陰キャ女子大生の留学日記 vol.5 一人旅3日目 ハンガリー・ブタペスト
こんにちは、あまもりと申します。
陰キャ女子大生一人旅3日目はハンガリーのブタペストです。
ハンガリー語どころか相変わらず英語もできないので、翻訳機と中学英語でなんとか乗り切っていきます。
前回はこちら↓
1. クラクフからブタペストへ
早速朝食は間に合わないので、諦めて朝六時半にチェックアウトしました。
外に出るとまた雪が積もっています。
ですが街灯がたくさんあるので、ドイツより夜や早朝でも明るくて安心です。
しかもクラクフは朝六時台なのに空が少し明るい!
ドイツなんて九時頃からやっと明るくなるのに……
てくてく歩いて、長距離バスの最寄りまでトラムに乗ります。
トラムのチケットの買い方がほんの少し複雑でした。
アプリでチケットを買う場合は、乗るトラムの番線などの入力、またはQRを読み込まないと有効になりません。
もし乗るトラムで上手くチケットが買えなかったら、と思うと怖くて、先に来た違うトラムのQRを読み込んでチケットを購入しました。
60分間有効のチケットなので、問題ないはず。
予定のトラムが来たので、二駅乗ってバスステーションに到着しました。
時間があるから自販機でコーラでも買おうとしましたが、なかなかクレカが使えない。
近くにいたお兄さん達に声をかけてやってもらうも、お兄さたちもなんでできないのか分からない様子。
色々試した結果、現金じゃないとダメだそうです。
じゃあなんでクレカOKって書いてあったんだ……
お水はたくさん持ってるのでコーラは諦め、バスの乗り場に行きます。
ところがバスの乗り場がたくさんあって、迷ってしまいます。
FLIXBUSに乗る予定だったのですが、FLIXBUSと書かれたバスが見えたので走ってQRを見せると、ニコニコした顔で運転手さんが「このバスじゃないから安心して!」と言ってくれました。
しかしあと十分ほどでバスが出発する予定なので、どこに来るんだろう……とうろうろしながら近くのアジア人(多分中国人)に聞いてみます。
「私はブタペスト行きじゃないから分からないの、ごめんね」
と言われますが、バスに乗るギリギリまで彼女は私のバスの乗り場を探してくれました。優しい…
そのあと彼女の後ろにたっていたおじさんに聞いてみると、
「僕もブタペストに行くよ!一緒に待とう!」
と言ってくれて、泣きそうな声で感謝を伝えました。
2. ブタペスト到着
バスに7時間乗って、無事ブタペストに到着しました。
バス停からすぐ近くのメトロに乗ります。
事前に72時間チケットを買っておいたので、持っているだけで大丈夫だそうです。
ですがやはり少し不安だったので、ホームにある機械のQRを読み込んでおきます。
電車は三分〜五分に一本は来るので非常に便利です。
電光表示がない代わりに、アナウンスをよく聞いておきます。
いよいよお楽しみのホテルに向かいます。
初の(本当にちゃんとした)四つ星ホテルです。
フロントでチェックインをすると、私のパスポートを見た途端、なんとフロントのお姉さんが日本語を話し始めました!
ヨーロッパで日本語で接客されたのは日本食のお店以外では初めてでした。
すごい……嬉しい……泣
朝食などの説明をしたあとにルームキーを渡してくれたので、早速お部屋へ向かいます。
ものすごく綺麗で広々としたお部屋で、入った途端思わず「わあ!」と声が出るほどでした。
それだけではありません。
なんと、
お風呂がバスタブ付きだったんです。
ヨーロッパで初めて見ました。帰国するまでバスタブには入れないんだろうと諦めていたので、感動のあまり泣きそうでした。
このままベッドにダイブしたいところですが、だらだらしてると時間がもったいないので、軽くしたリュックだけ持って予定通りカフェへ行きたいと思います。
3. シシィも通ったカフェへ行ってみる
実は私はミュージカルが大好きなオタクです。
舞台好きな両親に連れられて幼少の頃からミュージカルを観ていましたが、特に中一のときに観た東宝版エリザベートに脳を焼かれてから、狂ったように色んな舞台に足を運んでいます。
そんな私の人生を変えられたと言っても過言ではないミュージカル「エリザベート」の主人公エリザベート(愛称シシィ)がお忍びで通ったと言われている高級カフェへ行きたいと思います。
📍GERBEAUD
ホテルからカフェまで地下鉄やバスも使えましたが、街を見たいので十五分歩いてきました。
お店に入ると、店員さんのお姉さんに席を案内されます。
高級カフェと言っても、そこまで格式ばった感じはなかったため、普通の格好で入っても問題ありませんでした。
メニューを見ると、一番人気のドボシュトルテを見つけたので、それをひとつ頼みました。
飲み物はどれがいいのか分からなかったので、店員さんに人気のものを聞きました。
するとたくさん種類があるからといろいろ質問されてしまい、特に好みがないため悩んでいると、たまたまメニューに「Sisi coffee」というものを見つけました!
これをお願いします!というと、これはアルコールが入ってるけど大丈夫?と聞かれ、大丈夫です!と言ってお願いしました。
去り際にもう一回アルコール大丈夫?と聞かれ、OK!といって念押し。
五分もしないうちに運ばれてきました。
ドボシュトルテはチョコと生クリームの挟まったケーキで、上に薄く固められたキャラメルソースの板が乗っています。
ものすごくおいしい!!
