見出し画像

陰キャ女子大生の留学日記 vol.12 一人旅ベルギー編 2日目

こんにちは、あまもりと申します。
陰キャ女子大生一人旅、今回はベルギーのブリュッセル2日目です。

前回の三カ国周遊のときに比べて予定通りいかないことが多く、非常にドタバタな旅になっています。

英語のできない女が翻訳アプリでなんとか乗り切っていきますので、覗いていただけたら嬉しいです。

前回はこちら↓


1. 朝ごはんでワッフル

観光するぞ!といいつつメイン所は昨日回ってしまったので、ゆっくり朝8時に起きてホテルの朝食会場に来ました。
口コミでは朝食の評価が良かったので、期待に胸を膨らませて地下に行きます。

パン、ケーキ、バターなど
ハム、チーズ、野菜
カリカリベーコン
スクランブルエッグ、ソーセージ、豆系の何か
奥にはコーヒーメーカーも

どれにするか悩んでしまうくらい、種類が豊富でした。
しかも嬉しいことに、ワッフルを自分で焼ける機械がありました。

朝食べるにはちょうどいいサイズのワッフルが焼けます

時間も遅かったため、会場はかなり空いていてゆったりメニューを選べます。

個人的にはワッフルとカリカリベーコンがとても美味しくて、ベーコンはおかわりしました。

今回のワッフルのように、海外のホテルで朝食つきにすると朝食で現地の名物を食べられることが多いので、私は泊まるときはいつも朝食をつけるようにしています。

2.寄り道しつつ小便小僧に会いにいく

朝ごはんを食べたら、さっと準備をして小便小僧のところへ向かいます。

その途中で、昨日の夜に見つけたおもちゃ屋さんの前を通ったので、せっかくなので入ることにしました。

📍grasshopper

にわとりが可愛い
シュタイフもありました
うさぎのぬいぐるみがたくさんありました

1階の階段と2階にぬいぐるみが陳列されており、見ているだけで癒されました。

それから歩いていると、お土産ショップを見つけました。
よくあるお土産屋さんなのですが、ベレー帽が売っていることに気づいたので覗いてみることにしました。

ドイツではベレー帽はあまり売られておらず、以前フランスのパリに行った時に一目惚れして購入しました。

それを見た家族が私も欲しいと言っていたのを思い出したので、似合いそうな色のベレー帽を買うことに。
ひとつ9€(約1500円)なので、お土産にはちょうどいい値段でした。

店員のおじさんが優しい方で、帰り際に「カムサハムニダ!」と言われたので、あ!ありがとう!と返したら、「ア!!アリガトウーー!!サヨナラーー!!」と笑顔で言ってくれて、温かい気持ちになりました。

また私が行ったお店以外にも、ベレー帽が同じ値段で売っているお店はたくさんありました。

それから通りを歩いていきますが、ブリュッセルはアジア人が多いです。特に若い子が多い。
前回行ったポーランドやハンガリー、オーストリアではアジア人はほとんどいなかったように感じたので、とても新鮮です。

恐らくですが、ブリュッセルは比較的小さい街で観光しやすく、かつ可愛い街並みなので、ヨーロッパに留学中の大学生たちが友達とプチ旅行として来やすいのかなと思いました。

そして寄り道合わせても歩いて約20分ほどで、人集りが見えてきました。

見つけました小便小僧
思ったより小さくてびっくりしました。
モナリザ現象ですね。

記念に写真を撮ってもらおうと、周りにいた観光客の方3組ほどに声をかけますが、ことごとく無視されました……

アジア人でしかも女一人だったので、もしかしたら物乞いか何かだと思われたのかな…なんて考えてちょっと落ち込みましたが、ここで諦めたら後悔が残るので、めげません。

そこで後ろにいた韓国人のご家族の方に恐る恐る声をかけたら、有難いことに笑顔でOKしてくれました泣
撮っていただいたあと感謝を伝えると「Have a Nice trip!」と手を振ってくださいました。

人集りはありましたが、そこまで混んでいなかったので写真も撮りやすかったです。

このあとはグランプラスに戻るのですが、そのまえに小便小僧の近くにワッフルのお店がありました。
外のワッフルの見本を見ていると試食をくれたので、ここでワッフルを食べることにしました。

📍Moeder Babelutte

いい匂い
見本だけでわくわくします

口コミを調べてみるとあんまり評価が良くなかったのですが、理由は恐らく立ち食いなのと、観光地(小便小僧近く)ということでスタッフの対応が丁寧ではないからだと思いました。

でも私が注文したときの接客は普通で、特に不快には思いませんでした。

私はフルーツが苦手なので、イチゴなしとかあるかな〜とメニューを見てみると、生クリームとチョコソースだけのワッフルがありました!!

