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いよいよ現地調査。奄美大島で何が起こったのか【移住、そのとき。-6-】

南の島に行きたい。

と、思った時に、みなさんはどこを思い浮かべますか?

ハワイ、バリ、モルディブ、グアム、セブ…

うんうん、海外ばっかりじゃないか。せめて国内で…

沖縄、宮古島、石垣島、西表島…

ほぼ沖縄ですね。あ、小笠原諸島忘れてた。

まあ、でも、そういうことです。我が家の「南の島に移住したい」という計画の最初も、そんなところからスタートしたのです(海外は候補に入れてなかったけど)。

南の島に行きたい、は、ほぼ「沖縄(のどこかの島)に行きたい」と同義。

そう、思っていたんです。

おや。「南の島」は沖縄以外にもあるぞ?

ただ、こちらには南の島で暮らした経験がありません。念には念を入れて、いくつかの候補地をおさえておくのに越したことはない。

そんなこんなで調べていくと、いわゆる「南の島(亜熱帯気候の島)」には、どうやら奄美群島も入るらしい、ということに気づくわけです。

しかも奄美大島は実は石垣島や宮古島とそんなに変わらない人口が住んでいる、結構、都市機能が整備されている島のようだ、と。

かくして「奄美大島」は一躍候補地の仲間入りを果たしたわけです。

「奄美大島」起死回生の一撃!?現地調査で起きたこと。

でもまあ、この時点では最有力ではないわけです。

だって、行ったことないし。

というわけで、ふらっと遊びに行こうかとも思ったのですが、せっかくなので全然休ませてもらえない奥さんが連休を取れたタイミングで、ちゃんと調査しに行こう、と。

その時に活用したのがこちら。

市町村合併に見事失敗したらしい奄美大島では、奄美広域事務組合、というところが、市町村の垣根を越えて移住誘致などの対応をしています。

そのプログラムとして「フリー滞在プログラム」が用意されているわけです。

まあ、本当はダイビングしたり農業したり漁業したりいろいろやりたかったんですけど。時間がなかったのでとにかく島を案内してもらったり、奥さんの仕事の話を聞いたりしているうちにあっという間に時間は過ぎていきました。

ただ、このプログラムのいいところは「島に暮らしている一般の人(行政側の担当者ではないという意味で)」と直接話ができるところ。プログラムによっては、実際に移住した方の話を聞くことも可能です。

そしてこの体験が、移住先を決める決定打となりました。

島で暮らしている人たちが移住してこようと考えている人を応援するスタンスであることが分かること。

そしてみんな快く時間を割いて、話を聞き、あるいはさまざまな情報を教えてくれること。

こうした体験が、我が家の奥様の「この島ならいい人ばっかりだし、暮らしやすそう」というコメントを生みます。

そして。

冒頭に述べたように「南の島」として必ずしも思い浮かべられる地ではないかもしれない奄美大島が、「南の島に行きたい」我が家の移住先となったわけです。

なので、ぜひ、移住を考えている方は、行政側の担当者さんなどだけでなく、現地に住んでいる人々と接する機会や、話をする時間をつくることをオススメします。

その体験が、移住を早めたり、移住先を決めたり、あるいは思ってもいなかったなにかの発見につながることもあるのではないかなと。

奄美大島の場合は、前述したとおり、移住検討者のためのプログラムが用意されているので、Webから申し込んでメールやり取りするくらい、で結構簡単にセッティングできます(あまり知られていないかもしれないという課題はありますが)。

土地によっては(たとえば宮古島とかは)特にそうした移住誘致には力を入れてない、という場合もありますので、その場合はツテを辿って、出身だったり、その土地に友だちや知り合いがいるよ、という人を探すことが必要になります。

が、東京などであれば、友だちの友だちくらいまで広げれば、誰かしらつながりが発見できるのではないかと思います(人口数百人とかだと分かんないですけど…)。

なので、そういう場合は「ここに移住したいと思っているんだよね」ってことを怖がらずにどんどん言っていって、そのことを知っている人を増やす作戦、とかが有効かもしれません。

奄美大島に限らず、移住を考えている方に、なにかの参考になれば幸いです。

この度は私のnoteをご覧いただき、本当にありがとうございます! これからも移住や働き方、南の島ってぶっちゃけどうなの?といった話をのんびりレポートしてまいります。 スキや感想のコメント投稿、サポートなどいただけると、とってもうれしいです。今後ともよろしくお願いします!