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サラリーマンという生き方についての考察

「自己破産対策支援協会認定アドバイザー
あまいち」として、
法人・個人問わず借金解決の相談に乗ってます。

このブログの長い読者さんなら僕の事を「サラリーマン否定派」だと感じられる方もいるかも知れません。

確かに借金解決においては、サラリーマンを辞める事(転職も含む)が差し押さえ回避には超強力なファクターである事は間違いありません。

でも、僕は肯定派でも否定派でもありません。

どちらかと言えば少し肯定派寄りの中立的立場とでも言いましょうか。。。



インターネットの普及により「個」の発信力が強まってきている昨今、インフルエンサーと呼ばれる人種の中にはサラリーマンの事を「社畜」と揶揄する風潮が高まっています。

巷に溢れるビジネス本も「依存からの脱却」みたいな論調で副業・起業を推奨するものばかりですが、僕に借金相談されるサラリーマンの過半数は副業の失敗が原因なのは紛れも無い事実です。



僕は今でこそ自営でやっていけてるものの、大学を出て20年近くはサラリーマンを経験しています。

社会に出てからの経験年数は、いまだにサラリーマンのほうが自営の数倍です。

還暦近くにならないと自営の年数は逆転しません(笑)

でも、僕の発言が否定派の様に受け取られるのは「自分に向いていない」と思っているからではないでしょうか。



人間には向き・不向きがあります。

たまたま僕にはサラリーマンというスタイルが向いていなかったというだけ。

向いていないと気づいた瞬間に組織を飛び出していました(笑)



でも、サラリーマン時代は月に数億円単位の予算を預けられ、世の中を動かす様な大きなプロジェクトの責任者を何度もやらせてもらいました。

これは中小企業レベルでは経営者でも有り得ない事。

ましてや失敗しようものなら中小企業では一発アウトです。

この様な経験はサラリーマンじゃないとできません。



そして一番の魅力は「固定給」です。

さしたる業績をあげられない月があっても、決まった日に決まった金額が入ってくるありがたさは、自営になってすぐにひしひしと感じました。



僕がサラリーマンを辞めた一番の理由は「自分の力を試したかった」のです。

組織、特に僕の場合は大企業にいると、どうしても自分の力を錯覚しがちです。

世間が僕の言う事を聞いてくれるのは背中に大きな看板やブランドを背負っているから。

その看板を外した時に自分ブランドでどれだけ勝負できるか試したかったんですよね。



カッコ良く言うとそういう事なんですが、実際は「バカな上司より稼ぎたかった」だけです(笑)



サラリーマンを離れてみると、サラリーマンというのはスゴい人達だという事に気づきます。

毎日、数多のルーティンをストイックにこなす姿は僕には到底真似ができません。

これホント、嫌味とかではなく、心底尊敬しています。

僕の場合、、、まず、毎朝同じ時間に起きられませんから(笑)



今でもサラリーマン時代の同僚・先輩・後輩と飲みに行く事もあります。

そうすると言われるんですよ、「お前はスゴいよな」って。

で、次に続くのは「オレにはそんな能力ないから、サラリーマンを続けるしかないんだ」と。

いやいや、僕から言わせれば逆です。



「社長」といえば聞こえは良いかもしれませんが、「社長」という職業は自分で宣言すれば誰でもなれます。

(それが続くかどうかは別としまして)

一方、サラリーマンになるには、所定の面接を受けて、第三者の客観的評価を受けなければいけません。

そして、「社長」という人種は、大概変わり者で協調性が無く、人格的に欠落しているところがたくさんあるから「社長」という職業しか選べないんです。

世の中の実に89%の人達はサラリーマンだそうです。

主流になれない人達が「社長」になっているだけの事です。



これだけ世の中の主流を行っているサラリーマンですが、近頃は「働き方改革」「副業解禁元年」など言われ、「会社=安定」という図式が崩れつつありますね。

あなたも「10年後に無くなる仕事」という資料を一度は目にした事があると思います。

でも、今の仕事がすぐに無くなる訳ではありませんから、その「安定」は当面本業としてキープしつつも、「並列」で別の経歴を持っておく必要はありそうですね。

「パラレルキャリア」ってやつです。

この言葉はP.F.ドラッカー氏が1999年に発表した著書『明日を支配するもの』内で提唱した、これからの社会における生き方の1つであり、働くということに対する考え方です。

