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大学生・高校生による8時間生放送「Beyond Corona LIVE」の振り返り

Beyond Corona LIVE

2020年8月28日にBeyond Corona LIVEを放送しました。
Beyond Corona LIVEとは2020年度の大学の事業Beyond Corona Forum(BCF)の一環として行われた学生主体のインターネット上の8時間の生放送配信です。

Beyond Corona Forumとはオンライン上で開催されるビジコン・アイデアコンテストで、オンラインであること「プロデューサー」という社会人や企業から支援が受けられるのが大きなポイントになっています。

今回僕はこのBeyond Corona Liveの実行委員長をさせてもらい、約2ヶ月動いてきました。
8/27にライブが終わりましたので、このライブに関する感想を書いてみようかと思います。

開催までの道のり

僕はが最初にBCFに関わったのは2020年4月の下旬で、運営母体である学生団体PENTA SHIPsの代表の学生から「WEBを作成できる人を探しており、ポータルサイトを作成してくれいないか」という依頼を受けたのが最初でした。

僕は今年、大学院生博士前期課程の2年目となり、6年の大学生活も最後になります。
大学院では「海外」も1つのテーマとして捉えていた僕は今年の7月から北欧への留学を予定していましたが、新型コロナの影響で中止になってしまいました。

せっかくの最後の1年をどう過ごそうか?
「とりあえず読書でもするか」と読んでいたドラッカーの『マネジメント』に触発されて、組織を動かしてみたいなと思っていたところでした。

僕は知り合いの後輩を誘ってPENTA SHIPsにWEB班を作り、初めてチームでのものづくりやWEBのディレクションを試行錯誤しながら行いました。

5月の末に実施した開設式もおかげさまで反響をいただき、そこから中間イベント「Beyond Corona LIVE」へ向けて走り出しました。

僕がBeyond Corona LIVEの総合プロデュースを任せられたにはすでに開催まで2ヶ月を切っており、時間のなさと規模の大きさにビビりながらも、いっそ「だめもと」で自分の好きなようにやろうかと実行委員長を務めることを決めました。

すぐさまコンセプトを「LIVE」つまり「今」「生きる」「生中継」という3つに決め、実行委員を募集開始しました。

集まってくれた委員の皆と番組の作成に向け日々オンライン上でやり取りをしながら内容と段取りを詰めていく2ヶ月間でした。

その中でたくさんの企画が生まれたり、団体とのやりとりが発生したり、それこそ膨大な量のメッセージのやりとりとミーティングを行いながら、無事にライブの実現にこぎつけることができました。
協力してくれる団体や仲間もおかげさまで順調に増え、最終的に関係者は150名を突破しました。

そして迎えた放送当日。
結果として当日平均約100名の視聴者を確保できたこと、無事に8時間の生放送を実現でき、ライブは「成功」と言えたかなと思っています。

北陸朝日放送にも取り上げて頂きました。感謝。

BCLive実行委員を終えて

今、BCLiveから1週間が経過しています。
改めて少し冷静になったり、いろんなフィードバックをいただきながら僕の実行委員長としての感想を言うと、「やってよかった」になります。

特に高校生や大学生のメンバーや団体に活動の場所を提供できたことが僕の中で大きなやりがいになりました。

僕の留学がなくなったりしたのもそうですが、大学生、特に新大学1年生たちの生活は本来予定していた大学生活とは変わってしまっています。
サークルやバイト、授業もオンラインとなり、せっかくの大学を楽しめない学生の子たちが多いのは、先輩としても、見ていて辛いものがありました。

そんな状況で行われた今回のライブの企画や運営を通して、オンラインであっても、活動の場所やコロナの現状でも新しいつながりを作ったり「ライブを通じていい経験ができました」と言ってくれたのが実行委員長としては実は一番嬉しかったことです。

もちろん、ライブのコンセプトが不明瞭だった点、実際のBCF全体へのKPIへの貢献などなどたくさんの反省もあります。
委員内でも「もっと交流の場が欲しかった」「思っていたよりも大変だった」などの声や、僕への運営方法のフィードバックもらっており、それはしっかり受け止めようと思っているところです。

