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強迫性障害っぽい私の話①-確認行為

こんにちは。アキです。
今日の地元は日差しがあったかくて良い天気…☺️✨
今はそんなふんわりした気持ちなのですが、ちょっと前に気持ちが落っこちた時期があり、その時にがしがしと書いた文章があるので、載せさせてください。
「この人大丈夫かなあ…」と思われるかもしれませんが、大丈夫です!自己開示をしたかったのです。
よろしければお付き合いください。


突然ですが、私はおそらく強迫性障害です。
病院へかかったことはなく、事例として出てくる症例よりも軽度だとは思うのですが、少し一般的ではないところへのこだわりが強く、精神的に疲れてしまいます。
その症状が苦しくなってきたので、書いて吐き出してみようと思います。

強迫性障害とは、強い不安や恐怖が頭から離れなくなり、それを解消しようと行動すること。
例えば、汚れが怖くて必要以上に手洗いを繰り返したり、家の鍵をかけたか不安になって何度も家まで戻って確認してしまうような症状があります。

私が、自分は強迫性障害かもしれないと自覚したのは大学生の頃です。
大学生の私は実家を離れて一人暮らしをしていたのですが、家を出る時は、窓の鍵を閉めたか、ガスコンロはちゃんと消えているか、エアコンが切ってあるかどうかを何度も何度も確認しないと気が済みませんでした。
最終的には窓の鍵が閉まっている写真を撮って、不安になった時はその写真を確認して「間違いなく閉まってるから大丈夫」と自分に言い聞かせていました。
もちろん、玄関の鍵も何度も確認します。
この確認に時間がかかるので、そのぶん家を出る時間を早めに設定していました。

社会人になり、実家に戻ってからはこの症状は落ち着きました。
実家で私が一番最後に家を出ることは滅多になく、誰かしらが家にいて見送ってくれたので、私が戸締りをする必要がなかったのです。
家に誰かがいてくれる安心感はとても大きかったですし、全員で出かける時には最終的な確認は母がしてくれていたので、私が一生懸命に確認をする必要はありませんでした。

ですが、結婚して家を出て、夫と二人暮らしになってからはまた症状が出てきました。
寝る前には、ガスコンロがついていないか、玄関の鍵がかかっているか、窓の鍵が閉まっているかを必ず確認します。
ガスコンロはロックがかかっている状態だと印が右に来ているので「右、右…」と確認し、元栓が閉めてあるのも「左…」と確認します。自分ルールです。
玄関も、鍵とチェーンがかかっているのを目視し、自分の頭の中にあるリズムに載せて、「上、横…」と口に出して確認します。
窓の戸締りについても、窓の鍵を閉め、ロックを閉め、何度か引っ張り開かないことを確認します。これも自分の頭の中で「1、2、3、4、5…」と数を数えながら確認し、納得がいくまで2、3回繰り返します。

出かける時が一番大変です。
窓の鍵は、前日の夜にしっかり確認したから大丈夫…と自分に言い聞かせ、目視だけで済ませることも、日によってはできます。時々は引っ張ってしまいますが、そうすると「私が触ったことでまた開いてしまったのでは…」と思い、全部の窓を回らないといけなくなります。
エアコンはランプが消えてわかりやすいので目視だけでやり過ごせます。
ガスコンロは、昨日の夜についてないことを確認して寝て、朝まで何もなかったのだから大丈夫…と頭ではわかっているつもりですが、やっぱりロックを触って確認します。
もし朝に使ったりしたら確認時間が増えるので、急いで家を出なければいけない時は朝にガスコンロは使えません。
窓を確認し、エアコンを確認し、ガスコンロを確認し、納得できたら家から出ます。
玄関を出て鍵をかけてからも、ドアノブを引っ張り絶対に開かないことを確認します。
頭の中で「1、2、3…」と数えながら引っ張り、やり切れれば良いのですが、途中で車の通る音がしたり、人が通ったりして気が散るとやり直しです。

夫と二人暮らしになった当初の仕事をしていた頃は、私の方が夫よりも出るのが早く、夫に見送ってもらっていたので、そういう場合はあまり症状は出ませんでした。
次の仕事は、夫と同じタイミングで出るので、玄関の鍵閉めに関しては夫にやってもらっていました。夫が鍵をかけ、私が引っ張り、あとで「今、間違いなく鍵を閉めたよね」と聞いて「俺が閉めたよ」と言ってもらって安心していました。

一番しんどいのは、夫が家にいない時に私が一人で外に出る時です。
普段は同じ時間に一緒に家を出ていましたが、年に数回、行事のために夫が普段より早い時間に出る時がありました。
夫が出かけた後に私が一人で家を出て仕事に行かなければならない時、その確認作業はとてもしんどいです。
窓を確認、ガスコンロを確認、玄関を確認…とやっていると、呼吸が浅くなり、動悸もします。とてもストレスなので、もし可能な時間なら、夫に合わせて一緒に早い時間に出て、一人での外出を回避したりもしていました。

今は私が仕事を辞めて、平日に夫と一緒に家を出ることはなくなりました。
買い物だったり用事だったりで、私が一人で家を出ることは増えましたが、仕事に行っていた頃に一人で確認していた時のような動悸は起こらず、もっと気楽に(と言ってもしんどいですが)確認をし、出られるようにはなっています。
仕事だと「始業時間が決まっているので、確認をしている余裕があまりない」「一旦出たら長時間拘束されるので、自分の意思で戻ってくることができない」というのがプレッシャーになっていたのかなと思います。自分の買い物だったら好きなタイミングで戻れるし、朝から夜まで家を空けることもないけれど、仕事だとそうもいかないので気が重かったのかもしれません。

別の場面では、郵便物や荷物を出す際に「中身が合っているか」「余計なもの(その人に渡してはいけないものや、ゴミや髪の毛等不快なもの)が入ってしまっていないか」「宛先が間違っていないか」「ポストに本当にちゃんと入ったか」を気にしてしまうこともあります。なのでメルカリの梱包や発送もとても時間がかかります。
「前日に入れた物が外に出てしまっているんじゃないか」なんて、あり得ないことも考えてしまうので、旅行の荷造りも苦手です。

これが私の「確認行為」です。
そして、車を運転するようになってから、また違う症状も出てきました。
長くなったのでここで一旦切りますね。

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