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41歳で普通自動二輪に挑戦②

画像は1限目で初めて跨がって秒で転倒した際にひん曲げてしまったブレーキ。
大丈夫!!こんなのすぐ調整出来るから!!と教官は話していたのにずっと曲がったままだし、なんなら私の教習は毎度このひん曲がった4号車なのだった。

余談だが私は教習所に通い始めた事を職場の同僚や親友、両親に秘密にしている。心配されそうだし取得まで絶対半年はかかりそうだったから。というのは3割ぐらい。突然報告して驚かせ、誉められる事がめっきり減ったカラカラの日々に羨望の眼差しで潤いを与えたいから。が7割。
ミーハーは格好つけなのだ。

前述したように同僚は全員ライダー。
なんなら「乗りたい!!!!」と思ったのも彼らがキッカケの1つでもあった。毎朝颯爽と愛車で店先に乗り付けヘルメットを抱えて歩いてくる姿は3割増で輝いて見えた。正直なところ······

そんな彼らにバイクの事、めっ···ちゃくちゃ聞きてぇ!!!!!!

教習所での出来事をゼロから100まで逐一報告しては有難い助言を授かりてぇ!!!!!!!

と疼いているし、つい吐き出しそうになる覚えたての(実は意味よく分かってない)バイク用語を幾度となく噛み砕き、よく咀嚼して一気に飲み込んでいる。

誰かに話してくて堪らない初めて教習を受けたのはなんと入校してから約2週間後だった。1ヵ月待ったリトルカブも奇しくも初教習の午前中に納車。カブも中型も初見さんなのに気分は玄人2台持ち。
そう。ミーハーは欲張りでもあるのだ。

時間より30分早く、スニーカーソックスで教習はご法度というルールを知らず長袖長ズボンにグローブとバッチリ決めたつもりで教習券を受付に出し二輪の待合室へ。後に相棒となる4号車も並ぶ教習車を眺めその時を待った。

時間になると細身で背が高く恐らく歳下であろう優しげな面持ちの教官が現れ、プロテクターやビブの着用など教習前の説明を受けたあと4号車を押しながらコース中央へ···。

遂に私の挑戦が本格的に幕を開けた。 
なってやるんだ。中年女子ライダーに。

とりあえず



3回転けた。

 

がんばれ。自分。

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