プロジェクトを通して本当に多くの学びを得ることが出来たこと、コロナにめげずに新しいことに挑戦しようとした仲間と繋がれたこと、全員オンラインで組織とプロジェクトを回せたことなどは本当に良い経験をさせてもらったなと思います。

全ては実行委員のみんなや番組作成に協力していただいた学生団体や協力者の方あってのものだな、心から感じています。
関係者のみなさん、本当にありがとうございました。

次に活かしたいこと

嬉しいことに、今回大学1,2年生の学生からの参加が多くありました。

卒業が見えている僕から見ると彼ら彼女らにはまだ半分以上の大学生活が残っていて、今回のライブのように自分たちのしたいことがまだまだ自由にできる時間があることと、そして今回のライブを通して仲間や経験を得られたのはとても羨ましくも思います。

今回のライブで得られた反省や学びを、例えば彼らが1人1つくらい自分のプロジェクトを持って、今回のライブのように実現させてしまったら、金沢大学はもっと面白い場所になるし、みんなの大学生活ももっと楽しいものになるんじゃないか、と密かに期待しています。

個人的にエンディングの最後、司会が台本の最後のページの1行1行を読み上げていく瞬間がなかなかヤバかったです。
なかなかに最高の瞬間だったので、ぜひ味わってみて欲しい。激アツでした。

そんな後輩たちのためにもここで次に活かせそうな反省をいくつか紹介しておきます。

横のつながりについて
今回は全員リモートの活動となってしまったので、どうしても部門や班ごとのつながりが薄くなってしまいました。
隣の班が何をしているかわからない、あるいはもっと雑談や交流をしたかった、という意見も多かったので、オンライン上で同つながりを作るかは課題になると思います。
意識的に交流の企画や、より他部署が何をしているか可視化する、あるいは把握できる場所作りがあってもよかったかもしれないです。
可能な限りのオフラインでのつながりをいれること
今回、フルリモートとはいえ放送当日や駅伝の打合せなど、ところどころでオフラインの交流も発生しました。
その結果として感じるのはやはりオフラインを経験するとオンライン上よりも明らかに結束が強まるということです。オンラインだけではオフラインのすべてを補完できていないなーというのが実感です。
例えば少人数で、感染対策をしてのオフのつながりもやはり必要かと感じています。
もっとコミュニケーション量を増やす
やはりオンライン上になるので、普段よりもさらにコミュニケーションや情報量を増やすことが大事だったかなとも思います。
委員会も学年が学部も違う大学生から構成されるので、何かお願いするときも「前提」「お願いしたいこと」「重要度」「期限」などをしっかり共有しないとと思いました。そういう面では、メッセージツールでのコミュニケーションスキルが必要になりますね。
あとは、例えば班の配属のときに「興味があること(What)」はもちろん、それ以外にも
・どういうときにモチベを感じるか(Why)
・性格特性(How)
などの個人の特性などももっと考慮して班を配属したらもっと良くなったかなと思っています。

今後について

さて、このビヨンドコロナライブの終了とともに、僕の学生生活も残り半年となりました。
残り半年になり、僕もやりたいことは全てやりきって、下の代に継承できるものは全部出してから卒業しようと思っています。

じゃあ最後に何がしたいのか?ということを考えてみたときに今回のライブを振り返って改めて思ったことは僕は「人の個性」とか「発想」の「表現」が好きだということです。

今回のライブでも、大学生や高校生たちが自分たちで考えた企画が「番組」として形になり、僕には思いもつかないような「8時間駅伝」「Vtuber」「ジェンダー」「フェミニズム」などたくさんのテーマで集まりました。

そういったみんなが考えていることや思いを輝かせ、1つに集まる機会を最後作り、心に刺さる形にして世の中に発信してみたい。
そういうことを最後にやってみたいな、そう思いながら次の企画を考えています。

残り半年しかありませんが、卒業までに形にすることを目指します。
もちろん修論もありますし、その他卒業へ向けて色々やることが出てきそうなので、そちらも大事に。
どこまで行けるのか、半年後が楽しみです!

協力者・仲間をBCFではさらに募集中ですので、以下のお問い合わせフォームなどよりご連絡いただければと思います。

https://beyond-corona-forum.online


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