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【アークナイツ】今から始める統合戦略~安定化のちょっとしたコツ~

1.はじめに

 皆様どうもこんにちは、雨飾です。
 今月の更新で、統合戦略#4「探索者と銀氷の果て」(以下サーミローグ)の追加ボスが実装されました。それに伴って報酬も追加されたわけなのですが、報酬を全回収するまでには相当根気がいる量になってまいりました。一応石でレベルを上げることが出来るとはいえ、もったいないのが現実です。ポジティブに考えた場合でも、統合戦略(以下ローグライク、ローグ)は本当に楽しいコンテンツですので色々な方に遊んでいただきたいです。
 本記事では、ローグライクを始めてはみたけれど安定しない・勝てない……といった方の助けになれるような知識を共有できれば良いと考えております。


2.統合戦略とは

概要

統合戦略とは
「危機契約に続く、第二のエンドコンテンツとも言える高難易度モード、通称:ローグライク。プレイヤーは限られた戦力をやりくりしながら、先の見通せないダンジョンの探索に挑むことになる。探索ごとに手持ちの戦力がリセットされるのが大きな特徴。加えて、使用するオペレーターも自由には選択できない。」(アークナイツ攻略Wiki.統合戦略より引用)
と語られるように、通常ステージとは大きく異なるゲームモードです。

 大きな特徴としては、3点
・使える戦力が限られる(招集しないと使えない)
・ステージがランダム
・<秘宝>と呼ばれる、独自の効果を発現するアイテムを使用可能
が挙げられる。これらの要素は育成状況に大きく依拠していたり、ランダム性が強いと考えられることから初心者のうちは敬遠されがちなコンテンツです。しかしながら、実際のところはある程度自分なりのパターンが形成されていくコンテンツであり、枝葉がランダムではありますが基本プレイの仕方は堅実なものです。この記事では、所謂システム的な面における基本事項については解説しません。基本事項を知りたい、ゼロから遊ぶ方につきましてはアークナイツ攻略Wikiやゲーム内解説を是非参照してみてください。

統合戦略の種類

 現在恒常コンテンツとして遊べるローグライクは3種類
・統合戦略#2「ファントムと緋き貴石」~155 lv
・統合戦略#3「ミヅキと紺碧の樹」~170 lv
・統合戦略#4「探索者と銀氷の果て」~125 lv(2024/8/16現在)
となっております。#1「ケオベの茸狩迷界」は期間限定でしたので今は遊べません。
 それぞれでシステムがマイナーチェンジしている箇所が多分にあり、テーマが異なっていることから敵の構成も異なり別ゲーと化しています。システム面の変化はアークナイツ攻略Wiki等に記載されているとして、体感ベースの特徴は以下の通りです。

「ファントムと緋き貴石」

・<秘宝>による上振れの最大値が最も高い
・耐久値に余裕があり、明確な詰みが起きにくい
・ボスが平均的に全員強い

「ミヅキと紺碧の樹」

・<拒絶反応>で何を引くかの運ゲーが一番大きい
・状態異常を付与できる対空オペレーターが半ば必須
・5層表ボスは強さ控えめ、6層裏は相当キツイ
・最終的に一番道中が安定しやすい

「探索者と銀氷の果て」

・難易度が低いうちが一番難しい
・道中の安定感は相当低い
・一番時間がかかる
・ボスの強さは基本控え目(※一定の難易度を超えた瞬間に顔つきが変わる。)

以上の特徴を有しており、進めていく順番として
「ファントムと緋き貴石」>「ミヅキと紺碧の樹」>「探索者と銀氷の果て」が基本的におすすめです。
一応ある程度遊んでいるとミヅキローグは道中が安定しますが、育成しているオペレーター次第で限りなく厳しくなることもあるのが初めのうちはネックでしょう。尤も、勿論家具やコーデ、雰囲気で選ぶのが一番大事です。シナリオ的にはミヅキローグとサーミローグは結構大事な話をしているので、余裕があればテキストに目を向けて下さると嬉しいです。

3.統合戦略の心構え

 本題のコツに入る前に軽く遊ぶ上での前提に触れていきます。
 統合戦略はサブコンテンツであり、比較的難易度は高いです。熟練のドクターでも途中で死ぬことはおろか、2層程度で死ぬことはざらにあります。それが始めたての時期で、ステージの特徴を理解していない時となると尚更です。中々クリア出来ないことはある意味当然で恥じることはありません。1週あたり約1時間かかることも含めて、試行錯誤しながらのんびり進めていきましょう。新しいオペ育成したし、試してみるかぐらいのテンションで気軽に挑んでみてください。いつか上振れてなんとかなります。理性も一切使いませんしね!

