテルをチェックアウトします。
名残惜しさを感じながらも、ホテルから一番近いメトロの駅(徒歩3分)から一本で長距離バスステーションまで行きます。

東京のように数分置きに電車が来ます
ホームは広くて綺麗

初めて来た時に乗ったメトロの駅や電車は古くて可愛かったのですが、今回乗った地下鉄は大きい駅を回る線だからか、駅も車内も今風で綺麗でした。

バスの出発時間の30分前に着きました。
ホームを歩きながら、バス乗り場を見つけます。

Bus stationの文字を発見

これまでの経験から、ヨーロッパのバス乗り場は、乗り場がたくさんあるのにまとめて表示されている電光掲示板はない(または壊れてる)ことが多いため、バス乗り場を探す瞬間がいちばん緊張します。

あちこち見渡しながら歩きますが、そもそもFLIXBUSの乗り場が分かりません。
申し訳ないと思いながらも、チケット売り場のおじさんに聞いてみると、「2階だよ!」と教えてくれました。優しい……

エスカレーターで2階に登ると、バス乗り場がありました。
しかしやはりまとめてバスの時間が書かれている電光掲示板は壊れているため、外に出てひとつひとつ電光掲示板を見ていきます。

ラッキーなことに、すぐ見つけることができました!

外は寒いため、他の乗客は中で待機していますが、私は乗り過ごすのが怖いため外のベンチで待ちます。

いよいよバスが来て、運転手さんがバスのスーツケース置き場の扉を開けます。
そのタイミングですぐにスーツケースを置き場に乗せます。そうしないとすぐに他の人のでかい荷物で埋まって乗せられなくなったりします。(プラハで体験済)

それから今回はQRだけでなくパスポートも見せてと言われたので、用意しました。

問題なくバスに乗ることができました。
乗客は少し多かったですが、とてもラッキーなことに隣に人は来なかったので、荷物を置いたりして自由に過ごしました。

最近気づいたのですが、FLIXBUSの足元には足を乗せられる台があって、自分の好きな角度に変えられるので、脚が短い私は一番高くして足を乗せています。

2. ウィーン到着&ホテルへ

3時間ほどバスに揺られて、ウィーンに到着です。

バス停が中央駅の目の前で助かる……

途中で警察がバスの中に入ってきたり、警察犬が外で吠えたりしていましたが、特に問題はなかったそうで、ちゃんとウィーンに着きました。良かった……

ドイツ語圏に来たので、一気に緊張感から解放されました。
少しでも言葉がわかる国って最高……泣

本当は先にホテルに荷物を預けてからランチでも行こうかと思ったのですが、とにかくお腹が減っていたので先に中央駅の中のNordseeでご飯を買って近くの机で食べました。

適当に頷いてたらエビの串もついてきた
11€(約1800円)

パンを食べる気分ではなかったのと、一度Nordseeで食べてみたかったので、MIXBOXを食べました。やっぱり揚げ物は美味しい!

食べ終えたら中央駅からホテルの最寄りまでトラムに乗ります。
今回もアプリで72時間券を事前に購入しておいたので、切符などいちいち気にすることなくトラムもバスもなんでも乗れます。便利でありがたいです。

安心安全のIntercity Hotel

今回ウィーンで泊まるホテルはインターシティホテルです。
ウィーンは全体的にホテルの値段が高く、インターシティホテルが比較的安かったのでここにしました。
ウィーン西駅という大きな駅からも、トラムの駅からもとても近いので、立地面では100点満点です。流石インターシティホテル。

まだ十二時頃だからチェックインはできないだろうと思っていたのに、なぜかフロントで「チェックインお願いします」と言ってしまいました。
あ!と言い直そうとすると「もう部屋準備できてるからチェックインできるよ〜」と言ってくれました。
ありがとうございますと伝えてチェックイン手続きを済ませ、部屋へ向います。

なんと今回もダブルベッドでした!
しかも部屋は広いし、お風呂もトイレも洗面所も綺麗。

せっせと手荷物を準備し直して、軽くしてからまずはシェーンブルン宮殿に行きます。

3. シェーンブルン宮殿を満喫

ホテルの最寄りのトラムで十分程度だったと思います。そんなに遠くなくて驚きました。

Schloss Shönbrunn駅で降ります

たまたまなのかドイツがおかしいのか、ブダペストもウィーンも青空の日に当たって感激です。

ネット情報ではシェーンブルンはいつもすごく混んでおり、行列スキップ入場なんていうのもあると聞いていました。
ですがなぜか私が行ったときは写真の通りがらがらでした。なんでだろう、冬だから……?