生地のふわふわ食感と、甘くないチョコと生クリーム、そして濃いめのキャラメルがほどよく混ざりあって、本当においしい。
チョコケーキの中で一番好きかもしれない。
シシィがお忍びで通った理由がわかった気がしました。
そしてシシィコーヒーは泡の上にオレンジピールが乗っています。飲み物自体はリキュールと書かれていましたが、お酒感はほぼありません。
これもおいしい……
しかも生演奏のピアノを聴きながら食べられるので、とても贅沢です。
ケーキとドリンクで合わせて3900円くらいでした。比較的物価の安いブタペストでは高級カフェの部類に入るそうです。
4. 女一人でクルーズに乗る
シシィのケーキを食べたあとはクルーズに乗ります。
事前にGet your guideで予約した約一時間のクルーズツアーです。
乗り場がちょっと変なところにあり、トラムに乗ってさらに十五分ほど歩く…
あとドイツに比べてトラムに検札が居る確率が高いです。このときも検札にチケット見せてと言われましたが、きちんとQRを読み込んでいたのですぐにOKしてもらえました。
クルーズの席は先着順のため入場の三十分前から並んでいるらしいので、それまでに行かないといけません。
カフェでトイレに寄ったりしていたこともあって少し時間がなく、軽く走りながら集合場所に行きます。
入場の25分前にも関わらず、既にかなりの人が並んでいました。
良い席取れないかな〜と思いながら待っていましたが、入場時間になって後ろを見てみると凄まじい行列に……
体感では前から四分の一には入っていたと思います。
入場が始まると、バウチャーとQRコードを見せて船に乗ります。
案の定窓側は全部取られていましたが、船の先頭が見える席が空いていたため、そこに座りました。
ワンドリンク付きなのを忘れていて、グラスを受け取りましたがなんのお酒か分かりませんでした。ワインかな……?
いよいよ船が動き出すと、なんと船の先頭に出られるドアを他の人がこじ開けて先頭に出てきます。
せっかくいい所に座ったのに景色が見えなくなってしまうと思い、遠慮を忘れて私も急いで外に出て先頭に行きました。
一番の見どころの国会議事堂は夜になると綺麗にライトアップされ、黄金のように光ります。
クルーズに乗っている人達はみなカップルや家族で来ているため、私が一人で座っていると不思議な目で見られましたが、そろそろ慣れてきました。
一時間のクルーズはあっという間でした。
事前にブダペストの日の入りを調べてからクルーズの予約をしたので、ちょうど暗くなったタイミングでクルーズに乗ることができました。
5. お土産ショップとディナー
クルーズを後にして、さきほどクルーズに来る道で目をつけていたお土産ショップに戻りました。
📍Market1
このお店に限らないのですが、ブタペストで売っているポストカードが全部とてもかわいいんです。
レトロな雰囲気のイラストが多く、あまりの可愛さに選びきれず三枚買ってしまいました。
行った国のポストカード集めが趣味の私にはたまらない空間でした。
さて、夜ご飯に向かおうとマップを開くと、なんと予定していたお店がまさかのお休み……
急いでホテルの近くのレストランを探します。
するとものすごい数のクチコミのハンガリー料理のレストランを見つけたので、そこに行ってみることにしました。
📍PÖRC&PRÉZLI
外にあるメニューを見て、ちょっと高いかな…とお店に入るのをほんの少し迷っていました。
しかしなんというタイミングか、なんとお店の中からヴァイオリンの「The phantom Of The Opera」の生演奏が聞こえてきました。
これは入るしかない!と思い、勢いでお店に入ります。
クチコミには人気店で予約した方がいいと書いてありましたが、今日は席が空いていて予約がなくても入れました。
席に案内されると、周りのお客さんからの視線を感じます。
ですが一人でレストランに入るのも慣れてきたので胸を張って席に着きます。
事前に何が美味しいのか調べていなかったため、店員さんに聞いておすすめのメニューを注文しました。
メニューの写真を撮るのを忘れてしまったので名前が分からないのですが、おそらくグヤーシュというスープと、パプリカソースをかけた豚肉とコロッケみたいなもの(ハンガリー名物らしい)が運ばれてきました。
このお肉が見た目よりも柔らかく、コロッケもボリュームがありました。
添えられていたきのこも美味しかった……
またハンガリーで有名なパプリカ(ソース)を食べられたので満足です。
ビールも頼んだんですが、私がこれまで飲んだビールの中で一番飲みやすくて軽くて美味しかったです!
あとはやはり日本と比べると一人前の量が多い…💦
パンは食べたければどうぞ形式だったので、丁寧にお返しして頼んだメニューは頑張って完食しました。
その間もヴァイオリンともうひとつ木琴のような楽器の生演奏をずっと聴くことができて、とても雰囲気の良いレストランでした。
レストランからホテルまでも、ホテルの立地がものすごく良いおかげでどこからも近くて徒歩で行かれるので最高です。
ブダペストは治安が良くて、夜道も明るいので夜に出歩いていても全く怖くありませんでした。
ホテルに戻り、五ヶ月ぶりのバスタブに興奮して、お風呂嫌いの私が三十分もお風呂に入ってしまいました。
クラクフは冬でしかも雪だったからか、観光客も現地民も全然外にいなくて少し寂しい観光になってしまったのですが、ブタペストはそこまで寒くないのもあって街にたくさん人がいる上に観光地もたくさんあって楽しいです。
四日目はブダペストの観光地巡りをします。
エリザベート関連の観光になる予定です。
お付き合いくださりありがとうございました。
次回はこちら↓