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ちよちゃんの生誕祭に行ってきました

わたくし、5年ぶりにめろん畑a go goのライブに行ってきまして。

コロナ禍以前は毎週のように地下アイドル現場に通っていたんだけど、
久々のライブハウスだから勝手もわからず、まず入口がわからなくて。

看板には「地下2階」とあるもんだから、階段で地下1階に降りたのね。
もう、目の前に広がる光景がダンジョンなのよ。
地下2階ってどうやって行くんだ~って進んでいくと、奥に階段を発見。
あったあったと思ったら、踊り場で3人が座り込んでるんだよね。
中村ソゼさんと、琉陀瓶ルンさんと、ビートつよしさん。

ひぐまって学生時代から陰キャの5軍だったから、怖いのよ。
踊り場で座り込んでたむろするって、もうヤンキー以外いないから。
ヤンキーが集まるのって、コンビニの前か、階段の踊り場だから。
おそるおそる声かけたのよ、「あの~」って。か細い声だよ。

ひぐま「あの~……ここ、降りられますか?」
中村さん「ここ、ライブハウスです」
ひぐま「あ、はい。お客です~」
ルンさん「この先、楽屋なので」
ひぐま「ががが楽屋ですか!? どこから行けます?」
ルンさん「案内するね!一緒に行こう」

至近距離に来て、ルンさんが「アレッ、お久しぶり?」って言うの。
ひぐまもうテンパっちゃって、「お久しぶりです~」しか返せないの。
つまんねえ男だよ。

「間違えてくる人、よくいるんだよね~」つって、
ルンさんが明らかにひぐまに気を遣ってんのよ。
しかも「ここから行けるからね」って連れていってくれたのが、
さっき降りた階段の真横っていう。

恥ずかしいよおれ。


徘徊老人ってこんな気分なのかなあ~。
「ありがとうございます~」つってルンさんには帰ってもらったんだけど、
楽屋で「またおじいちゃんが迷い込んで来たよ」とか噂されてんだろうな~

オフのメンバーと遭遇しちゃった!みたいな興奮とか全然ないの。
いやルンちゃんのことは大好きなんだよ、大好きなんだけどさ、
ルンちゃんと会話しちゃった~アゲアゲみたいな気分じゃないわけ。
情けなくて。

こっちは介護されてんだから。
心の中で失禁してるんだから。

1月21日(火)に知世千世さんの生誕祭「殺しのバラード」行ってきました。
ひぐまが到着したのはもう終盤で、MogAAAzとめろんだけ観てきたの。

コロナ禍ぶりで、MogAAAzなんてほぼ初見なのよね。
当時からいるメンバーはななみんとちよちゃんだけなもんでさ。
初期はめろん畑のカバーやってるイメージだったから、
今はほぼオリジナル楽曲だ~ってあっけにとられてたの。
ひぐまはめろん畑の曲しか知らないもんだから、
Final Gameだけ「あ!知ってる曲だ」ってなったぐらいで。

でも、なんかオリジナル楽曲ばっかりなのいいなって思って。
知らない曲だと乗れないってのはあるんだけど、でもなんだろう、
かっこよかったんだよな、MogAAAz。
キャン山さんの音声さんとのかけあいもかっこよかったし、
ななみんの煽りはブチ上がったね。
多分あれで上がらない人はいないんじゃないかってぐらい。

主役のちよちゃん、よかったね~。
あんまり生誕祭って行かないからスタンダードがわかんないけど、
ちよちゃんの歌割りを増やすとか落ちサビをちよちゃんにするとか、
そういうんじゃないんだよね。
ちよちゃんを前面に押し出すっていうんじゃなくて、
「ちよちゃんの周りにはこんなに最高のメンバーがいるんだぜ」みたいな。
GPRっていいなって思った。
いい生誕祭だったなあ。


めろん畑はもう知ってる曲だらけで、体が自然にウキウキした。
でも、やっぱ5年もブランクがあれば知らない曲もあって。
サングラスマンは初見だった。沸いたね。

この日に備えてというか、まあ普段からめろんのライブ映像観てるんだけど
めろん畑のライブ動画をyoutubeで観たときにサングラスマンやってて。
その時は曲名も知らなくて、「ファンも一緒に歌ってるんだ~」っていう
ふわっとした印象しかなかったの、サングラスマン。

一気に引き込まれた。実際にサングラスマンを目にして。
現場の一体感が心地いいなんてもんじゃない。
ライブから帰ってる間もずっと脳内で流れ続けるんだよ。

家に帰ってすぐ調べたのよ、「サングラスマン」って。
おれの求めるものがインターネットにあるって思って。
だって、世界のすべての真実はインターネット見れば載ってるんだから。
アカシックレコードって、あれインターネットのことだからね。

そしたらペパーミントジャムさんっていうバンドのnoteが出てきたの。

ペパーミントジャムさんの楽曲なんだね、サングラスマン。

"Twitterにあがってくる各地のライブ動画を観ても、かなりの盛り上がりが伝わってきて自分達の事のように嬉しくなった"
"現役アイドル真っ最中のグループに歌ってもらえるなんて、ホント曲冥利に尽きるしこんな嬉しい事はない"

THE MONSTER A GOGO’S とめろん畑a go goとサングラスマン|ハヤシダトシヒコ

更に、めろん畑とペパーミントジャムさんのコラボステージ映像も発見

ボーカルのサキタさんが「みんな知ってるでしょ!」って
観客に声をかけて、本当に楽しそうに歌ってて。
26年前の曲を今の若者が楽しんでるこの光景。どれほど感動的だろうって。
「今日ほんとありがとね!」「めろんちゃんもありがとね」
泣きそうになるんだよなあ。


めろん畑って、たくさんのバンドの楽曲をカバーしてるの。
TRAINもそうだし、嗚呼IDOL真っ最中もそうだし、
プロデューサーの木下さんのバンドの楽曲も受け継いでるし。

めろん畑のカバーって特殊だよなって思うんだよね。
ともすれば忘れ去られてしまいそうな名曲に、命を吹き込むわけじゃない。
めろん畑というアイドルをトッピングに、過去の名曲を現代で蘇らせる。

めろん畑の歌詞に「ぼくらは滅びない きっと唄が残る」ってのがあって。
アイドルってことを考えると、メンバーがいずれ卒業して入れ替わっても、
楽曲は歌い継がれていくっていうのはわかるじゃん。
でもそれだけじゃないよなって思ったんだよね。


めろん畑は、ロカビリーの楽曲をも後世に遺していく役割を担っている。
ロカビリー畑じゃないひぐまのような人間にも広まっていく。
古きよきロカビリーの夢を背負って、夢を託されている存在なんだと。
だからめろん畑は唯一無二なんだと、見方が改まったんだよなあ。

宇宙から来たとか、ロカビリーを歌ってるとか、サイドキックな衣装とか、
ひぐまはめろん畑の表面的な部分しか見えていなかったよなって。
本質に到達できたのは、ちよちゃんの生誕祭に足を運んだからだなって。


ちよちゃんの生誕祭に行ってよかったって、心からそう思うね。


ひぐまにとって、「殺しのバラード」一番の収穫はなんといっても、

星乃ユラネちゃん(MogAAAz)から爆レスをもらったことです!!

いや~~可愛かったなあユラネちゃん!!!!



じゃあ今までの熱く語ってた話はなんだったんだよっていう。


……おれあとでめろん畑のメンバーに怒られるんじゃねえかな

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