雲部!vol.41 雲とビル
こんにちは
都心で雲を見るには
ビルとの共存?は欠かせません。
ビルと雲のコラボレーション、
わたしは結構好きです。
こちらは昨年夏に新宿のビル街で撮った写真です。
ビルの流線と巻雲のラインが共鳴しあっているようで、見ていて楽しかったです。
海外のコミュニティにこちらを投稿したところ、ビルの硬さと羽のような雲のコントラストがいいね、といったコメントもいただき、なるほどそんな視点もあるか、と感心しました。
ビルと雲の組み合わせの妙。
その理由は「情報量」ではないか、と考えています。
先日、富士山が見える場所を求めて某デパートの屋上に上がりました。
そこは10階の高さで、空はとても広く見えました。ビル街よりもずっと。
なのに、なんだか落ち着かない。
雲に集中できない。
すぐに理由はわかりました。
フェンス越しに目に入る周りの建物の多様な形、色、そして看板など実に多くの情報量が視界の下のほうにどうしても飛び込んできてしまう。
これだ、と思いました。
高層ビル街では、
確かにビルが空を切り取り、遮りはしますが、色、形、文字といった情報の要素はかなり限られます。
わたしの目や脳は多分、シンプルに情報を受け取りたいのだと思います。
その方が雲を落ち着いて楽しめますから。
人それぞれ好みはあると思いますが、これもまた都会で雲を楽しむひとつの形です。
最後に新宿での空の写真をもう少し。この日は上部タンジェントアークという光学現象もみえて
楽しい空でした。