朝8時30分

朝8時30分

今、私は住んでいる家のカフェスペースにいる。午後からのお仕事のことやろうと思ってこのカフェスペースに来たのだけど、あまりにも気持ちがいいからノートに書きたくなった。言葉を書いている時に、その空間をより感じることができるから。

カフェスペースに来て、横幅2メートルくらいあるだろう大きな窓をあけた。窓の向こうには、お庭がある。お庭をぼーっと眺めると、いつも手入れをしている大家さんの姿が浮かんでくる。目線をどこに移しても、美しい景色が広がっている。甘夏の木、梅の木、ハーブ。完熟した梅をとった時に「かわいいー」と言っていた大家さんの姿が浮かんでくる。心地よい思い出。


そして、椅子に座ると、視界には机、床の材質、柱、本が目に飛び込んでくる。全て大家さんのチョイスだ。床の材質一つとっても、大家さんのこだわりを感じる。いくつもある中から、大家さんが「これだ」と思うものを一点一点選んだのだろうな。そんなことに思いを馳せると、その奥にある大家さんのどでかい愛情を感じずにはいられない。


小さな看板で場所も分かりにくいカフェだけど、たどり着く人ぞ辿り着くカフェ。この週末もカフェはオープンする。


NATSUKI

いいなと思ったら応援しよう!