ですが混んでると写真が撮りづらいのでラッキーです。

入口
クロークの荷物番号

いよいよ中へはいり、荷物をクロークへ預けて、事前に購入しておいたSisiチケットで入場します。

中を進むと、音声ガイドを無料で貸出している場所がありました。
見てみると日本語もある!
チケットを見せながら、「日本語でお願いします」と伝えると、快くガイドの機械を渡してくれます。

ガイドを聴きながらでも、全部の部屋を見るのに一時間はかかりませんでした。
見応えはあって疲れない、ちょうど良い見学コースでした。

またミュージカル「エリザベート」に脳をやられた私にとっては強烈な部屋の数々でした。

最初の部屋は特にエリザベートとフランツのものが多く、後半はマリア・テレジアなどのお部屋や肖像画が多かったです。

フランツが仕事をしていた机や、シシィの部屋、小物や家具など盛りだくさん。
これでもかと言うほどシシィの絵や写真が飾られています。
途中エリザベートを模した人形が後ろ姿で鏡の前に立っており、人形とは分かっていても興奮しました。

中も人が少なかったので、ゆっくりじっくり見ることができて大満足です。

澄み渡る青空と映える宮殿に感動

見終えたあと、宮殿の正面で写真を撮ってもらおうとしますが、やはり人がいない。
キョロキョロしてると、同じく一人で来たらしいおじさんに、写真を撮って欲しいと頼まれたので撮ってあげました。

私もお願いしますと言うと、「もちろん!」と言って綺麗に撮ってくれました。
「引きとアップで撮るね!」と言ってくれたので、撮ってもらった後におじさんをアップで撮ってあげます!と言ってもう一度撮ってあげました。

3.こどもミュージアムと馬車博物館とショップ

そのあとは、隣にあるシェーンブルン宮殿のこどもミュージアムに入ります。

入口

事前に買っておいたチケットで入場しようとすると、チケットで指定していた時間より早かったため、お姉さんに「受付で時間早めてもらってね」と言われます。

指示通りにバーコードを見せるとすぐに時間を変更してくれたので、スムーズに入ることができました。

こども向けなので中はそこまで広くないですが、こども向けにシェーンブルン宮殿での生活や、当時の子供たちについての展示があって面白かったです。

ただ本当にこども向けだったらしく、大人ひとりで入っていく人はいませんでした。
大体親子できてる人がほとんどだったので、ちょっと恥ずかしい……

途中で王座のような椅子と、そのサイドに召使いのパネルが立っている場所がありました。
せっかくなので写真を撮りたくて、すみませんと言いながら近くにいた親子のお母様に写真をお願いしました。お子さんと来てるのに申し訳ない……

途中で小学校高学年くらいの子達が中をツアーのように団体で回っているのに遭遇しました。

あっという間に見終えて、私が一番来たかったエリアに行きます。

最後のエリアには、当時のドレスを模した子供用のドレスや小道具がたくさん置いてあります。
いいな〜でも子ども用か……と思っていたのですが、事前にクチコミを調べていくと大人用のドレスもあると書かれていたため、その情報を頼りに探してみました。

すると、いくつかあるクローゼットの一番右側に、大人用のドレスが入っていました!
六着くらいの中から可愛いものを選んで着てみます。
扇子や帽子などの小物も充実していたので、扇子をひとつ選びました。