日本語にすると「(副業ではなく)複業」あたりが的確でしょうか。

キャリアを日本語に訳すと「経歴」とか「職歴」という事ですが、今すぐ「キャリア=収入」に結びつけなくても良いと思います。

とりあえず、好きな事・得意な事・使命感を感じる事など、何でも構いません。

それを深掘りしていけばマネタイズの方法はいくらでも出てくるでしょう。



僕がまだサラリーマンだった、かれこれ15〜16年前、、、

大学の部活からゴルフが趣味で、何事も「道具に凝る」タイプだった僕は極度のクラブマニアで、話題のクラブとかプロが使って優勝したクラブは必ず手中に収めたいタイプでした。

家の中にはゴルフクラブが溢れ、家族の手前、処分に困った時に、当時まだ出始めのネットオークションに出会いました。

使わなくなったクラブはネットオークションで売って、そのお金でまた新しいクラブを買い、どんどんネットオークションの面白さにハマっていきました。

お金にはなるし、新しいクラブは躊躇なく買えるし、その魅力に取り憑かれるまでに長い時間は要しませんでした。

そうしている間に、今度は本場アメリカのツアーで流行っているクラブが欲しくなり輸入のスキルを身に着ける事になります。

今みたいに並行輸入モノがまだ無い時代でしたので、純正品より安い並行輸入モノはネットオークションで飛ぶ様に売れました。



それはゴルフクラブだけに止まらず、次は家電製品やデジタルガジェットに波及していきます。

その時すでにテンションが上がりまくっていた僕は、中古品をプロとして扱う為に会社を起こして古物商を取得する事になります。

古物商だけが出入りできる「古物市場」に行っては、自分の欲しいものを物色して仕入れて、使い飽きたらネットオークションで売りさばいての繰り返しです。

そして、サラリーマンをやりつつも、当時赴任していた大阪でリサイクルショップを開く事になります。

そこからは中古品全般を扱うショップになっていきましたが、副業でやるにはあまりに扱い量が増えた為、数量を減らそうと思ったら単価を上げるしかなく、これまた僕の大好きなアイテムである「車」に参入する事になります。



この時、30代半ばだった僕のサラリーマンの年収は約1千万円、、、副業も同じくらいの収入があったので、毎晩会社の同僚や後輩を連れて飲みに行っては、僕が全部払っていました。

その頃はまだ副業が会社で禁止されていた時代でした。

副業の事実がバレれば重いペナルティを課せられます。

気心の知れた会社の仲間は全員、僕が副業をやっている事を知っていましたが、飲み代は全部僕が奢っていたので、僕の副業を会社に通報する輩は誰一人としていませんでした(笑)

そうこうしている間に、当時の直属の上司が副業の事を知る事になりますが、上司の飲み代も僕が出したりしていましたし、僕が罰せられると上司も管理不行き届きで罰せられるので、僕の副業は上司も巻き込んで組織ぐるみで隠蔽される事になります(爆笑)



こうして僕の発言が社内外問わずまかり通る様になり、「やり尽くした感」でいっぱいになり、次へのステップのためサラリーマンを辞める事になります。

全ては「ゴルフが好きだった事」がきっかけです。



現在サラリーマンのかたで、嫌いな仕事を強いられて鬱憤だけが蓄積されている方も多い事でしょう。

でも、少しだけ外に眼を向ければ必ず熱中できる事があるはずですから、そこから糸口が見えてくるでしょう。

なにも無理にサラリーマンを辞める必要はありません。

好きな事に没頭できれば視野も広がり、サラリーマンの仕事にも有利に働く事と思います。

肩書きや経歴はいくつあっても困りません。

むしろ複数あれば、それの掛け算で相乗効果が生まれます。

サラリーマンの方も、自営の方も、パラレルキャリア。。。意識してみてくださいね。



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