指切りの約束
きみとすごしたこの3日間はとても刹那で
瞬きしたらなくなっちゃって 脆かった。
あれほど楽しみにしていたはずなのに
実際はほとんど覚えてなくて
72時間もあったはずなのに、頭で覚えているのは
触れ合っていたほんの一部だけで悲しかった。
きみに触れた夜はとても薄くて、
それなのに0.03mmの壁が大きかった。
首につけた小さな跡は
奇跡的にハートの形をしていて
それも運命だと思いたかった
あ、あとね わざと見える位置につけたんだよ
一生私のモノっていうしるしが欲しくて
頑張ったけどね、上手く付かなかった。
きっと2日後には消えちゃうね
きみはわたしと出会ったこと
忘れないでいてくれる?
こうやって2人 抱き合った夜も
おはようって言い合った朝も スープの味も
手を繋いで歩いたあの道も 景色も全部
些細なことでもきみと過ごせば大切な記憶になる
思い出せなくなる日が来るなんて
考えたくないけど わたし、忘れっぽいから、笑
代わりにきみが覚えていて私に教えてね
何度も聞くと思うから、その度ちゃんと答えてね
それと これだけは約束して。
好きには 好きで答えてね 大好きには 大好きで
愛してるって言ったら 結婚しようって答えてね
ずっとなんてないけどさ
わたしたち ずっと一緒にいようね。