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オタクは和服好きがち

つい最近歳上の女性とお食事に行く機会がありまして、ガチ陰キャコミュ障の僕はめちゃくちゃびびり倒してました。

ていうか根っからのオタクなんで非オタクの人と話すだけで怖いんですよね。

いや話せますよ?話せるけど、社交辞令的な会話しかできなくないですか?

会話って自分が楽しんでないとやっぱり盛り上がる空気感出来上がらないんですよね。僕はオタク会話以外全然興味ないんで非オタクと盛り上がる会話の仕方がわからない、というかできないです。

なので、ただでさえ歳上の女性で緊張するのに、加えて非オタクとなるともうどうしようもなくて「いわ・じめん」タイプへのハイドロポンプ、光属性に闇、飢饉の最中の天災に匹敵します。

しかしこれも経験、己の糧とするために私は向かいました。


ビビってた割には、いざお会いするとすんなり話せました。誰とでも話せる陽キャコミュ力お化けですまんな。

話の流れでわたしがあまりにも服装に無頓着すぎて、穴が空いている靴を履いてるのに見かねたのか服を買いに行くことを提案されました。

服を買う中の何気ない会話で

「僕、和服着たいんですよね」

と言いました。和服、着たいんですよね?なんなら普段着を和服にしたいし、和服で出社したいです。

すると間髪入れずに女性がこう返したんです











「絶望先生になりたいの?」














しんだ





しんじゃったの?

ねぇママ

オタク、うごいてないよ?

オタクしんじゃったの?

ねぇママ?






「…」



「………」






「あのね、ネネちゃん」

「オタクはね、お空にのぼっていったんだよ?」

おそら?

「そうよ」

ねねもしんじゃったら、おそらにいくのかな?

「…」

ママ?

「ネネちゃん、今日はハンバーグにしよっか」

え!ほんと!

ねね、おかあさんのつくるハンバーグだいすき!

「じゃあ早く帰らなきゃね」

うん!

……

………

おそら

…………








(おそらにのぼれば、またオタクとあえるのかな)

「ネネちゃーん?」

まってーおかーさーん!

…………

さよなら















さよなら

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