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島で、働く1年間|海士の魅力に惹かれて飛び込んでみたら

連載:島で、働く1年間、今回も「大人の島留学」という制度で島暮らしをしながら、株式会社海士で働いているメンバーにその制度の魅力や島での暮らし方をお伺いしました。


▪️まず、自己紹介をお願いします。
 杉谷駿と申します。「セントラル亭」と「タビマエ」チームに所属しており、飲食店における様々な業務と、Entôや島のアクティビティの予約手配などを行っています。

▪️どのような経緯で「島留学」にたどり着いたのですか?
一昨年の初夏に移住検討ツアーに参加して海士町を訪れ、海士町の魅力に惹かれて島留学への参画を決意しました。元々観光や地方創生に強い興味があり、実際に地方に飛び込みたいという気持ちを後押しされました。

移住ツアーにて島の方のおうちでご飯🍚

▪️普段はどういったお仕事をされているんでしょうか?
港の玄関口にある飲食店「セントラル亭」のスタッフとしてホールやキッチンの基本的な業務を行うとともに、様々なお店の裏方的な業務のお手伝いも行っております。
「タビマエ」では、隠岐の島旅という観光サイトを通して島内のアクティビティや宿泊施設の予約をしてくださるお客様や、Entôに宿泊するお客様に対してのコンシェルジュ業務を行っています。

セントラル亭で開催された沖縄イベント🍉

▪️これからどんなことに挑戦していきたいですか?
今後は海士町で得た経験を活かして、日本の様々な地域において新しい価値の創出を目指して地域の人に喜んでいただけるような挑戦をしていきたいと考えています。

▪️島留学期間で自分主導で挑戦したり何かを始めたエピソードはありますか?また、やってみたいことはありますか?
シェアハウスの共益費の管理や、崎地区の島留学生用のシフト表を作成したりしました。
 
また、自分を含めた若者の間でソフトテニスをやりたいという声が多かったので、人を集めてソフトテニスの会(?笑)を結成しました。友人の協力もあり、現在も定期的にコートを借りて練習をしています。

不定期で開催されるソフトテニス会🎾

▪️島で暮らしていて、「島ならではだな〜」と感じたエピソードはありますか?
本土から来た友人に島内を案内したことがあるのですが、いろいろな場所でたくさんの人に声をかけられまくり、「知り合いが多すぎる」と驚かれました。都会で暮らしていると、たまたま友人とばったり出会うと嬉しかったりしませんか?それがここでは当たり前の出来事です。笑

本土から来た友人と島前を観光🚢


 あとはやはり、たくさんのイベントやお祭りと散歩が楽しすぎることはこの島に来て本当に嬉しかったことですね。お祭りで地区の人たちとわいわいしたり、商店に寄っておばちゃんと談話して、買ったお菓子や飲み物を持って海沿いでのんびりする時間は何物にも代えがたいです。

商店で貰ったビールを片手に散歩🚶

▪️島留学生として来島してよかったな、と感じたエピソードはありますか?
島留学生に限らずですが、この島では色々な仕事に挑戦するチャンスがたくさん転がっています。やってみたい!と感じたことを思い切って誰かに相談したら、実現させることができるかもしれません。

 島留学生としては、シェアメイトや同期の存在は本当に大きいです。私は、新卒という身分で島留学に参画したので、今後のキャリアや人生のことなど、沢山の悩みが湧き出てきます。そんな悩みを相談できる同じ立場の仲間が多くいるのは、大変ありがたい環境です。こんな真面目なことも言えますが、実際のところは集まって、一緒にご飯を食べて、騒いで、心の底から笑いあえる友人が出来たことがこの1年で得られた大きな財産だと思います。

シェアメイトとのご飯会🍰

▪️島留学・島体験が気になっている方々にぜひメッセージをお願いいたします!
先ほども少し触れましたが、私は新卒で島留学に参加したのでキャリア的な面で色々な不安がありました。しかし、少し大袈裟ですが人生を変えるような素敵な出会いがたくさんあり、今では寧ろ島留学の経験が今後も自分の強みになると考えています。興味が湧いたら即行動!というわけにはいかないかもしれませんが、就活や転職で悩んだ時、島留学・島体験を選択肢の一つとして頭の片隅に入れておくと心に余裕ができるかと思います。

現在、募集中の移住ツアーについて🏝️

大人の島留学について興味のある方はこちら🚢