「No fruit, please chocolate source and cream」という、アホみたいな英語でも店員さんはすぐに理解してくれました。

5.5€(約850円)

物価の高いベルギーですが、フルーツなしだったのでワッフルは比較的安く食べられました。

お店の奥に階段があったので、上に座れる場所があるのかと思って近づいたら、店員さんに「No!No!」と言われて焦りました。
そのあと「上には行けないけどここで食べていいよ」と言われたので、ワッフルを作ってる目の前で食べることに。

食べてみると、生クリームの量が多い!
本当に山盛りです。生クリームとワッフルを食べている感覚でした。
そしてワッフルは温かくておいしい!
結構ボリュームがあって、ワッフルだけでおなかいっぱいになりました。

3. GODIVA本店でチョコとチョコドリンクを買う

ワッフルのあとは予定通りビール博物館に行きます。
ビール博物館はグランプラスにあるのですが、グランプラスに入る途中で、触るといいことがあるという「セルクラースの像」を発見しました。

ガイドブックに載っていたのに像の前に誰も人がいなかったので、一旦調べて確認してしまいました。あんまり人気じゃない……?

写真を撮って、いよいよビール博物館に行きます。

すると、扉に張り紙があります。
嫌な予感……

人はいないし、看板もない……

読んでみると……

「すみません。1/20までおやすみです」

1/20……今日までじゃん!!!!

なんて運が悪い……今日の目玉だったのに……泣
GoogleMAPではやっていると書いてあったので、本当にまさかでした。
ショックですが、やってないなら仕方ありません。

気を取り直して、自分を慰めるために近くにあったGODIVAの本店に来ました。

📍GODIVA

店内は狭いものの、高級感溢れる内装でした。

ベルギーでは、チョコは箱で買うよりも、好きな種類を一粒単位で選んで買って袋に詰めてもらうのがメジャーだそうです。

私もそれをやってみようと、1番人気のものはどれですかと聞くと、このトリュフよ!と言われたので、その2種類を1粒ずつお願いしました。

この右の2列が人気だそう
目の前で袋に詰めてくれます

これで4€(約640円)……1粒約320円です。
人生初の高級チョコだ……

そしてチョコを袋に入れてもらっている間、壁にあったメニューを見つけます。

絶対美味しそう

なんと、チョコドリンクがありました!
お店の人にこれ飲めますか?と聞いたら、簡単な英語で色々説明してくれました。優しい……

「ビターとスウィートがあるよ」と言われたので、スウィートがいいと言うと、「ミルクチョコレートがおすすめよ!」と言われたので、それを頼みました。
他にはチョコをディップする用のドリンクもあるそうです。

1杯6.5€(約1000円)
GODIVAだし、本店だし、ビール博物館行けなかったし!いっか!!ということで飲みます。

ドリンクだけでなく、生クリームやチョコのトッピングも乗せてくれました。

ものすごい美味しい!!
本当にチョコを溶かして作ってる!!
チョコドリンク好きにはたまらない美味さ。
生クリームも軽くて胃もたれしません。

GODIVAのチョコドリンクなんて贅沢だ……

至福の時間でした


4. デリリウムカフェで昼からビール

チョコドリンクで気分が上がってきたので、次は行く予定だったバーに行きます。

凄まじいビールの種類があるという有名なバーだそうです。

行く途中に、人形劇の劇場っぽい看板があるのですが、空いてない……気になる……

歴史を感じる看板
独特な雰囲気があって気になる

調べるとやはり人形劇の劇場でしたが、なんと1月が休業月だそうです。
すごく有名な人形劇らしい……見たかった泣

悔しさを噛み締めながら歩いていると、その先にありました。

📍DELIRIUM CAFE

看板がいっぱいあって入口がどこか分からない…

最初に入った入口は違ったみたいで、少し奥に進んだところの入口から階段を下ると、今度は当たりでした。

ここが入口
階段を下るとカウンターが見えます

音楽も相まっていい雰囲気です。
カウンターにいるお兄さんに、ビールが飲みたいです!と伝えると、「たくさんあるよ!!」とニコニコされました。
今思えばバカすぎる…そりゃそうだ…バーなんだから…

1番人気のものはなんですかと聞くと、「このお店の象のマークのビールだよ!」と言われました。
「軽いのと、黒ビールと、全部で4種類あるけどどれがいい?」と聞かれたので、軽いのがいいですと伝えました。

カード支払いもできたのかもしれませんが、今回は現金で払いました。

軽いビールはブラウンビールと言っていました。
すぐにビールサーバーからついでくれます。

4.6€(約750円)

すごい!!
人生で飲んだビールの中で一番キンッキンに冷えてる!!
軽いビールなのでとても飲みやすい。
真昼間から飲むビール最高です。
夜ではないので私ともう一組くらいしかお客さんがいなかったのですが、音楽が陽気なので全く寂しくありませんでした。


5. 郷土料理ウサギ肉を食べる!

