他者を攻撃する人は自分を攻撃している人。この仕組みを知れば、他人の怒りに強くなれる。
こんにちは、天宮です。
最近テレビを見ていると
いろいろ悲惨な事件のニュースが目に入ってきて
心が痛みます。。。
ご家族を傷つけてしまう人
他人を傷つけてしまう人……。
どうしてそんなことを!???
と思ってしまいますが。
心理学の観点からみると
そこには深い理由があるようなのです。
■人は自分を攻撃しきれなくなったとき他者を攻撃する
これは、心理学の師匠に学んだことですが。
人は、自分自身を攻撃して
攻撃しきれなくなったとき。
他者を攻撃するのだそうです。
だから
家族を傷つけるような事件を起こす人
他人を傷つけるような事件を起こす人は
自分が嫌いで
自分を責めていて。
自分を攻撃して攻撃して攻撃して
そのエネルギーが
自分の中で処理しきれなくなったとき
外側の人を攻撃してしまう。
そんな心の仕組みがあるのだそう。
(だからといって
事件を起こしていいというわけでは
決してありませんよ)
■プライドが傷ついたとき怒ってしまう、人の心理
天宮は会社員時代
あまり他者とぶつからない人でしたが
ごくごくたまーにですが
人に対して怒って、
言葉で攻撃することがありました。
(若気の至りでした。ごめんなさい)
今思えば、私が怒るときって
プライドが傷つけられた
と思ったときが
多かったように思います。
で、ですね。
このプライドって、実は
自分の中のコンプレックスと
表裏一体なのです。
私の場合、
「仕事がちゃんとできていない」
っていうコンプレックスがあって。
それがなぜか反転して
「いや、私は仕事ができている!」
っていう
変なプライドになっていて。
なので、
自分の仕事のアラを見つけられたりすると
この変なプライドが傷ついて
(=コンプレックスが刺激されて)
思わず相手を攻撃する
という図式だったなぁと思います。
☆
つまり。
私は「仕事ができない自分」を
ずっと攻撃し続けていて。
誰からからそのことを指摘されたとき
「んなことないわ!私はできてるわ!
何いっとんじゃワレーーーー
(# ゚Д゚)」」
と人を攻撃したりするのですが。
実は心の中では
「自分が出来てないことくらい
ずっと前から知っとるわ!!!!
それでずっと自分を責めとるわ!!!
だから改めて言わんといてやボケ―――――
(# ゚Д゚)」
みたいな感情が渦巻いていたのです。
何に関して自分を攻撃しているかによって
いろいろなパターンがあると思いますが
自分が自分を責めて
攻撃しつづけている
ポイントを突かれたとき
人は自己防衛も兼ねて
他者を攻撃してしまうのかなーと思います。
■他者を攻撃する前に「自己攻撃」ポイントを見つけよう
「他者を攻撃したくなるときは
自分を攻撃しているとき」
このことを意識しておくと
人を攻撃したくなったときに
自己攻撃しているポイントを見つけ、
「ああ、私はこのポイントで
自分を責めているから
こんなに腹が立つんだな」
と、冷静になることができます。
また同じように
誰かに攻撃されたとき。
「この人はどんなポイントで
自分を攻撃しているんだろう」
と、ちょっとだけ思いやることもできます。
(もちろん、不条理な八つ当たりには
毅然とした態度で立ち向かっていいんですけどね)
☆
みんな、知らず知らずのうちに
いろいろいなことで
自分を責めて責めて責めて。
そのしんどさが外側に溢れて
誰かを攻撃してしまうんですよね。
以前、こんな記事を書きましたが
別に、役立たずだっていいんですよ。
また、こんな記事も書きましたが
あなたは、あなたらしく生きてるだけで
世界のためになっているんです。
どうか、そのことを
忘れないでくださいね。
今日も最後まで読んでくださり
どうもありがとうございました。
天宮一美