人間の闇について2時間で考えた〜映画「バケモノの子」を見て
細田守監督の映画「バケモノの子」(上映時間119分)を観ました。
ざっくりあらすじ。ネタバレない程度で。
人間の男の子が家出をし、ひょんな事からバケモノの世界に迷い込んでしまいます。
熊徹(クマテツ)という漢気あるけど漢気しかない乱暴で雑で不器用なクマのバケモノに弟子になれとスカウトされるのだけれど、
人間は心に闇を宿すという理由から、バケモノ界では取扱厳禁!とされており、元の世界に帰すようにと諭されます。
ところが、宗子様という、うさぎのおじいちゃんみたいな偉い方の計らいで、どうにか熊徹の弟子として修行をすることになる…という人間の男の子を中心としたお話。
予想通り、人間の闇がテーマの一つになってくる映画かと思います。
人間の闇…掘れば掘るほど深そうなテーマですが、この映画を見て、救われる人も大勢いるのではと感じました。
というのも、
映画のヒロインである楓ちゃんが、とてもいいことを言ってくれるから。
私も時々、どうしようもなく苦しくなることがある。どうにでもなれって、何かが胸の中から吹き出してしまいそうになる。蓮くんだけじゃない。私だけじゃない。きっとみんなそう。だから、大丈夫。大丈夫。
そうそう。
みんななにか心にもやもやしたものを抱えながら、
「生きて」いるんだよね。
闇の世界に落ちないようにバランスをとりながら。
時には苦しくなることもあるけれど、
支えてくれる人がいて、
誰だって一人で生きているわけではなくて、
心に自分なりの剣を持てば頑張れる。
そんな気持ちを二時間で気がつかせてくれる良い映画だと思いました。
ちなみに、心の闇について、もっと深く考えたい場合は、スターウォーズを見ることをお勧めします。
こちらは現在7作あり、全通しで見ると計943分(15時間43分)、
心のダークサイドについて考えることができます。絶賛現在進行形です。
もちろんずっと闇闇している訳ではないですし、
超面白い、私も大好きな映画です。GW、予定のない方はぜひSWGW!
ムダlica
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