4.統合戦略のコツ

 それでは遅くなりましたが、プレイのコツについて触れていきます。飽くまで個人の経験則にはなりますので、一つの意見として施行する材料の一つにでもしていただければ幸いです。基本的なプレイ内容についてはWikiや他の方々が出している記事や動画を参照することをお勧めします。

その1.舞台の裏側/認知形成/異文化研究を最大まで強化する

 まず、強化システムを上げましょう。正直言ってこれの強化が終わるまではチュートリアルであり、終わっているかいないかで別のゲームです。この部分の強化が終わるまでは、事故は仕方がないものと割り切りましょう。途中で信号途絶しても、ポイントは獲得できる為堅実に進めていきましょう。

ファントムローグでは舞台の裏側 微妙に各ローグで効果は異なる

解放の順番は制限されていますが、初期源石錐や指揮経験値といったステータス以外から進めていくのがおすすめです。理由としましては、ステータスは秘宝一つ分でひっくり返りますが、設備投資はそれが難しいためです。おそらくlv 30~50程度の段階でおおまかな強化が終わると思われます。

その2.まずマップ全体を俯瞰する

 層に突入したら始めにマップを俯瞰しましょう。大体何処に踏みたいマスがあって、どのルートが一番戦闘マスを踏めるのかをチェックしてからマスを踏みましょう。どれも同じだったり何マスかわからない場合は、一番選択肢が多いルートを選択すると良いと思います。苦手なステージを強制的に踏まされるシチュエーションが減少するので事故が大分減ります。

詳細は分からなくても上ルートの方が選択肢が多い

その3.積極的に戦闘マス、緊急作戦マスを踏む(特に低層)

 ローグライクを進めていくのにあたって重要な事の一つは、希望を集めて高レアのオペを昇進2にして編成する事です。基本的に強いオペを如何に早く昇進2にするかが大事です。そうなった時に、☆6は招集に希望6、昇進に3要求してきます。難易度を上げれば要求量は増えますし、部隊を選んでも一部の職種しか負担は軽くなりません。しかし、その一方で希望の入手方法は限られています。①指揮レベルアップ報酬、②イベントマス、③秘宝の効果ぐらいでしか基本入手できず、基本的に①指揮レベルアップ報酬に依存します。この指揮レベルを上げるためには戦闘を繰り返すしかないため、序盤のうちから積極的に戦闘をすることが重要になります。早い段階で昇進2の確保、編成数の拡大を図ることで後半の敵が強くなるステージでも対応ができるようになります。イベントマスは基本的にはボスフラグを建てる、或いは勝てないステージを避けるために踏みましょう。

指揮レベルによる恩恵は大きい 結構意識して戦闘マス踏まないと10lvまで行かない事も多々あるが、上限に達しないことは問題ではない

 もう一つ重要なことは<秘宝>を収集する事です。<秘宝>は様々なバフ・デバフを獲得でき、<シラクーザの憤怒>や<金酒の杯>に代表されるような強力な効果をもたらす<秘宝>を入手できれば攻略が楽しく、かつ安定します。<秘宝>を収集する方法は、①戦闘報酬、②イベントマス、③商店で購入、の3つに大別されます。商店での購入には源石錐を使用しますが、これを入手するためには戦闘が最も堅実です。加えて緊急作戦を踏むことで<秘宝>が確定で入手できるため、勝てるのであれば積極的に挑みたいところです。低層で特に推奨している理由は、低層であれば緊急作戦の基となるステージの難易度が低いことが多いためです。

秘宝以外にも耐久値や召集券など、報酬が多いので楽な序盤にこそ積極的に

その3.星3を育成する

 既に散々言われている事ではありますが、ローグライクを遊ぶ上で☆3オペは主戦力です。招集券の引き具合によっては最後の最後まで使うことも多々あります。ただし、数はそれなりにいるので一応優先順位として下に掲載しておきます。

ローグライクを意識した☆3育成優先度の1例 欲を言えば全員育てたい

以上で挙げているよる表からも読み取れますが、各職一人ずつは育成したいです。逆を言うと二人目以降は欲しいですが必須ではないことが多いですので最低限6人育成が済んでいれば十分かなと考えます。ファントムローグでは加えて遠距離攻撃が優秀なミッドナイト、ミヅキローグでは医療枠が神経障害で使えなくなった時の保険でハイビスカス、サーミローグではブロ2群攻のポプカルの出番が増加していきます。そのうち全員育成できると良いかもしれません。

その4.3層突入時にボスを確認する

 次はマップを確認するという事と一部重複しますが、3層に入った時にボスの種類を確認するという事です。3層のボスはランダムなのですが、「殺戮の調べ」の流浪のオートマトンのようにある程度招集するオペレーターを意識する必要のあるボスもいます。3層のボスで詰みの盤面を生まないために軽く視察しておくと良いです。

近距離主体だと厳しい3層ボス どうか走らず落ち着いて欲しい

その5.収集する秘宝の軸を意識する

 地味に大事なことですが、収集する秘宝の系統を意識しましょう。では軸とは何かという話ですが、メイン火力が物理/術どちらか、そして地上/高台のどちらなのかという点をまず意識しましょう。勿論、秘宝を選べる瞬間は少ないですが、商店などで選択するときに誰を強くするのかというのは立派な選定基準だと思います。