18時前になったので、予約していたレストランに夜ご飯を食べに行きます。

ここは現地民や観光客にも人気のレストランで、クチコミの数が凄かったので、来てみました。

📍't Kelderke

夏ならテラス席でグランプラスを眺めながらご飯を食べられるそうです。

お店に入ると優しいおじさんが出迎えてくれました。
予約していますと伝えると、スマホを見て名前を確認してくれます。
それからすぐにテーブルに案内してくれます。しかも椅子を引いてくれた…嬉しい…

席に着くと、別の店員のお姉さんが「どこの国の方ですか?」と聞いてきたので、日本ですと伝えると、なんと日本語のメニューを出してくれました。

ヨーロッパで初の日本語メニュー

ありがたいな〜と思いながらメニューを見ていると、さっきのおじさんが「なにかお探しですか?」と聞いてきてくれました。

またムール貝が食べたかったのですが、メニューにはハーフがなかったので、「ムール貝とこのお肉のメニューは1人で食べられますか?」と聞いてみると、まさかのちょっと日本語を話してくれました!
コレ(ムール貝)、ハーフ(あるよ)!」と言ってくれたので、ムール貝のハーフを注文。

それとお肉のメニューと、おすすめのビールを聞くと、「コレ!」と指さしてくれたので、それを頼みました。
「(ビールは)チイサイ?」と日本語で聞いてくれて、はい!と言うとニコニコしてくれました。

するとすぐにビールとムール貝が来ました。
ムール貝でかくない…?食べれるかな…
と思いましたが、全然余裕でした。

動画を撮っていると、おじさんが「ソレ、アチチ!(鍋が熱いから気をつけて!)」と言ってくれて、嬉しかったです。
女性一人でも居やすい空間。

温かいうちにムール貝を食べます。
ムール貝ほんとにおいしい…無限に食べられる…もっと言うと昨日のお店より身が大きい…

付け合せでパンとポテトが出てきました。
ここで食べすぎるとお肉料理が食べられなくなるので、少しセーブしつつ食べていきます。

ムール貝をぺろっと食べ終えて待っていると、お肉料理がきました。

お皿がでかい

ウサギ肉のビール煮です。
ブリュッセルの郷土料理として有名だそうで、頼んでみました。

初めて食べるウサギ肉、食感は少しパサついていましたが、ソースが多かったのでそれでちょうどよく食べられました。

これも初見では量多いな…と思ったのですが、骨の部分が多かったので思ったほど量はありませんでした。
セットでポテトサラダもついてきて、ものすごいおなかいっぱい。

美味しいご飯と優しい店員さんたちのおかげでいい時間になりました。



明日はドイツに帰国しますが、その前にベルギーのもうひとつの街ブルージュに行きます。

ブルージュはものすごく人気の街で、行った人がみんな綺麗で大好きになった!と言っている街のため、非常に楽しみです。

お付き合いくださりありがとうございました。



6. おまけ

夜21時頃、部屋でごろごろしてたらなんと部屋のサイレンが鳴り始めました。

怖くなって急いで部屋を出てエレベーター前に行くと、他の部屋の人が扉を開けていました。
なんだろうね…と顔を見合せていると、ふとサイレンが鳴り止みましたが、怖かったのでフロントまで行くことにしました。

するとパジャマ姿の人達が数人フロントに出てきていました。
なにがあったんだろうと思いフロントの人に聞こうとしたら、パジャマのおば様が私に向かってタバコを吸う仕草をして、🤷‍♀️とやったので、おそらく誰かが部屋でタバコを吸って、その煙で火災報知器が作動したみたいです。
そのおば様がフランス語で「戻って大丈夫よ!」的なことを言ってくれた(合ってるか分からない)ので、部屋に戻ってきました。

これまでたくさんのホテルに泊まってきましたが、こんな体験は初めてでドキドキしました。

いいなと思ったら応援しよう!