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【旅行記】「あおい」と「あかしあ」に乗る旅

 ひさしぶりに1人で船に乗ってきました。

 土日の2日間をフルに使い、デビュー以来気になっていたジャンボフェリーの「あおい」と、日本海をぶっ飛ばす新日本海フェリー「あかしあ」の2本立てです。最後までどうぞお付き合いください。

 それでは、出発~!

旅行期間
2024年6月29日~30日(1泊2日)


北海道→香川

ANA050・札幌千歳ー東京羽田

早朝の新千歳空港

 家のある札幌からジャンボフェリーに乗り込む香川県高松までは飛行機で向かいます。フェリーの出航が昼の2時で、千歳から高松までは東京で乗り換える必要があります。私はふだんはANAに乗っているので、今回の第1走者は羽田行きのANA始発便です。

ANAラウンジ
早朝なのでガラガラ

 札幌からの始発の快速で新千歳空港へ向かい、到着が6時28分。幽霊上級会員をやっているので、ラウンジへ直行します。搭乗開始まで30分程度しかないのでそんなに長居はできません。

今回搭乗するJA715A

 今回は上級会員のオマケで毎年貰うアップグレードポイントを使ってプレミアムクラスにアップグレードしました。最近はプレミアムクラスが値上げされた(札幌→東京で当日アップ15,000円ですって!)うえに昔の倍くらいに増席された機材が出てきて、アップグレードしやすくなっています。10年くらい前にSFC修行してた頃はどの路線でも7,000円で、席数も少なく熾烈な争いだったものです。

プレミアムクラスのシート
リクライニングは電動、コンセント有
スリッパは持ち帰って、この旅行中ずっと使っていました

 今回は時刻表で「722」と書かれた機種でした。布張りの大きなシートが28席並ぶ、新しめの仕様です。飛行機自体はそれほど新しくないので、改装されたものなのでしょう。

大きなモニターはタッチパネルですが当然手が届きません
タッチパッド付のリモコンには、フライトの残り時間が表示されます

 定刻の7時半にドアが閉まり出発、この便はよく乗りますがほぼ遅れたことがありません。隣の席も空いたままで、プレミアムクラスだけ見ると半分くらいの席が埋まっている様子でした。上空でベルトサインが消えると、プレミアムクラスのお楽しみ、朝食の時間です。

機内食がやってきた!
きちんとした陶器とグラスで提供される朝食
YouTubeで鍛えた、写真を撮りながらワインを注ぐ匠の技
青空と金の泡の素晴らしい組み合わせ
食後のコーヒーとお菓子

 朝の便はよく宣伝に出てくる料亭コラボなどの派手な食事ではありませんが、サンドイッチとスープ、フルーツが出ました。土曜なので朝からアルコールに手を出す人も多く、私も大好きなスパークリングワインを注文。ヴーヴ・オリヴィエという銘柄でした。みんな吞んでますけどまだ朝の8時前ですからね。
 食後のコーヒーとお菓子をいただき、シートを倒してうとうとしているともう羽田に到着です。

とっても快適なフライトでした
63番ゲートに到着

 定刻よりも気持ち早く到着しました。朝シャンの儀をしていたので、もともとそれほど長くないフライト時間があっという間に過ぎてしまいました。

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ANA050
JA715A(B777-281)
運賃 0円(特典航空券・7,500マイル)
空港旅客施設使用料 740円(新千歳370円+羽田370円)
アップグレード 0円(アップグレードポイント4ポイント)
計 740円
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JAL479・東京羽田ー高松

羽田空港第1ターミナル

 ANAで羽田に着いたら、第2走者の高松ゆきに乗り換えます。マイルの都合でいうとANAのままで行きたいのですが、JALでないと高松港に着けないダイヤなので第1ターミナルに移動してきました。

高松ゆきは沖留め
タラップ車で搭乗します

 JALは「JALマイレージクラブ会員」なのでラウンジも何も使えません。今回搭乗する便は沖留めだったので、みんなでバスに乗って移動です。この便のフライト記録を見ると、遅れることが多いのは分かっていました。乗り場が遠いのと、羽田の発着が込み合う時間帯なので致し方ありません。

今度は普通席
足元のUSBコンセントはタイプCも挿せるスグレモノ

 タラップ車で乗り込むと、黒い革張りのシートが並びます。前のほうは2列+3列のクラスJで、後ろは3列+3列の普通席。777のプレミアムクラスから737の普通席に乗り継いだのでいろいろとギャップがありますが、限られた空間を最大限に使う工夫がされていたので狭苦しい感じはしませんでした。足元のUSBコンセントはタイプCも挿せるので素晴らしすぎます。公共交通全部にこれを着けてほしいものです。

海外に行きそうなJALの777-300ER
ドリンクはスカイタイムの新作「ももとぶどう」

 ドアが閉まるのはほぼ定刻でしたが、そこから超長距離地上移動をしてD滑走路から離陸。離陸機もたくさんおり、少しずつ遅れがでていきます。離陸後しばらくしてドリンクサービスがあり、定番のコンソメスープにするかスカイタイムにするか悩んだ結果後者に。飲んだ後はお昼寝です。

明石海峡大橋が見えました
着陸寸前まで森・森・森!
10分遅れで高松空港に到着

 しばらくは東海道上を飛び、明石海峡をみながら降下。高松空港は初めて訪れましたが、山の中にあるので最後まで森の景色が広がっていました。およそ10分遅れでしたが高松市内への連絡バスは飛行機に接続しているので慌てずに乗れます。

