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自分の性格を見つめ直すとき。

最近、自分の性格を見つめ直すことがありました。自分にはどんな傾向があって、何が得意で何が不得意なのかを。

僕は、基本的には、2つ以上のことを同時にこなすことが不得意なようです。簡単なタスクであれば問題ないのですが、ある程度大きなものを継続していくのは、ほぼ不可能です。

なので、中高生の時はかなり苦労しました。学校では5教科がまんべんなくできる人が求められるからです。僕はどうしても5教科をまんべんなく勉強することができなかったのです。

たいていの場合は、得意な英語ばかりを勉強していました。学校から帰ってくるや否や、パソコンを起動させ、夕ご飯を食べながら英語で映画を観ていました。お風呂に入って、そこで学んだ英語表現を声に出して練習し、就寝時間になるまで英語に触れていました。

また、数学にハマっていた時期もありました。高校1年の2学期の頃です。ほんの3ヶ月くらいでしたが、その期間だけは数学を頑張っていました。

なので、英語にハマっている時期は英語を浴びるように勉強して、数学にハマっている時期は英語の勉強は脇に置いて、数学ばかりやっていました。

また、部活にハマっている時は部活のことばかりを考えていたし、彼女ができたら彼女のことばかり考えていました。

だから、なんでもこなせる器用なタイプに憧れていたし、僕自身も不器用を克服しようと幾度となくトライしました。

スケジュール帳を買って予定を事細かく決めたり、流行っていたマインドマップを描いてみたり、タイマーを片手に30分おきに5教科をまんべんなく勉強したりと様々な工夫を施しました。

しかし、どれもダメでした。どんな方法を試しても長続きせず、効果が出ませんでした。どうやら自分には合っていなかったようです。

それは大人になっても、変わりませんでした。noteに関しても同じで、1日1投稿が限界でそれ以上の投稿は不可能です。1日3投稿すると意気込んで頑張っていた時期もありましたが、やはり長続きしませんでした。

また、音声配信にもチャレンジしていますが、なかなかうまく継続する術を見つけられずにいます。noteとは別に自分の話したいテーマを決めて、毎日配信をしようと意気込んでいたけれど、無理でした。

自分には難しかったようです。noteに文章を書くことで自分の伝えたいことは吐き出してしまうので、ネットラジオ用の話なんて出てこないんです。

机の前に座ったら永遠に話すことができるなら良いですが、そうもいかないので、続けられずにいます。

自分の性格と上手に付き合っていく

最近は考えが変わってきて、克服するのではなく、自分の性格と上手に付き合っていくことにしました。

つまり、たくさんのことに手を出すのではなく、テーマを一つに決めて取り組むことに決めました。

noteを書いたり、音声配信をしたり、YouTubeを撮ったり、全部するのは生活に支障が出るので、noteを中心に考えることにしました。

幸いなことに、noteだけは継続できています。書く熱量も保っています。むしろ、今は初めたばかりの頃よりも熱量は高いぐらいです。

なので、毎日質の高い、熱量の高いnoteの投稿を第一としたいと思います。

音声配信については、うまく継続できる方法として、短編小説の朗読という形で続けていこうと思います。noteとも内容が連動していますし、毎日配信しなければならないことはないので、これなら続けられそうです。

自分との対話で、大切なことに気付かされました。

仮に、全員に平等に与えられる"100の熱量"があるとすると、僕は1つの事に80や90くらいの熱量を使ってしまう人みたいです。20ずつ使うみたいに器用になれたら良いのですが、自分の性格なのでそうもいきません。

逆に、1つのことに集中してしまえば、多くの時間を費やすことができるので、熱量が分散している人よりも何かに特化できるメリットもあります。

なので、無理に性格を変えようと努力するのではなく、性格の良いところを認め、自身の性格と上手に付き合っていきたいと思います。

2021.6.8

隣の芝生は青いじゃないですけど、他人の性格や生き方が羨ましく思ったりすることってありますよね。要するに、ないものねだりです。でも、改めて自分の性格にも良い面があることに気付くと、上手く付き合っていけばいいという事に気付くはずです。これを機に、皆さんも自分の性格を見つめ直してみてはいかがですか?

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雨宮 大和|エッセイ・短編小説
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