GN125用の中華メーターの取り付け・設定
おやっとさあです。
ずっと気になっていた、純正のメーターに形がソックリなアリエクスプレスの中華メーターをGN125Hにつけてみたのですが……
ポン付けできそうな見た目の割にできなくてめちゃくちゃ苦戦したので、備忘録ついでに換装の手順と設定の仕方をnoteにまとめることにしました。
困ってる人がいれば役に立てばうれしいな。
購入したのはこちら。
https://a.aliexpress.com/_okQg3Di
いつの間にかチョイスデー対象になってたので買っちゃった感じです。
換装手順〜まずは取り外し〜
ということで、取り付ける手順です。
まずヘッドライトを取り外します。
ウインカーの上の部分が邪魔になるので、このように外側にずらします。
ウインカーをずらしたことで、メーターを固定しているステーにアクセスできます。
ここは10ミリの六角です。
ヘッドライトの中に配線が詰まってるので、ライト部分を外します。
こんなかんじ。この配線全部出します。
後ろの穴から全て出しました。
この時、キーシリンダー含むメーターと繋がっているカプラや線は全部とっておきましょう。
スピードメーターとタコメーターのケーブルを外します。
手で回してとれます。 固かったらプライヤー。
タンク下、上の方のカプラ(6つのスペースがある方)を外します。
これで元のメーターは外れました。
忘れないように、キーシリンダーは取っておきましょう。
写真では地面に落ちているキャップを回すととれます。
換装手順〜メーター付け替え〜
ここからは新しい方のメーターを触っていきます。
まず、キーシリンダーを新しいメーターに取り付けてから、メーターそのものをステーに取り付けます。
で、ケーブルをまとめている黒いバンドはこのままだと扱えないので割と沢山切ります。
切ったらあとはカプラをさっきとったところと繋げれば無事換装完了〜……と言いたいところですが無理でした。
結論から言うと、配線が全部違いました。
電源からギアのカプラ端子まで全部違う……見た目はこんなにGN専用品なのに?!
換装手順〜カプラ端子の並べ替え〜
色々と言いたいことはあったはずが、忘れたのでどこをどう並び変えればいいかだけ書きます。
以下は商品についてきた説明書と、tasokori.netさんのGN125配線図です。
http://tasokori.net/webapps/gn125circuit/
まず商品の9カプラの説明から。
Fuel gauge フューエルゲージ 燃料計。 GN125Hにはない。
IGN エンジンが回っている時に通電させる電源。
Right turn signal 右ウインカー緑
Neutral gear ニュートラルランプ
Intemal lightning 不明。
Headlight ヘッドライト。ハイビームランプのこと
Techeometer タコメーター信号 GNは機械式なので関係なし
GND マイナス端子
Left turn signal左ウインカー
……なので、
先ほどの配線図と照らし合わせて
メーター側→バイク側
白黄→何らかのマイナス端子。 理由は後述
黒→白(理由は後述)
水色→黒
緑赤→オレンジ
茶色→封印(使わない)
青→黄
青白→なし
緑→黒
オレンジ→緑
になるように差し替えてください。
カプラ端子はちっちゃいマイナスドライバーで凸の上の方の突起をクイッと引き上げて押すと取れます(わからんかったらググッてね)
白黄がマイナス端子の理由は、これ繋げないと常にガソリンランプがチカチカしてウザイので、マイナス端子に繋げると常に満タン表示になってチカチカしなくなります。ゲージとしての意味は無いけどね。
あとなんで満タン表示になるのか仕組みもわからん。 フューエルゲージの仕組み知らんので。
私は元々スピードメーターについてた、メーター裏ランプ(キーONでメーター光るヤツ)のマイナス端子にキボシしてつけときました。
IGN(イグニッション電源)が白の理由
白は元々、メーターを照らすランプ(夜でも見えるように照らしてるメーター裏のあれ)の+端子です。
IGNはイグニッション電源、つまりエンジンがかかったときにつく電源に繋げ、という事なのですが……
GNにはそんなもんないので、キーONでつくメーターランプに繋げました。
要はバッ直にならないようにしてねってことなので、キーONになればどこでもいいかと思う。
でもうひとつの鬼門なのですが説明書のこれ。
赤い線と赤黒の線です。
結論、赤はバッ直で大丈夫です。
これはメーター内の設定やトリップメーター、時計のデータを保持するために常に電源に繋いでおきたい端子だからです。
こいつを繋いでいないと、設定やトリップメーター、時計の時間はキーOFFで吹き飛びます。
で黒赤のほう。
これはエンジンチェックランプですが、GNにそんなものないので封印です(そもそもなかったかも)
ここまでやったらついに……
換装手順〜完成〜
完成ですやったー!!!!!!!!!
くぅ〜疲れましたw
これにて完成です!
挫折→勉強→完成 の計3日かかりました。 泣きそうだった。
でここからは設定方法です。
設定手順
設定画面に入る方法は簡単です。
て言っても、ここにたどり着くまでに2週間はかかりました。
大抵の中華デジタルメーターは、設定ボタンを押しながらキーONで設定画面へ以降するようです。
で、このメーターも例に漏れず……
裏のボタンを長押ししながらキーONで設定画面へ以降します。
この画面になったら、単押しで数値変更、長押しで次のメニュー(もしくは単位)になります。
まずP。
これはスピードメーターの調整っぽいです。数字をあげると、スピード表示も大きくなります。 2でちょうどいい。
次はL。
これはタイヤの外径だと思います。
スピードとオドメーターに関わる部分なので、GoogleMAPで速度を見ながら調節しました。
ホントの外形は違うんだろうけどスピード正確性重視で。650くらいでいい感じ。
次はF。
これはタコメーターの倍率的なやつでした。GNは1.4でOK。
ここにたどり着くまでめちゃくちゃ苦労しました。そのまま(1.6)だと2倍くらいの数値になります。
0は恐らくフューエルゲージの何かしら。
他メーカーの中華製品でも2か3でヤマハ、ホンダを選択するらしいので恐らく。おそらく。
最後がS。
これがね、マジで何か分からねえ。
0のままじゃないと回転数がナメクジみたいな数値しか出なくなります。 なんなんだ?
0か1しかないから、たぶんサイクル数……?
わからないです。
ネットの力ってすごい!
今回全てネットの力で解決したので改めてインターネットのありがたみを感じました。これだからやめられないってばよ。
配線の意味不明さ(まさかのバッ直)もですが、特にタコメーターが2倍の表示なのはハッピーメーターすぎましたね。
とある知恵袋の「大抵そういうメーターは中身同じだから設定方法も同じ」っていう言葉を信じて、まったく関係の無いHONDAの同じく中華メーターの設定方法をネットで見つけて「押しながらキーON?! 盲点!!!!」と思い、実行してちゃんと設定画面が出た時は脳汁びちゃびちゃでした。
このメーターのレビューとか紹介してる人ほとんど居なかった(てかいなかった)ので誰かの救いになれば嬉しいですね。
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