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JAL479
JA309J(B737-846)
運賃 12,430円(スペシャルセイバー)
羽田空港旅客施設使用料 370円
計 12,800円
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高松空港リムジンバス

 到着ロビー前で待っていた市内行きのバスに乗ると、インバウンドの方だらけで驚きました。国際線の到着があったのだと思いますがほぼ満員で出発です。高松駅からジャンボフェリー乗り場まで無料バスが出ています。予定ではそれに乗るつもりでしたが、すべてが定刻で運んでもギリギリの乗り継ぎでしたので、早めにリスクをなくすべく瓦町のバス停でバスを下車。フェリー乗り場まではここからタクシーで向かうことにしました。

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高松空港リムジンバス
高松空港→瓦町 大人900円(交通ICで支払い)
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タクシーでフェリー乗り場へ

 瓦町からジャンボフェリー乗り場までは5km弱で15分ほど。バス停の目の前でタクシーが待っていたのですぐに乗り換えられました。

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瓦町→高松東港 タクシー
1,790円(Paypayで支払い)
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香川→兵庫

ジャンボフェリー「あおい」・高松ー神戸

 今回の旅行のメインのひとつ、ジャンボフェリーの新造船「あおい」に乗船します。札幌からだとなかなか乗りに行くのが難しく、乗るのが後回しになってしまっていました。「瀬戸内海に浮かぶテラスリゾート」がコンセプトの本船は、最高の船旅を楽しませてくれました。

高松港にて
今回利用したプレミア席(リクライニング)
人工芝の上でごろごろ 気持ち良い~!!
カフェメニューも充実
最高の足湯
明石海峡大橋くぐり
神戸港に入港

 船の設備はもちろん、景色や雰囲気もとても良かったです。また乗りたい。

 詳しい乗船記は、こちら!

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ジャンボフェリー「あおい」
高松→神戸
プレミア席(コンフォートリクライニング席)
運賃 3,890円(土休日料金・ネット割)
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兵庫→京都

三宮で夕食

 神戸港に到着後、フェリーのりばから三宮駅までは連絡バスがあります。高松側は無料ですが、神戸側は有料です。暑くなければ歩けない距離でもありませんが、今回は先の予定もあるので利用することに。

神戸フェリーバス

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神戸フェリーバス
フェリーのりば→三宮(ミント神戸) 大人210円(現金のみ)
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牛カツ京都勝牛 ミント神戸店
牛サーロイン+牛ヒレカツ 相盛り

 夕食は神戸三宮のバスターミナル地下でいただきました。北海道にはまだ出てきていない、牛カツのお店「京都勝牛」にて。カウンター席も多く、1人でも入りやすいつくりでした。カツも(ビールも)美味しかったですよ。

高速バス・三宮ー舞鶴

 ジャンボフェリーの連絡バスが夕方7時に三宮着、次に乗る舞鶴行きの高速バスが8時発でしたので、結構スピードを出して牛カツを食べました。船が遅延してたらファストフードも覚悟していました。

舞鶴行き きれいなバスが来ました!
大まかな路線図
結構な乗車率でほぼ満席

 このバスは乗る前に電話で予約が必要です。空いていれば飛び乗ることもできるとは思いますが、私が乗った時はほぼ満席でした。お金を払うのは当日窓口でですが、座席指定は決済と同時です。席にこだわりがある方は早めに決済しないといけません。
 3列の独立シートのため、乗車時間2時間10分でも快適に過ごせます。ルートも舞鶴まではずっと高速なのでスムーズな走りでした。

舞鶴港フェリーターミナルに到着

 バスは定刻の夜10時10分に舞鶴港フェリーターミナルに到着。ほとんどのお客さんは東舞鶴駅で降りてしまい、ここまで来たのは私を含めて2~3人でした。

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京都交通 高速バス
三宮バスターミナル→舞鶴フェリーターミナル 大人2,400円(窓口で事前クレジットカード払い)
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京都→北海道

新日本海フェリー「あかしあ」・舞鶴ー小樽

 今回の旅のメイン2つめ、新日本海フェリーに乗船です。ターミナルにはたくさんの人、人、人!!乗船待ち駐車場にも乗用車やバイクが大量に止められていました。実は閑散期は6月までで、7月からは繁忙期運賃になります。旅費を節約したい人たちが今日集まっているのかもしれません。

舞鶴港にて
今回利用したステートB和室
モーニングセット
電波のない海を往く
姉妹船との行き合い
姉妹船との行き合い
夕食はグリルを利用しました
小樽港にて

 国内最速の30ノットでの運航は爽快。天気はあまり良くありませんでしたが、電波のない中1日中だらだらできるという最高の贅沢を楽しみました。年に1回くらいはこういう航路に乗っておきたいものです。

 詳しい乗船記はこちら!

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新日本海フェリー「あかしあ」
舞鶴→小樽
ステートB和室
運賃 22,500円(A期間)
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高速おたる号

 フェリー到着後、タクシーで小樽駅に移動し高速バスの最終便で帰路につきます。まあ高松からずっと帰路だったんですけど。

 久しぶりに船旅ができて、良いリフレッシュになりました。短距離ながらも魅力的なジャンボフェリーと長距離便の象徴のような新日本海フェリーの2種類の船旅、どちらもとても楽しいものでした。また時間を見つけて乗りに行きたいと思います。

 「スキ」やコメントいただけるととても励みになります。あなたの船旅エピソード、ぜひ教えてください!忘れる前にフォローもよろしくお願いいたします。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。それではまた次回、どこかの船でお会いしましょう!

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今回の合計運賃
(新千歳空港~高松~舞鶴~小樽港まで)
45,230円
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