結構強力な秘宝 ゴールデングローを主軸にした場合素晴らしいが、ムリナールには無用の長物だろう

筆者の場合、sp回復や敵デバフといった汎用的に効果が出る秘宝を優先する傾向にありますが、強い秘宝を拾ったらそれを軸に考え直すのもまた一興でしょう。

その6.自分の編成で無理な戦闘マスでは無理に被害0を目指さない

 かなり大事な点として、ローグライクでは耐久値が減っても報酬はほとんど変化しません。指揮経験値や崩壊値とかの話はありますが、まぁカバーは効きます。まぁ緊急でも大丈夫だろうと突っ込み、道中で無理に配置をして直ぐに倒され、無情にも耐久値を10近く失い信号途絶したドクターの数は知れないことでしょう。こういったトライアンドエラーは醍醐味ではありますが、勿体無いのも事実です。極論耐久値が10あれば、9体を通しても大丈夫です。戦闘中に強力なエリート敵を自陣に通せば相当楽ができるのは明らかであり、オリジムシのように直ぐに倒せる雑魚に抜けられるのは非常に勿体無いのは言うまでもありません。

多くのドクターが耐久値でなんとかした事があるだろう「騎士の対決」

先鋒が居なくてコストが厳しいとかもありがちですが、割り切って1ルート分敵を敢えて通すといったことはトータルでの死亡事故率を下げます。耐久値は減っても結構回復出来るので重く捉えずに使っていくと良いのではないでしょうか。

その7.軸となる星6を引くまで希望は使わない

 そんな事言われなくても……!という方も多いかと思いますが、ここで言う軸とは必ず招集すると決めているオペレーターと言っていいでしょう。こうした確定枠を決めた場合、次にその職分の招集券を引けた時に招集出来る分の希望を残しておこうという話です。

誰を初動にするべきか、我がロドスでは3つに分かれ、混沌を極めていた!
→結論:最初に招集券が来たオペで始める

ローグライクでは星6オペの昇進には希望を3しか使わないのに対し、招集には6~7使います。また戦闘報酬の招集券の職分はランダムです。つまり、最初に編成に加えるのが1番のハードルになりやすいという事です。折角特殊招集が来たのに希望がなくてテキサスが招集出来ない……!といった事態を避ける為、欲しい星6が来るまでは頑張って低レア主体で乗り切っていきましょう。そして、軸となるオペレーターが招集出来る場合を除いて、希望を常に3以上残しておくと昇進2まで円滑に進められると思います。

5.最後に

 ここまでで従来の解説動画や攻略ではあまり触れられていない経験則的な部分について書かせていただきました。途中でもよく触れていましたが、運ゲーなので死ぬときは死にます。ただ、その運ゲーで勝てる確率は自分で変えれるものなので何回かやってだめでも挫けずに遊んでみてほしいです。他にも色々な細かいコツは沢山ありますが、自身の所持状況やステージにも依ると思いますので是非遊んでいく中で自分の型を作ってみてほしいと考えています。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。最後に宣伝になりますが、全く活動できていないYoutubeチャンネルがあります。気まぐれに登録してくださると嬉しいです。他にマシュマロも開設しているので何か質問とか記事のリクエストがあれば投函していただけると励みになります。よろしければXのフォロー(@Amakazari_ch)、チャンネル登録と配信に遊びに来ていただければと思います。
 それでは改めてありがとうございましたドクターの皆様、さようなら。


オマケ:各ローグライクによって異なる細かいポイント

 もうちょっとだけ細かいコツをざっくりと。流石に各ステージの解説は無理なのでそこは自分の目で。

ファントム

・5層ボス左上ルートからは、重装兵数体しか来ないので少しでも厳しいと判断したら耐久値で受ける
・ジェイを信じろ
・宝箱は基本無視して良い
・意外と飛地のようにある配置可能マスが多い デコイなどで活用すると便利
・基本遠距離中心の招集を意識

ミヅキ

・神経障害で主力が被害を受けないように、可能な限り招集数を増やす
・状態異常付与持ちを積極採用
・神経ダメージは範囲医療の回復量で支える。放浪医は過信できない
・反射宝箱、化物宝箱は基本放置 かなり強いので余裕をもって
・拒絶反応の種類は、全層で共通 楽な順番は 注意散漫>>造血障害>神経退行>>身体異変 上振れ狙うなら注意散漫を引いた時
・緊急作戦の「制御不能」は<文明の存続>を持っていない場合には大人しく諦めるべし

サーミ

・耐干渉指数は3以上を維持する。生垣の迷路の場合でも、3以上を意識する。(ステージに慣れたらこの限りでない)
・初期招集は最低でも2ブロ以上を連れていく
・戦力に不安のあるマスでは勿体ぶらずに啓示を使う 最後に使っても過剰なケースが多い
・啓示はなるべく協語の組み合わせで用いる オマケ効果が本体な事もしばしば
・「人工物のカーニバル」と「音楽理論の災い」は余裕があっても避ける 特に緊急作戦は全くおすすめしない

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