そのエリアは私以外誰もいなかったので、一人で鏡の前ではしゃぎ倒しました。
ですが同時に写真を撮ってもらえる人もおらず、どうしたものかとぐるぐるします。

すると、たまたま警備のおじさんが通りかかったので、お願いします!!とダメ元で頼み込んだら、笑顔でOKしてくれました笑

これがやりたくてこのミュージアムに来たまであるので、目標達成できて大満足です。


そのあとは、また近くにある馬車博物館に行きます。

入口

エリザベートやフランツ、マリア・テレジアが乗った馬車たちが展示されている美術館です。

写真NGと書いてあったような気がしたのですが、先に入っていたお兄さんたちが撮っていたので私もこっそり撮ってきました。
もしかしたらフラッシュ禁止なだけだったのかも……?

美術館には私以外にお兄さん二人しかいなかったので、ここもゆっくり見て回ることができました。

女の子ならきっと誰もが夢見るような黄金の馬車や、細部まで装飾の凝られた綺麗な馬車がずらりとならんでおり、眺めているだけでもお姫様の気分になれました。

馬車以外にも、シシィが着ていたドレスの展示もあります。
ドレスのウエストが細すぎて思わず「ほえー……」と声が出るほどでした。

最後に、シシィが乗った六匹の馬で引いていた大きな馬車があり、その前でお兄さん二人が写真を撮っていたので、私も写真を頼むことに。

「馬も入れる?」と聞いてくれたので、お願いしました。

その美術館も出たら、最後にミュージアムショップに行きます。
何買おうかな〜と色々考えていたのですが、正直に言うと思ったほど欲しいと思うグッズがあまりない……
可愛い!と思ったトートバッグも約4000円もしたので、トートバッグは諦めて自分用と家族用にエリザベートの箔押しポストカードと手鏡を買いました。
ポストカードは六枚買うと安くなると書いてあったので、六枚購入。
エリザベートのポストカードは種類が豊富で、選ぶのが大変でした。

4. アイスとホットドッグとケバブで夜ご飯

なんと予定よりも早く観光地を回れたので、暗くなる前に早く帰ることにしました。

トラムで帰り、ホテルの最寄りがウィーン西駅ととても大きい駅なので、その中にあるIKEAで安いアイスとホットドッグを食べました。

ふたつで2.5€!安い!

アイスは受け取り場所でコインをもらえるので、それを近くの機械に入れるとコーンが受け取れるようになります。
そのコーンを機械にセットして、アイスの味を選んでボタンを押すと勝手にアイスが盛られる、という流れです。

またホットドッグもソーセージ入りのパンが渡されて、ケチャップなどは自分でかけるタイプでした。

カップルに囲まれながら、一人でアイスとホットドッグを立ち食いします。楽しい。

ですがそれだけだとお腹が減るので、食べ終わったあとホテル付近で軽食屋さんを調べます。
すると近くの人気のケバブ屋さんを発見したため、歩いて向かいました。

📍ALATURKA

お店に着くと確かにお客さんたちが並んでいました。現地の人にも人気だそうです。

入口のメニューを見ながら並んでみます。
ステーキケバブというメニューが目に入ったので、それを注文することにしました。

店員のお兄さんにケバブの種類を伝えたあと、指差しで入れたい野菜を選べば、それをお兄さんがどんどん入れてくれます。

渡されたケバブのずっしりとした重みを感じながらホテルに戻りました。

念の為もらってきたフォークは使えずに保存しました

手のひらほどもある巨大サイズなのに、これで6.5€でした。
1000円位でここまでお腹いっぱいになれるのは非常にありがたいです。
野菜もステーキもたくさん詰め込まれていて美味しい……!ボリューム満点で最高です。


今日は観光が予定通り、いやそれ以上に進んでくれたので、スムーズな一日になりました。
特にシェーンブルン宮殿の付近の観光地を一気に回れたので大満足です。

夜はケバブを食べながら、明日の計画を見直していきます。
明日は引き続きシシィミュージアムとカフェに行く予定です。

お付き合い下さりありがとうございました。

次回はこちら↓

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